【1494・組込銘柄】配当貴族ETFを中身と指数ルール解説(2026)

日本株の高配当投資って、ひと昔前は「利回りが高い=正義」みたいな空気があったと思う。

でも最近は少しずつ、「その配当、ちゃんと続けられる会社なのか?」で選ぶ方向に寄ってきた。まあ、当たり前といえば当たり前なんだけど、ここが意外と難しい。

そんな中で One ETF 高配当日本株(1494) は、配当を出し続けた“実績”を入口にする指数に連動しているのが特徴。ここが、単なる高利回り系とちょっと違うところ。

この記事では、1494が連動する S&P/JPX 配当貴族指数 のルールを軸に、

  • 組入銘柄がどう決まるのか
  • なぜ分散が効きやすいのか
  • メリットと注意点はどこか

このあたりを整理していく。

ただし、数値や組入銘柄は普通に入れ替わる。ここはもう、そういうもの。

最終確認は、運用会社の月次レポート、目論見書、指数ファクトシートで。

参考資料
1494 ファンド情報ページ 運用会社
1494 月次レポート PDF
1494 交付目論見書 PDF
S&P/JPX 配当貴族指数 指数ページ 指数提供会社
S&P/JPX 配当貴族指数 メソドロジー PDF
指数の概要ページ 日本取引所グループ
1494 東証ETFファクトシート PDF

スポンサーリンク

結論:1494は利回りより配当の継続性を重視する

1494の強みは、利回りが高い銘柄だけを並べないところにある。

まず「配当を長く維持してきた会社」に絞る。そこから利回りが相対的に高い銘柄を選ぶ流れ。順番が逆じゃない、という話。

高配当投資でよくある失敗は、利回りが高く見える銘柄を買った途端に減配して、株価まで一緒に沈むパターン。いわゆる配当トラップ(利回り罠)だ。

1494は指数ルールの入口で「非減配の実績」を求めるので、この罠に入りにくい設計と言える。少なくとも、最初から地雷原に突っ込みにいくタイプではない。

とはいえ、「減配が絶対に起きない」という意味ではない。指数が見ているのは過去の実績であって、未来の保証じゃない。ここは淡々と押さえておきたいところ。

指数ルール:10年以上非減配+時価総額と流動性の基準

S&P/JPX 配当貴族指数は、TOPIX構成銘柄を母集団にしつつ、条件を満たす銘柄だけを残して作るタイプ。

ポイントは二段階。

  1. 配当の実績でふるいにかける
  2. その中から高めの利回りを持つ銘柄を選ぶ

順番が大事で、「まず継続性、次に利回り」という構造になっている。

配当の継続性という強い入口条件

入口で求められるのが、長期間の配当維持(非減配)または増配の実績

日本版は米国版より年数が短い条件とはいえ、それでも日本企業にとっては簡単じゃない。景気後退、災害、世界的ショックみたいな局面で、日本企業は減配を選びやすい傾向があるから。

だからこそ、「10年以上非減配」みたいな条件を置くだけで候補は一気に絞られる。これは、高配当の見せかけを落とすフィルターとして機能する。

用語の補足

  • 非減配:配当を減らさないこと
  • 増配:配当を増やすこと
  • 配当トラップ:利回りが高く見えるが、減配しやすい状態

時価総額と流動性で実用性を担保する

もう一つ重要なのが、時価総額と流動性の条件。

いくら利回りが高くても、売買が少ない銘柄だと価格がぶれやすい。ETFとして組み入れると、売買コストやリバランスの負担も増えて運用が不安定になりやすい。

この条件があることで、極端に小さい銘柄や売買が細い銘柄は入りにくい。結果として、投資家側から見ても扱いやすいポートフォリオになりやすい。地味だけど、ここは効いてくる。

業種比率:30%キャップで分散が効く理由

高配当の日本株って、放っておくとどうしても偏る。銀行、商社、通信あたりに寄りやすいし、相場環境によっては同じ要因(景気・金利・資源)でまとめて揺さぶられる。

そこで効いてくるのが、指数側の上限ルール。30%キャップは、その中でも分かりやすいブレーキ役になる。

制限項目上限設定目的
個別銘柄の構成比率5%特定企業の不祥事や業績悪化が、ポートフォリオ全体を巻き込むのを抑える
特定セクター(GICS分類)30%特定の景気サイクルや金利動向への過度な依存を防ぐ
構成銘柄数50銘柄分散効果と管理効率の“ちょうどいい落としどころ”を維持する

30%キャップが効く場面

高配当セクターは、強いときは強い。でも逆風のときはまとめて苦しくなる。

  • 金利が動くと銀行が揺れる
  • 資源価格が動くと商社や素材が揺れる
  • 規制や競争環境で通信が揺れる

こういう“まとめて同時に来るリスク”を、セクター上限が薄めてくれる。結果として、「当たり外れ」を当てにいく感じが減って、持ち続けやすい形になりやすい。

個別5%上限とのセットが地味に重要

セクターを分けても、結局その中で1社に寄ったら意味が薄い。5%上限があると、仮に主力級の銘柄がコケても、ダメージが限定されやすい。

上位組入の見どころ:配当方針とキャッシュフローで読む(TOP5)

1494の上位銘柄は入れ替わる。ただ、見どころは毎回だいたい同じ。

配当で会社の強さを測るなら、見る順番はこれで十分。

以下は、画像の組入上位5銘柄を簡潔に置いていく。最新の比率は月次レポートで最終確認を。

順位銘柄コード銘柄名構成比連続増配・維持の背景
15076インフロニアHD3.34%インフラ運営によるストック収益
27744ノーリツ鋼機2.72%DOE2.5%の下限設定による安定性
34528小野薬品工業2.71%オプジーボ等による莫大なCF
44044セントラル硝子2.50%化学・ガラスの多角化経営
54516日本新薬2.41%特殊医薬品領域の独占的地位

よくある質問:分配金の受け取り方とチェック項目

Q:分配金は毎月出ますか?

ETFごとに違う。
分配の頻度や権利確定のタイミングは、公式資料で確認しておくのが確実。

Q:利回りはどこを見ればいいですか?

直近の分配だけで判断しない、が基本。
過去の分配推移、指数の設計、コストをセットで見る。分配が多くても、基準価額が下がり続けると総合成績は弱くなりやすい。

Q:何をチェックすれば安心ですか?

最低限、ここは押さえておきたい。

  • 上位銘柄の入れ替えが極端じゃないか
  • セクターの偏りが強くなっていないか
  • コストが同カテゴリで高すぎないか
  • 指数ルールが変わっていないか

まとめ:1494は「配当の質」をルールで買うETF

1494は、利回りの高さだけを追うETFではない。
配当を続けた実績を入口にする指数に連動している点が特徴だ。

さらに、銘柄上限やセクター上限が効くことで、偏りを抑えながら高配当を狙う設計になっている。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

Shoをフォローする
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
日本ETF高配当
スポンサーリンク