生成AI使ってる人、増えたけど……世界の波にはまだ乗れてない。
社内で「ChatGPTって結局何ができるの?」って聞かれて詰まった、そんな経験ありませんか? 実は今、日本は世界から見て“試してるだけの国”になりつつあります。
日本の利用者、前年比3倍。でも……
総務省の「令和7年版 情報通信白書」によると、日本で生成AIを使ったことがある人は26.7%。去年の約3倍と聞くと「おお、伸びてる!」と思いがちですが、実はアメリカは68.8%、中国は81.2%。世界の先頭集団とはまだ大きな差があります。
しかも、企業で生成AI活用の方針を定めたのは50%。中小企業に限ればわずか34%。つまり、半分以上の企業が「まだ方針も決めていない」状況なんですね。
なぜ遅れている?40代エンジニアにこそ響く理由
理由はいくつかありますが、特に中堅・中小企業で働く40代エンジニアにとって思い当たるフシ、あるのではないでしょうか。
- システムが古すぎて、そもそもAI連携の余地がない
- セキュリティやガバナンスの責任が曖昧で、踏み出しにくい
- 若手が少なく、誰かが教えてくれる環境がない
わたしもかつて「自動化したいけど、業務が属人化しすぎてて難しい」なんて言い訳してた側でした。ええ、耳が痛い……。
でも裏を返せば、“伸びしろ”だらけ
この状況、むしろチャンスです。今、生成AIの基礎を押さえて社内業務に小さく導入できる人材は、実はかなり希少。
たとえば
✅ Python
や API連携
の基本を使って、ChatGPTで社内ドキュメントのたたき台を作る
✅ テスト自動化やレビュー支援など、地味だけど確実に効く業務に組み込む
✅ 成果が数字で見えるタスクから始めて、「AIのROI(費用対効果)」を見せる
こうした“スモールスタート”を実践できる40代は、フリーランスでも副業でも重宝されます。実際、今「AI活用設計」みたいな案件、かなり増えてます。
キャリア戦略としての生成AI活用
大事なのは、“ただ使う”ではなく“使って価値を出せる人”になること。そのためには:
- 自分の業務プロセスをAIに見せて改善点を洗い出す
- 数十分でもいいから、毎日AIツールに触る
- 「うまくいった」「これは無理だった」をログ化する
これだけでも半年後、「この人、AIと共存できてるな」と周囲から見られます。仕事が速い人=AIを自然に使える人、という評価軸はもう来てます。
まとめ
“AIを動かす人”になる準備、まだ間に合う。今こそ一歩。
今日から始めるなら、まず「自分の業務をChatGPTで要約 → 改善案を10個出してもらう」ところから。
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