2026/03/13米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

足元の市場構図は、テクノロジー・エネルギー・公益に資金が集まり、金融にはっきりした流出圧力がかかる形だ。価格だけを見ていると「もう上がった」「まだ下がる」で話が終わりやすいが、資金フローを見ると、どのセクターに資金が寄っているのか、逆にどこから抜けているのかが見えやすい。

全ランキング

▼短期(3日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLK5.59%
2XLP1.91%
3XLU0.92%
4XLE0.82%
5XLY0.02%
6XLI-0.10%
7XLRE-0.52%
8XLV-0.54%
9XLC-0.56%
10XLF-0.59%
11XLB-2.89%

短期ではXLKが突出した流入率で、資金の勢いが最も強い。
XLPとXLUにも逃避先・安定志向の資金が入っている形だ。
一方でXLBはマイナス幅が大きく、素材への短期資金はかなり弱い。
金融や通信も小幅ながら下向きで終わっている。

▼短期(3日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLK1511.07
2XLP328.93
3XLE322.78
4XLU225.14
5XLY5.58
6XLI-32.88
7XLRE-37.93
8XLB-224.02
9XLV-227.35
10XLF-293.14
11XLC-495.48

金額ベースでも短期の主役はXLKだ。
次点はXLPとXLEで、ディフェンシブとエネルギーが並ぶ。
下位ではXLCの流出が最も大きく、短期での選好の弱さが出ている。
XLFも続いており、金融への戻りはまだ確認しづらい。

▼中期(10日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLU3.86%
2XLK3.69%
3XLE3.16%
4XLY1.32%
5XLRE1.12%
6XLP0.66%
7XLC-1.38%
8XLV-2.86%
9XLI-3.03%
10XLB-3.33%
11XLF-4.37%

10日で見ると、公益・テック・エネルギーの3本柱がかなり明確だ。
短期だけのノイズではなく、資金の滞留が見え始めている。
逆にXLFは最下位で、マイナス幅も大きい。
素材と資本財も弱く、景気敏感全体にまだムラがある。

▼中期(10日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE1243.28
2XLK997.20
3XLU945.00
4XLY298.25
5XLP113.32
6XLRE81.11
7XLB-258.27
8XLI-966.02
9XLV-1211.09
10XLC-1215.39
11XLF-2157.73

金額ではXLEが首位で、エネルギーへの資金流入が最も大きい。
XLKとXLUも続き、資金の向かう先はかなり整理しやすい。
下位はXLFが大きく崩れ、XLCとXLVも重い。
中期では勝ち組と負け組の分離がはっきりしている。

▼長期(20日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLK5.78%
2XLE5.21%
3XLU4.38%
4XLRE3.16%
5XLY2.34%
6XLV-1.01%
7XLC-1.13%
8XLP-1.56%
9XLB-1.75%
10XLI-2.12%
11XLF-9.80%

20日まで伸ばしても、上位はXLK・XLE・XLUで変わらない。
つまり短期の思いつきではなく、資金の定着が進んでいる。
XLREも中位上昇で、金利や安定資産選好の影響を少し感じる。
XLFの-9.80%はかなり重く、長期で最も厳しい位置だ。

▼長期(20日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE2052.59
2XLK1562.41
3XLU1072.52
4XLY530.07
5XLRE229.76
6XLB-136.05
7XLP-268.17
8XLV-430.15
9XLI-675.97
10XLC-993.66
11XLF-4833.58

金額ベースの長期でも、資金が残っているのはXLE・XLK・XLUだ。
とくにXLEは20日で最大流入となり、需給の強さが目立つ。
一方のXLFは突出した流出で、他セクターより一段悪い。
ここは単なる出遅れ候補として見るには弱すぎる。

市場構図まとめ

今回の全体像はかなり単純で、資金が滞留しているのはXLK、XLE、XLUの3本柱だ。短期だけでなく10日・20日でも上位に残っており、資金の滞在時間が長い。反対に流出が続いているのはXLFが中心で、XLC、XLI、XLB、XLVも弱い。短期ではXLPの流入がやや目立つが、20日ではマイナスに沈んでおり、ここは一時的な逃避資金の色が濃い。背景材料としては、XLEではサウジ減産報道、XLKではオラクルのAI需要見通し、XLFではJPMorgan絡みの信用不安が挙げられており、資金の向きとある程度つながる内容だった。もっとも、ここでは材料を主役にしすぎず、あくまでフロー確認の補助線として扱いたい。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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