結論:2559の中身はMSCI ACWIの構成比でほぼ決まる。上位10銘柄で約24.7%、国別では米国が約64%と偏りも一発で見える。この記事では、上位10・国別/セクター比率の読み方、入替ルールの要点、そしてPCF/開示で2559の実保有を確認する方法まで整理する。

上位10銘柄+国別比率表
ここからは、MSCI ACWIのTop10(2025-12-31)。
2559はこの指数に連動を目指すので、「2559の中身の骨格」としてはこれを見るのが一番早い。
| 順位 | 銘柄 | 構成比 |
|---|---|---|
| 1 | NVIDIA | 4.87% |
| 2 | Apple | 4.33% |
| 3 | Microsoft | 3.67% |
| 4 | Amazon.com | 2.38% |
| 5 | Alphabet A | 1.96% |
| 6 | Broadcom | 1.67% |
| 7 | Alphabet C | 1.65% |
| 8 | Meta Platforms A | 1.54% |
| 9 | Tesla | 1.36% |
| 10 | Taiwan Semiconductor Mfg(TSMC) | 1.31% |
上位10合計は約24.7%。
(個別比率が小数第2位で丸められてるので、細かい端数に完全一致を求めるのはやめよう。数字に厳しい読者ほど、そこは分かってる。)
国別比率(開示例:2025-09-30)
| 順位 | 国 | 比率 |
|---|---|---|
| 1 | 米国 | 64.48% |
| 2 | 日本 | 4.82% |
| 3 | 中国 | 3.33% |
| 4 | 英国 | 3.19% |
| 5 | カナダ | 2.92% |
| 6 | フランス | 2.36% |
| 7 | ドイツ | 2.13% |
| 8 | 台湾 | 2.09% |
| 9 | スイス | 2.00% |
| 10 | インド | 1.63% |
| その他 | 11.05% |
- 上位3合計(米国+日本+中国):72.63%
- つまり「全世界」って言いながら、実態は米国が主役。まぁ、そういう設計。
2559の中身の前提:MSCI ACWIは「全世界」だけど、均等じゃない
MSCI ACWIは、先進国・新興国にまたがる大型・中型株を集めた指数で、世界の投資可能な株式の約85%をカバーするとされています。
そして、時価総額加重。つまり、企業規模が大きいほど指数内の存在感が増える。
結果として、世界最大級企業が多い米国の比重がデカくなる。まぁ、そういう設計だな。
なお、MSCI公表の構成銘柄数は2,517(2025-12-31時点)。ここは数字を固定しておく。
米国比率が高い理由(結論:時価総額加重)
理由はシンプルで、時価総額加重だから。
NVIDIA、Apple、Microsoftみたいな「世界のデカい会社」が、世界株指数の上位に並ぶ。その結果、2559でも“米国テック寄り”に見えやすい。
ただし、上位10で約4分の1。
極端に少数銘柄だけで動く指数じゃないが、大型株の値動きが指数全体に効きやすいのは事実だ。でかい船は、ちょっと舵を切るだけでも波が立つ。
セクター比率
同じくFact Sheetのセクター内訳(2025-09-30時点)。
| 順位 | セクター | 比率 |
|---|---|---|
| 1 | 情報技術 | 27.09% |
| 2 | 金融 | 17.34% |
| 3 | 資本財・サービス(Industrials) | 10.69% |
| 4 | 一般消費財 | 10.63% |
| 5 | コミュニケーション | 8.80% |
| 6 | ヘルスケア | 8.48% |
| 7 | 生活必需品 | 5.26% |
| 8 | 素材 | 3.57% |
| 9 | エネルギー | 3.45% |
| 10 | 公益 | 2.54% |
| その他 | 2.15% |
ここで一回、束ねて見る。
- 情報技術+コミュニケーション+一般消費財=46.52%
テック周辺(+プラットフォーム系)が好調だと指数が走りやすく、逆だと空気が冷える。
分散してても、主役が偏ってる舞台はある。
組入銘柄はどのように決まるのか(=指数のルール)
2559はMSCI ACWIへの連動を目指す以上、基本はMSCIの指数ルールに従って入れ替えが起こる。で、ここがモヤいと信用が落ちるから言い切る。
MSCIの定期レビューは年4回(2月・5月・8月・11月)。
例として2026年は、
- 2/10発表 → 3/2反映
- 5/12発表 → 6/1反映
- 8/12発表 → 9/1反映
のように日程が公開されている。
まぁ、指数ってのは放置じゃなくて、ちゃんと手入れされてる。
いちばん大事:2559そのものの中身はどこで確認する?
2559の実際の中身は、基本 PCF と 運用会社(や取引所)の開示で追うのが筋だ。
PCFは、ETFが持っている銘柄や数量をまとめたファイルで、東証の「インディカティブNAV・PCF情報」から見られる。
ただし注意点がある。PCFは「いまこの瞬間の完全な保有」をそのまま写したものじゃなくて、前営業日時点のファイルをもとに整備して公表される性質がある。だから週末や市場が閉まってるときに見て「更新されてない」「出てこない」みたいになるのは、わりと仕様だ。
(さらに、障害などで公表や配信が遅れたり止まったりする場合もある、と明記されてる。)
なので、記事としてはこう整理しておくのが安全だな。
- 「指数の構成比」=骨格(MSCI公式)
- 「ETFの実保有」=PCF/運用会社・取引所の開示で確認(ズレを潰す本丸)
参考までに、東証の銘柄資料(2559のPDF)には、作成日時点の「ファンド組入銘柄(例)」も載っている。まず雰囲気を掴むならこれが手っ取り早い。
まとめ
2559は、MSCI ACWIへの連動を目指す全世界株ETFだ。指数の構成銘柄数は2,517(2025-12-31時点)。
上位にはNVIDIA、Apple、Microsoftなどの大型株が並び、上位10で約24.7%。広く分散してはいるが、大型株の動きが効きやすい。
また「全世界」といっても偏りは残る。国別では米国、セクターでは情報技術の比率が高めになりやすい。
指数は年4回(2・5・8・11月)見直され、銘柄や比率が調整される。
そして一番大事なのは、2559の実際の中身はPCFや運用会社の開示で確認すること。
指数とズレることがあるからだ。
「全世界」という言葉に安心する前に、中身を一度だけ見ておく。
それだけで、だいぶ事故は減る。




