基準日:2026-03-21(JST)
対象期間:2026-03-13 〜 2026-03-19(直近5営業日)
結論
今週は中東発の原油高とFOMCのメッセージが材料になって株とドル円が揺れた週である。初心者が見る論点は2つだけでよい。
- 論点①:原油→インフレ懸念→米10年金利
米10年金利=お金を借りるコストの代表 - 論点②:日米の金利差→ドル円
金利差=ドルを持つ旨味と円を持つ旨味の差
今週のスコアボード
※週初・週末は同じ参照元で揃える。指数、金利、為替でバラすとズレる。
| 指標 | 週初 | 週末 | 変化 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 米国株(S&P500) | 6,632.19 | 6,606.49 | -25.7(-0.39%) | 反落→FOMC後に原油高でインフレ懸念→金利が下がりにくく株の重し |
| 日本株(日経平均) | 53,819.61 | 53,372.53 | -447.1(-0.83%) | 下落→原油高と米株安→コスト増懸念で買いにくい |
| 米10年金利 | 4.285 | 4.283 | -0.002pt(-0.2bp) | 横ばい→インフレ懸念と景気指標の弱さが綱引き→借りるコストは高止まり |
| ドル円(USD/JPY) | 159.538 | 158.789 | -0.749円 | 円高→米金利上昇が一服→金利差拡大が止まりドル買いが弱まった |
参照:Investing.com|S&P500 過去データ
参照:Investing.com|日経平均 過去データ
参照:Investing.com|米10年債利回り 過去データ
参照:OANDA Japan|2026年3月13日の米ドル/円 為替レート / OANDA Japan|2026年3月19日の米ドル/円 為替レート
今週の出来事
- 出来事:FOMCが金利を据え置き、原油高による不確実性と言及(参照:Reuters|Fed leaves interest rates unchanged, expects inflation to climb)
- 影響:米10年金利↑/S&P500↓/ドル高(対円は週後半に頭打ち)
- 一言:市場は利下げを急がない姿勢と受け取った(初心者訳:金利が高い時間が長いほど株は上がりにくい)
- 出来事:中東でエネルギー施設への攻撃が伝わり原油が急伸(参照:Reuters|Oil extends gains to rise 5.6% after Iran attacks Gulf energy facilities)
- 影響:S&P500↓/日経平均↓
- 一言:市場はインフレ再燃と景気悪化の同時進行を警戒した(初心者訳:ガソリンや輸送コストが上がると企業の利益が削られやすい)
- 出来事:日銀が政策金利を据え置き、原油高の影響を見極める姿勢(参照:毎日新聞|日銀、追加利上げは慎重に見極め 政策金利据え置き決定)
- 影響:ドル円は方向感が出にくい/日本株は外部環境(原油・米株)の影響が優勢
- 一言:市場は国内だけで円高・円安が決まりにくいと見た(初心者訳:いまは日本の材料より米金利と原油の方が効きやすい)
相場が見ている軸
- 軸①:原油→インフレ見通し→米10年金利→株
- トリガー:中東情勢による供給不安と原油急変(参照:Reuters|Oil extends gains to rise 5.6% after Iran attacks Gulf energy facilities)
- 価格の反応:米10年金利/米国株(S&P500)
- 初心者訳:原油が上がると物価が上がりやすく、金利が下がりにくい=株の割高感が戻りやすい
- 軸②:中央銀行スタンス→金利差→ドル円
- トリガー:FOMC据え置き+メッセージ(参照:Reuters|Fed leaves interest rates unchanged, expects inflation to climb)
- 価格の反応:ドル円(USD/JPY)/日本株(日経平均)
- 初心者訳:米金利が上がるほどドルが強くなりやすいが、ショック相場では円が買われて相殺されることがある
いまの局面
いまは原油発のインフレ懸念で米10年金利の向きが変わりやすい局面である。ニュースを追いすぎず、米10年金利だけ確認すれば足りる。
来週の確認ポイント
- 見るイベント(最大2つ):米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)/米景気指標の弱さが続くか(参照:みんかぶFX|2026/03/23〜03/29 発表予定の経済指標)
- 見る数字(境界線):米10年金利 4.30%/ドル円 159円
- 起きたらどうなる:もし米10年金利が4.30%を上回って定着するなら、株は上値が重くなりやすい(理由:借りるコストが上がる方向)
- 次回更新予定:2026-03-28
