「もう別タブ開かなくていいんです」
Search Console Insights(SCI)って、便利だけど…正直“別画面感”ありましたよね?あのちょっとした手間が、毎日の習慣化を妨げていた。そんな SCI が、2025 年 6 月、ついに本体へ完全統合されました!
SCI 完全統合で何が変わった?
まず大前提。Search Console Insights(SCI)は、ブログやコンテンツ運営者向けに、
Google Analytics と Search Console のデータを直感的に読めるようまとめた“ダッシュボード”
でした。ベータ版として 2021 年にリリースされ、多くの方が愛用していたものの、独立 UI のため「Search Console に戻るのが面倒」という声がチラホラ…(僕もその一人)。
それが、2025 年 6 月 30 日の公式アナウンスで本体に統合され、“Insights レポート”として再登場。UI はすっきり一体化し、こんなメリットが生まれました:
✅ サイドバーに Insights が常駐 → 他レポートとワンクリックで行き来可能。
✅ 権限管理が Search Console 基準に統一 → 招待や権限付与の手間が激減。
✅ URL 単位での共有が可能に → チームレビューもサクサク。
要はこう、「日常使いできるツールに進化した」という感じです。
新 UI、何が見えるの?
統合後の Insights レポートでは、以下のような“見やすいカード型”で情報が整理されています。
- Total Clicks / Impressions:28日間の増減がグラフで一目瞭然。アルゴリズム更新の影響やキャンペーン効果も発見しやすい。
- Top Pages(Trending Up / Down ラベル付き):
- 上がった記事 → 追記やリンク追加で更にブースト
- 下がった記事 → リライト候補として要チェック
- Top Queries(Trending):検索ワードの上昇・下降をチェック。新記事のヒントやリライト方向性に直結。
- Achievements(成果カード):クリック1万達成などの節目が自動表示。チームのテンションもUP。
まるで“子どもの成長グラフ”を見るような楽しさ。数字が語ってくれるから、朝イチに眺めるだけで次の一手が浮かびます。
はじめ方&チェックポイント(初回 10 分で OK)
- Search Console 左メニュー → Insights をクリック
- 表示されない場合は数日後に再チェック。
- 表示期間を確認(デフォルト28日)
- 7日 or 90日に切り替え可能。更新頻度に合わせて調整を。
- Top Pages → Trending Down をメモ
- 詳細ボタンから個別ページの状況を掘り下げ。インデックスや CWV(Core Web Vitals)も確認可。
- Top Queries の Trending Up を転記
- Notion やスプレッドシートでキープし、関連語を洗い出してネタ帳に。
- Achievements は Zapier でチームに自動通知
- Slack 連携などで“地味に嬉しい成果”をシェア!
即効で使える!運営テク 3 連発
1. リライト優先度の見極め
- Trending Down & CTR < 1% → タイトルとメタディスクリプションの見直しが急務。
2. 新記事テーマの抽出
- Trending Up のクエリを Google トレンドで直近7日比較。
- 急上昇なら“速報ネタ”に即活用。
3. Core Update 対応
- Insights でクリック数が前週比 −30%以上のページは、Google検索ステータスダッシュボード(https://status.search.google.com)でコアアップデート確認を。
「やられた…」と嘆く前に、まず事実確認を。
まとめ
SCI は、データを見る場所から“動くためのハブ”に進化しました。
UI 統合で毎日の習慣がぐっと楽に。トレンド表示で迷わずアクション。チームとも成果を共有しやすい。まだ段階的ロールアウト中ですが、ベータ版 URL も2025年8月以降に自動リダイレクトされる予定とのこと。
今のうちにアクセスして、「毎朝1分で方針が決まる」を体感してみてください。
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