2026-03-18 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

足元の市場は、全面的な強気でも全面的な弱気でもなく、資金の向かう先と逃げる先がかなりはっきり分かれている。価格だけを見ていると見落としやすいが、どのセクターにお金が入り、どこから抜けているかを見ると、市場参加者の温度感はかなり違って見える。

▼短期(3日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLF4.40%
2XLU0.92%
3XLE0.56%
4XLV0.39%
5XLRE0.35%
6XLY0.02%
7XLK-0.39%
8XLI-0.64%
9XLC-0.86%
10XLP-0.98%
11XLB-1.54%

▼短期(3日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLF2079
2XLE231
3XLU231
4XLV149
5XLRE26
6XLY5
7XLB-96
8XLP-158
9XLI-183
10XLC-214
11XLK-340

短期ではXLFの流入が突出し、他セクターを大きく引き離した。
一方で、エネルギーと公益もプラス圏を維持しており、完全な一点集中ではない。
逆に資本財、通信、素材は弱く、短期の資金逃避先と残される側がかなり明確である。

▼中期(10日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLU2.35%
2XLE1.59%
3XLF1.13%
4XLK1.07%
5XLRE1.02%
6XLY0.94%
7XLV-1.15%
8XLP-1.52%
9XLI-2.89%
10XLC-4.33%
11XLB-6.50%

▼中期(10日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLK936
2XLE654
3XLU589
4XLF535
5XLY204
6XLRE76
7XLP-245
8XLB-405
9XLV-445
10XLI-822
11XLC-1071

10日で見ると、金額ベースではXLKが首位だが、AUM比ではXLUが上に来る。
つまり規模の大きいテックにお金は入っているが、資金の濃さでは公益の方が目立つ。
反対側ではXLCとXLBの弱さがかなり深く、資本財も含めて景気敏感側に逆風が出ている。

▼長期(20日)① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLU4.64%
2XLE4.23%
3XLY2.83%
4XLRE2.28%
5XLK0.71%
6XLP0.13%
7XLV-1.32%
8XLB-2.06%
9XLI-2.84%
10XLF-5.17%
11XLC-5.32%

▼長期(20日)② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE1739
2XLU1160
3XLK623
4XLY618
5XLRE171
6XLP21
7XLB-128
8XLV-510
9XLI-807
10XLC-1317
11XLF-2442

20日まで伸ばすと、主役はXLEとXLUにかなり絞られる。
テックは中期で流入上位でも、長期では突出感が薄く、継続性はまだ慎重に見たい。
逆にXLCとXLFは長期での流出が重く、短期の印象だけでは見誤りやすい状態である。

市場構図まとめ

今回の市場構図を一言でいえば、資金の滞留先は公益とエネルギー、流出継続先は通信・素材・資本財という形だ。とくにXLUとXLEは10日・20日の両方で上位に残っており、単発ではなく一定の定着感がある。一方でXLCは中期・長期ともに弱く、XLBもAUM比でかなり厳しい。短期だけ見るとXLFの流入が目立つが、20日では大きな流出側に回っており、ここは評価を急がない方がいい。背景材料としては、3月18日のFRB据え置き、中東情勢を受けた原油高、3月11日の通商調査が、ディフェンシブ・エネルギー優位と景気敏感セクターの弱さに関連している可能性がある。もっとも、これは因果の断定ではなく、あくまで並行して起きている材料整理として見ておきたい。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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