2026-03-06 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

3月6日時点の米国セクターETFの資金フローを見ると、資金は一枚岩では動いていない。全体ではリスクを落とす動きが見える一方で、エネルギー、公益、一般消費、生活必需品には資金が入り、金融や資本財には重い流出が続いている。価格だけを見ると強弱は見えにくいが、資金フローを見ると「どこにお金が残り、どこから抜けているか」がはっきりする。今回も全11セクターを、3日・10日・20日の3つの時間軸で整理する。

全ランキング

▼短期(3日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLP2.83%
2XLU1.38%
3XLY0.96%
4XLK0.58%
5XLE0.54%
6XLRE0.45%
7XLB-0.02%
8XLC-0.48%
9XLF-1.00%
10XLV-1.26%
11XLI-2.19%

短期では生活必需品が最上位で、公益と一般消費も続いた。守りと内需寄りに資金が向かい、景気敏感の資本財は大きく売られている。金融とヘルスケアも弱く、足元はかなり選別色が強い。 sector_etf_csv_extraction_2026_…

▼短期(3日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLP485.88
2XLU336.98
3XLY216.70
4XLE212.65
5XLK156.44
6XLRE32.50
7XLB-1.28
8XLC-425.71
9XLF-494.04
10XLV-535.74
11XLI-697.31

金額ベースでも上位の顔ぶれはほぼ同じだ。XLP、XLU、XLYにまとまった流入があり、XLI、XLV、XLFでは明確な流出が出た。短期の資金は、防御と一部テーマ性のある領域へ寄りながら、景気敏感の一角を避けている。 sector_etf_csv_extraction_2026_…

▼中期(10日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLY3.18%
2XLE2.89%
3XLU2.67%
4XLP1.41%
5XLRE0.81%
6XLK0.67%
7XLB0.57%
8XLC-0.39%
9XLV-0.43%
10XLI-2.30%
11XLF-4.66%

10日で見ると、一般消費、エネルギー、公益への資金流入がかなりはっきりしてくる。短期では目立った生活必需品は4位に後退し、代わりにXLYとXLEの強さが前面に出た。逆に金融の弱さは短期より深刻で、資本財も継続的に売られている。 sector_etf_csv_extraction_2026_…

▼中期(10日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE1,137.82
2XLY719.74
3XLU654.76
4XLP242.24
5XLK180.21
6XLRE58.88
7XLB44.10
8XLV-183.72
9XLC-344.69
10XLI-732.69
11XLF-2,300.67

金額ベースではXLEが頭ひとつ抜けた。XLY、XLUも続き、資金の受け皿がかなり明確だ。一方でXLFの流出額は別格で、XLIもかなり重い。10日レンジでは、強いセクターと弱いセクターの差がかなり広がっている。

▼長期(20日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLE5.83%
2XLB5.77%
3XLU3.96%
4XLY2.47%
5XLRE1.92%
6XLP0.78%
7XLK-0.62%
8XLC-0.53%
9XLV-0.93%
10XLI-1.13%
11XLF-7.46%

20日まで伸ばすと、エネルギーの優位はさらに鮮明になる。素材も上位に上がってきており、短期では見えにくかった中長期の蓄積が確認できる。公益と一般消費も残る一方、金融の流出は最下位で、しかも差が大きい。ここはかなり厳しい。 sector_etf_csv_extraction_2026_…

▼長期(20日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE2,294.89
2XLU970.84
3XLY559.98
4XLB447.87
5XLRE139.63
6XLP133.99
7XLK-166.22
8XLI-358.98
9XLV-395.99
10XLC-467.62
11XLF-3,679.12

長期の金額でも、XLEが中心であることは変わらない。XLU、XLY、XLBがそれに続き、資金が定着している側の輪郭が見えてくる。逆にXLFの流出は突出しており、他の流出セクターより一段深い。長期では、金融の弱さが構造的に見えてしまう数字だ。

市場構図まとめ

今回の市場構図を一言でいえば、全面リスクオンでも全面リスクオフでもなく、「逃げる場所と残す場所がはっきりしている相場」だ。資金が滞留しているのはXLE、XLU、XLYで、20日でもプラスを維持している。XLPは短期で強く、守りの受け皿として機能している。一方で流出が続くのはXLFとXLIで、XLCとXLVも弱い。特にXLFは3日、10日、20日の全部で重い流出が並んだ。短期と長期の違いとしては、短期では生活必需品の防御色が強く、長期ではエネルギーと素材の継続流入が目立つ。背景材料としては、米国株ファンド全体で大幅流出が出たこと、AI需要期待がテックの下支えになっていること、中東情勢を受けた原油高がエネルギーに追い風となっていることが整理されている。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
セクター資金フロー定点観測
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