結論から言うと、2559は「東証で円で買える、分配金ありのオルカンETF」。
投信オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)と同じ指数に連動するが、
積立・再投資は弱く、売買の自由度と分配金が強みという違いがある。
「2559は投信でよくない?」
「分配金があるけど不利じゃない?」
と迷っている人向けに、違い・コスト・分配金・NISAでの使い方を最短で整理する。

投信オルカン vs 2559(ざっくり比較)
| 比較軸 | 投信オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式) | 2559(オルカンETF) |
|---|---|---|
| 商品タイプ | 投資信託 | ETF |
| 連動指数 | MSCI ACWI | MSCI ACWI |
| 売買方法 | 1日1回(基準価額) | 市場でリアルタイム売買 |
| 積立 | ◎ 自動積立できる | △ 手動(証券会社次第) |
| 分配金 | なし(内部再投資) | あり(年2回) |
| 再投資 | 自動 | 自分で判断 |
| 信託報酬(目安) | かなり低い | Slimよりわずかに高い |
| 向いている人 | 手間を減らしたい人 | 売買・分配金を活かしたい人 |
一言で言うと
- 「ほぼ放置で世界株」→ 投信オルカン
- 「円でETF・分配金も欲しい」→ MAXIS 全世界株式〈オール・カントリー〉上場投信(2559)
2559オルカンETFとは?投信オルカンとの違い
2559(MAXIS 全世界株式〈オール・カントリー〉上場投信)は、
MSCI ACWI(全世界株式指数)に連動するETF。
同じ指数に連動する投資信託が
eMAXIS Slim 全世界株式(通称:投信オルカン)。
中身はほぼ同じでも、使い勝手がまったく違うのがポイント。
- 放置・自動積立 → 投信オルカン
- 円建てETF・分配金・売買 → 2559
ここをどう考えるかで、選択が分かれる。
2559と投信オルカンの違い|積立・売買・分配金
積立のしやすさは投信オルカンが圧勝
投信オルカンは、
- 自動積立
- 分配金の自動再投資
がすべてお任せできる。
「何も考えずに毎月積み立てたい」人には最適。
一方2559はETFなので、
積立は手動(または証券会社の簡易設定)。
再投資も自分で判断する必要がある。
売買の自由度は2559が有利
2559はETFなので、
市場が開いている時間ならリアルタイム売買が可能。
- 下落時に買う
- 上昇時に一部売る
といった判断がしやすいのはETFの強み。
分配金の扱いが最大の違い
投信オルカンは分配金を出さず、内部で自動再投資される。
2559は年2回(6月・12月)に分配金が支払われる仕組み。
ここが迷うポイントになる。
2559のベンチマークMSCI ACWIとは?
MSCI ACWIは、
先進国+新興国を含む世界株式指数。
約40カ国以上・2,000銘柄超で構成され、
Apple、Microsoft、NVIDIAなど米国企業が多くを占める。
注意点として、
米国比率が50%超と高く、
「全世界=均等分散」ではない。
実際の値動きは米国株の影響を強く受ける指数。
国別・業種別比率と構成銘柄の特徴
2559の中身は「全世界」でも均等じゃなく、米国の比率が大きくて、セクターもIT寄りになりやすい。
分散してるつもりでも、米国とハイテクの機嫌に引っ張られる。
2559のデメリットと注意点|S&P500でよくない?
2559のデメリットは主に3つあります。
米国比率が高い
全世界ETFでも、実質は米国依存。
「米国が崩れたらどうする?」というリスクは避けられません。
為替ヘッジなし
円高になるとリターンは削られ、
円安では追い風になります。
為替の影響を受けたくない人には不向きです。
分配金は自動再投資されない
受け取った分配金を
再投資するか・使うかは自己判断になります。
ここで迷う人がよく出すのが、
「それならS&P500(2558)でよくない?」という疑問。
結論としては、
- 米国一本でいい → S&P500
- 新興国も含めたい → 2559
というリスクの出方の違いです。
2559が向いている人・向かない人
2559が向いている人
- 円建てETFで全世界に投資したい
- 分配金を現金で受け取りたい
- 相場に応じて売買したい
向かない人
- 完全放置で積立したい
- 分配金を意識したくない
- 再投資を自動化したい
この場合は、投信オルカンのほうが楽。
まとめ|2559は「投信と何が違うか」で選ぶETF
2559は悪いETFではない。
ただし、投信オルカンと役割が違う。
- 放置・積立・自動再投資 → 投信オルカン
- 円建てETF・分配金・売買 → 2559
「どっちが正解か」ではなく、
自分の使い方に合うかどうかで選ぶのがいい。







