「気づいたら夜22時、でもタスクは山積み」——それ、あなただけじゃありません。
Slackもメールも“ピコン”の嵐。子どもを寝かせたら、またノートPCに向かってる…そんな毎日が当たり前になっていませんか?
インフィニットワークデーがやってきた
生成AIとリモートワークが当たり前になった今、実は私たちの働き方にも“副作用”が出てきています。それが インフィニットワークデー(終わらない勤務時間)というリスク。
「どこでも働ける」は裏を返せば「いつまでも働ける」。便利さの裏で、じわじわと“集中力”と“余白”が奪われているんです。
最新データが示す「危ない兆候」
2025年6月、Microsoftが世界中のMicrosoft 365ユーザーの行動データを分析したところ——
- 通知は平均2分おきに到来。
- 朝6時前にメールを確認する人が40%。
これ、つまり “深い仕事”ができない体質になってるということ。
さらにUpworkの調査(2025年7月)では、AI活用で生産性が40%アップした人たちのうち、88%が「燃え尽きた」と自覚しているという衝撃の数字も。
国内でも、65万人を対象にした調査で、高ストレス者が全業界平均で12%超。これは過去最高値だそうです(PR TIMES 2025/7/4)。
極めつけは英国・The Times(2025/7/10)の報道。
「毎日ちゃんと昼休みを取っている人は、たった36%」
これ、実は自分にもグサッと刺さりました…。昼はパンかじりながらコード書いてる…なんて、ザラですよね。
中堅エンジニアは“二重負荷”のど真ん中
特に40代のエンジニアは「中堅で責任増」「家庭で子育て真っ盛り」のダブルパンチ。放っておくと、
集中力ダウン → 品質ミス → 評価ダウン
という バッドスパイラルに陥りかねません。
デジタル・マインドフルな3層ライフハック
ここからは、「インフィニットワークデー」を断ち切るための実践アイデアを3つのレイヤーで紹介します。
① デジタル・クワイエット(静けさを取り戻す)
✅ 通知は絞る設定に:
- チャットは
@メンション
のみポップアップ - メールは15分ごとのバッチ受信
✅ 読む前に要点を掴む:
- CopilotやChatGPTに「メールや資料の要約」を依頼。
- “全部読む前に要点だけ” で処理時間を半減!
② マイクロブレイク戦略(集中力の再起動)
✅ 90〜120分ごとに3〜5分の小休憩をタイマーで:
- 立つ・伸ばす・水を飲む、の3アクションを必ずセット。
- 迷走神経が刺激され、ストレスホルモンが下がります。
✅ 「昼休みブロック」の実験:
- 英Seen Presents社では、45分の昼休みを全員カレンダーに予約。
- 「食べながら仕事」から、“食べることに集中”へ。
③ AI × メンタルセルフケア(コントロール感の再構築)
✅ 毎朝の「棚卸しプロンプト」:
- ChatGPTに「今日やるべきことを3つに絞って」相談。
- タスク山脈に飲まれる前に、“終業宣言”の見通しを。
✅ 高ストレスの見える化:
- 会社のメンタルチェック or 5分セルフ診断(厚労省の「こころの耳」など)で把握。
- 結果次第で、産業医や社外相談窓口へ直行ルートを確保。
まとめ
「休む勇気が、最高の生産性バフ」
まずは今日、「25分集中→5分休憩」の1セットだけでも試してみてください。心拍と頭のスッキリ感、きっと変わりますよ。
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