セクター体系

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ヘルスケアセクターのディフェンシブ神話:薬価・規制の落とし穴

「ヘルスケアは誰でも使う。だから景気と関係なく強い」――こう思い込みやすい。たしかに、病気は不況でも起きる。高齢化も止まらない。ここまでは直感どおり。しかし、相場でズレるのはここから。ヘルスケア株が下がる理由は「需要が減るから」よりも、薬価と規制の影響が大きい場面が多い。薬価は「値札」ではなく「手取り単価」薬価は、店頭の値札みたいな話ではない。企業が最終的に受け取る実質の単価(手取り)の話になる。...
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素材セクターと景気の関係は?中国需要・コモディティ・在庫循環で値動きがわかる

素材は、景気が良いと上がって、景気が悪いと下がる。だから「GDPとか景気指数だけ見てればいい」と思いがち。ニュースも、そのノリで語られる。銅や鉄鉱石が上がれば景気回復。下がれば景気後退。たしかに筋は通って見えるけど、あとから理由を並べれば、話はいくらでも作れる。しかし、この単純な見方は転換点で崩れる。景気統計がまだ強そうなのに、素材だけ先に崩れることがある。一方で、景気が弱いのに、素材が先に底を打...
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資本財セクターの読み方|設備投資サイクルと受注・バックログで景気の転換点を先回りする

資本財(設備・機械・インフラのこと)は、景気が良いと上がり、景気が悪いと下がる。だからGDPや景気指数だけ見れば十分。受注なんて決算資料の飾り。こう考える人は多い。実際、ニュースでも「景気敏感株=資本財」とひとくくりにされがちだ。チャートも、それっぽく説明できてしまう。しかし、この読み方のまま相場を見るとズレる。資本財は「売上が出たから上がる」セクターではない。まず押さえたいのは、売上の正体。売上...
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エネルギーセクターは何で動くのか|原油・在庫・政策を「価格×数量×マージン」で読み解く

「エネルギー株は原油価格だけ見ればいい」という考え方。原油が上がれば株も上がる。原油が下がれば株も下がる。そう見てしまう。この見方が広がるのは自然。ニュースもチャートも、WTIやブレントの動きで説明するとラクだから。その結果、「原油が動く=儲けが動く」と見えやすくなる。しかし実際は、そこで止まると外す。原油が上がっているのに、エネルギー株があまり上がらない日がある。一方で、原油が荒れているのに、特...
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一般消費財と生活必需品の違い|景気で「変わる消費・変わらない消費」

個人消費が強ければ、一般消費財も必需品も一緒に上がる。弱ければ、どちらも一緒に下がる。そう考えてしまう。ニュースでも「消費が強い・弱い」でまとめて語られる。統計も消費を一括りに見せがちだ。だから、そう思うのは自然でもある。ただ、相場ではこの見方がズレる瞬間がある。消費には2種類ある。削れる消費と削れない消費まず「削れる消費」。我慢できる、先送りできる支出のこと。外食、旅行、服、家電などがここに入る...
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情報技術(IT)セクターはなぜ金利で崩れるのか|成長期待と利益率で強弱を読む

初心者がハマりやすい勘違いは、だいたいこれ。テックは成長産業。売上が伸びているなら強い。金利はおまけ。未来っぽいサービスで、数字も伸びている。だから株価も上がる。ここまでは直感として合っている。しかし相場では、ITが大きく崩れるときほど「業績が悪くなる前」に起きやすい。なぜなら、先に動くのは金利(お金を借りるコスト)だからだ。そして金利が動くと、成長株に付く値札が変わる。ここがポイント。業績が良く...
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米国金融セクター分析|銀行株を左右するイールドカーブ・NIM・信用スプレッドの見方

金融セクターは景気が良いと上がる。利上げは銀行に追い風。だから金融株は強い。——こう言い切ってしまうのは簡単だ。初心者は、ここで話を止めやすい。ニュースも決算も、金融を「景気の鏡」として語りがちだからだ。金利が上がる。貸出金利も上がる。銀行は儲かる。直感としては自然に見える。しかし、相場はそんなに単純ではない。利上げでも金融が沈む局面はある。反対に、景気が鈍っても金融が踏ん張る局面もある。差を作る...
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景気敏感株とディフェンシブ株とは?米国11セクターを2分類で相場の強弱を読む

ディフェンシブ多めなら下げを避けられる。景気敏感多めなら上げを取りに行ける。だから米国11セクターを「景気敏感」と「ディフェンシブ」に分けて覚えれば、相場の勝ち負けまで読める。そんな発想。ニュースは「不況に強いのは生活必需品」「回復局面は一般消費財や資本財が強い」と言い切りがちだ。加えて、セクターETFの値動きも、後からそれっぽい説明を付けやすい。だから「分類=勝てる地図」に見えてしまう。この理解...
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米国11セクターの役割と特徴が一目でわかる|利益ドライバーで全体像をつかむ

11セクターは「景気敏感(景気で業績が揺れやすい)」か「ディフェンシブ(景気が悪くても持ちこたえやすい)」に分ければ足りる。あとは上がりそうなほうを買えばいい。――そんな発想になりやすい。ニュースも、だいたいこの語り口になる。景気が良い=景気敏感。景気が悪い=ディフェンシブ。これで分かった気になる。ただ、相場が大きく動くときは、話がそんなに綺麗に分かれない。金利だけ急に上がる。原油だけ跳ねる。信用...
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