1494は、日本株の中でも配当を長く維持しやすい銘柄群にまとめて投資できるETF。
連動を目指す指数が「過去10年以上の配当維持または増配」を条件にしているので、目先の高利回りを追うというより、分配が急に崩れにくい設計を優先したい人と相性がいい。
1494の基本情報:まずここだけ押さえる
- 銘柄コード:1494
- 運用会社:アセットマネジメントOne
- NISA:成長投資枠の対象
- 決算日:年2回(4月8日、10月8日)
- 基準価額: 1口あたり41,044円
- 純資産総額:約761億円
- 直近分配金:1口あたり567円
※ 2026年2月2日時点

連動指数:S&P/JPX 配当貴族指数の考え方
1494が目指すのは、S&P/JPX 配当貴族指数の値動きに連動する投資成果。
TOPIXを母集団にしつつ、「配当の続きやすさ」にかなり寄せて銘柄を絞り込むのが特徴だ。
選定ルールはこのあたりを押さえておくと整理しやすい。
- 過去10年以上、増配または配当を維持していること
- 配当性向が0%以上100%以下であること
- 配当利回りが10%を超えないこと
- 条件を満たす銘柄のうち、配当利回りの高い順に40〜50銘柄を選ぶ
- 指数は配当利回りでウエイトを付ける
ここでいう配当性向は、利益のうちどれくらいを配当に回しているかの割合。
0〜100%に収まっているかを見ることで、無理をして配当を出してないかを判断しやすくなる。
それと、配当利回りが10%超の銘柄を外す理由もわかりやすい。
株価が急落して「利回りだけが跳ね上がった銘柄」を機械的に避ける狙いがある。
分配金の実績:どれくらい出てきたか
1494は年2回の決算で分配が行われる。
直近の分配金は、2025年10月8日決算で567円。
過去分の目安として、交付目論見書に載っている分配の推移はこう。
- 2023年4月:382円
- 2023年10月:410円
- 2024年4月:491円
- 2024年10月:533円
- 2025年4月:550円
- 2025年10月:567円
推移だけ見ると、分配はじわっと増えてきた。
ただし、分配金は将来の支払いも金額も保証されているわけじゃない。市況次第では分配が出ないこともある。
分配金利回りの計算:2026年2月時点の見方
分配金利回りは、ざっくり言うと直近1年でもらった分配金の合計を、いまの価格で割ったもの。
式にするとこう。
分配金利回り = 直近1年の分配金合計 ÷ 現在の価格
2026年2月2日時点の基準価額は41,044円。
直近12か月の分配金は、2025年4月の550円と2025年10月の567円で、合計1,117円。
この条件で計算すると、分配金利回りは約2.72%になる。
ただ、これは過去実績で出した数字で、次の分配金を約束するものではない。そこは切り分けて考えたい。
40代の運用で効いてくる考え方:取得単価に対する利回り
長く持つなら大事なのは、「いまの利回り」よりも、買ったときの価格に対して将来どれだけ分配が積み上がるかのほう。
取得単価に対する利回りは、いまの分配金を自分の買値で割って考える。
最初は利回りが高くなくても、指数の条件に合う企業が増配や維持を続ければ、受け取れる分配が増えていく。
その結果、自分の買値に対する利回りが上がっていくこともある。
インフレで生活費が上がる局面でも、この発想があると気持ちに余裕が出やすい。
分配金を受け取るまでの流れ:権利付最終日を間違えない
分配金を受け取るには、決算日に保有者になっている必要がある。
なので目安としては、決算日の2営業日前までに買って保有しておくイメージでOK。
1494の決算日は毎年4月8日と10月8日。
ただ、決算日が土日祝に重なる年もあるから、毎回そこを決め打ちしないほうがいい。証券会社の権利付最終日カレンダーで確認するのが結局いちばん安全だ。
分配金の支払い時期は、決算日から約40日後あたりが目安とされる。
新NISAでの持ち方:分配金の非課税を取りこぼさない
1494はNISAの成長投資枠の対象。
NISA口座で保有して分配金を受け取れば、通常かかる税金が非課税になる。
ただし、ここで地味に落とし穴がある。
口座の設定次第では、NISAで買っていても分配金が非課税で受け取れないケースがある。
一般的には、株式数比例配分方式を選ぶのが基本。
設定は証券会社の画面で変えられることが多いので、分配金が出る前に一度だけ確認しておくと安心。
よくある質問
Q:分配金は自動で再投資されるの
A:ETFは分配金が現金で入る形が基本。複利を狙うなら、受け取った分配金で自分で買い増す運用がわかりやすい。
Q:いくらから買えるの
A:1494は売買単位が1口なので、基準価額ベースでは約4万円台から始められる。
ただし実際の売買は市場価格なので、買う日の株価で必要額は変わる。
Q:分配金の金額はどこで確認できるの
A:運用会社のファンドページで、直近分配金や基準価額が確認できる。
まとめ:1494は配当の続きやすさを仕組みで取りにいくETF
1494は、S&P/JPX 配当貴族指数に連動する運用を目指し、10年以上の配当維持または増配といった条件をベースに銘柄が選ばれるETF。
2026年2月2日時点では、直近12か月分配金1,117円と基準価額41,044円から、分配金利回りは約2.72%が目安になる。
40代の資産形成だと、分配金の金額だけ追うより、NISAでの受け取り設定、権利付最終日の確認、コストと税金まで含めて整えておくほうが、長期で続けやすい。
今日はこのくらいで。




