GICSセクター11分類一覧

GICSは、世界の株式を4階層で整理する分類だ。
上から セクター → 産業グループ → 産業 → サブ産業
「どの企業がどこに入るか」を素早く確認するための共通言語、と思っておけばいい。

公式の起点と最新版の確認

最新版の確認は MSCIのGICS公式ページ が起点になる。
セクター11分類の根拠については、MSCIが公開している GICS Methodology の最新版PDF。ここを押さえておけば十分。

MSCI GICS公式ページ
https://www.msci.com/indexes/index-resources/gics GICS Methodology

(最新版として参照した版) https://www.msci.com/indexes/documents/methodology/1_MSCI_Global_Industry_Classification_Standard_GICS_Methodology_20250220.pdf

景気敏感度ヒートマップ

各セクターの景気変動に対する業績の連動性(感応度)を可視化。ポートフォリオのバランス確認に役立つ

セクターの性質による3分類

株式市場の11セクターは、経済環境や金利動向への反応によって大きく3つのグループに集約できる。

この特性を理解することが、リスク分散の基本となる。

💡投資戦略のヒント

景気拡大期: 
景気敏感セクター(情報技術、一般消費財など)を厚めに配分することで、市場平均を上回る成長を狙う。

景気後退期: 
ディフェンシブセクター(必需品、ヘルスケア)を増やすことで、資産の目減りを防ぎ、守りを固める。

GICSセクター11分類

エネルギー(Energy)

石油・ガス・石炭などの資源開発、採掘、精製、輸送が中心。
エネルギー価格の変動が、そのまま業績に影響しやすい分野。

素材(Materials)

化学、金属、鉱業、紙など、ものづくりの材料側を担う企業。
景気や資源価格の動きが、比較的ストレートに出やすい。

資本財・サービス(Industrials)

機械、電気機器、建設、運輸など、企業向け設備やインフラを支える分野。
設備投資や物流の活発さが業績に効きやすい。

一般消費財・サービス(Consumer Discretionary)

自動車、アパレル、外食、レジャー、小売など。
なくても生活はできるが、景気が良いと伸びやすい分野。
消費マインドの影響を強く受ける。

生活必需品(Consumer Staples)

食品、飲料、日用品、ドラッグストアなど。
毎日の生活に欠かせない商品や流通が中心で、需要は比較的安定しやすい。

ヘルスケア(Health Care)

医薬品、バイオ、医療機器、医療サービス。
規制や研究開発の成否が業績を左右しやすい分野。

金融(Financials)

銀行、保険、証券、資産運用、決済など、お金を回す仕組みを担う。
金利、景気、信用環境の変化が重要になる。

情報技術(Information Technology)

ソフトウェア、ITサービス、半導体、ハードウェアなど。
デジタル社会の基盤を担い、技術トレンドと投資サイクルの影響を受けやすい。

コミュニケーションサービス(Communication Services)

通信会社に加え、メディア、娯楽、インターネット関連サービス。
広告収入や利用者数の動きが業績に反映されやすい。

公益事業(Utilities)

電力、ガス、水道などの生活インフラ供給を担う分野。
規制、金利、設備投資負担がポイントになりやすい。

不動産(Real Estate)

REITや不動産の開発・運営・管理が中心。
金利、賃料、空室率といった指標が重要になる。

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