“AIは同僚”って言えるか?
パナソニック コネクトが社内AI活用で年間44.8万時間を削減──って、もう人が何人分か分からないレベルです。
「ChatGPTで検索」から「業務、丸っとお願い」へ
2024年、パナソニック コネクトが社内で運用していたAIアシスタント「ConnectAI」。その導入効果が発表されました。
✅ 社員の月間利用率 49.1%
✅ 1回平均28分の業務短縮
✅ 年間44.8万時間の削減効果!
もはや「ちょっと聞いてみる」レベルじゃなく、「あれ頼んでおいて」レベルの使い方にシフトしています。これ、AIとの付き合い方が“質的に”変わってきてる証拠です。
AIは「ツール」から「頼れる相棒」へ
では実際、何を頼んでいるのかというと──
- コード全体のリファクタリング(つまり、AIがコードを“いい感じ”に書き直してくれる)
- 作業手順書や資料レビューの自動化
- 業務プロセスの一連タスクの自動実行
これって、単なるチャットボットやRPAではなく、自律的に“考えて動く”AIエージェント的な役割ですよね。
要はこう:AIは「道具」から「チームの一員」になりつつある
40代エンジニアに突きつけられる問い
ここで僕たち世代、40代エンジニアに突きつけられる問いがあります。
“AIに仕事を奪われるか” ではなく、
“AIに仕事を任せられる人になれるか?”
つまり、自分の業務を構造化して「AIが処理できる形」に落とし込めるかどうか。これが鍵になります。
スキルと視点のアップデートが急務
では、どうやってその力をつけていけばいいのか。ヒントはこの3つ:
- 業務を棚卸しして「指示書化しやすいもの」からAIに頼む
└ Excelの集計?週報のひな型?なんでも試す価値ありです。 - 人とAIのアウトプット比較→差分を分析して“学習日誌”化
└ 差分の「なぜ?」を掘ることで、プロンプトや設計が進化します。 - 情報セキュリティと“仲良くなる”
└ AI活用はルール整備とセット。まずはログの取り扱いや機密区分を明確に。
ベテランが持つ“業務の勘所”こそ、AI活用の設計図。
逆に言うと、そこが無いとAIは迷子になります。
【まとめ】AI時代のキャリアTIP
“AIに任せる力”が、新しいリーダーシップになる。
まずは自分の1日を30分単位で記録して、AIに任せられそうな仕事を3つ書き出してみましょう。
設計図を描ける人こそ、AI時代の主役です。
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