ETFの基礎構造

ETFの基礎構造

iNAV(iIV)とは何か:推定NAVがズレる理由と海外資産・債券ETFでの読み違いを防ぐ

投資を始めたばかりのころ、信じていたことがある。 iNAV(場中の推定値)はリアルタイムの中身の価値で、これを見れば割安かどうかが分かるという話だ。 画面には小数点まで表示されて、ご丁寧に推定NAVと書いてある。 正確そうに見えるのも無理はない。けれど、この理解は海外資産や債券のETFでは通用しない。 iNAVの数字がズレているとき、そのズレは価格の歪みではない。 単なる物差しの誤差だ。 ここを取...
ETFの基礎構造

ETFのスプレッドはなぜ広がるのか:流動性・在庫リスク・ヘッジコストで「板の値段」を分解する

初心者が最初に踏む誤解は一つ。ETFは株と同じだから、スプレッド(板の値段の差)は常に狭いはず。だから気にしなくていい、という思い込み。取引画面に気配値が並び、出来高もある。それを見ると、いつでもコストを抑えて売買できると錯覚してしまう。だが、この理解は相場が荒れた瞬間に破綻する。いつもは1円程度だったスプレッドが、急に数倍に開く。慌てて成行で注文を入れたら、想定外の悪い価格で約定する。ここで「誰...
ETFの基礎構造

ETFのCreation Unitとin-kind(現物交換)を理解する:コストと税制に効く二重市場の中核

投資家が触れるのは画面上の価格だけ。 ETFが増えたり減ったりする現場は、日常の売買画面からは見えない。 だがこの理解のままだと、ETFの本当の強みは分からない。 なぜ価格が中身の価値に張り付くのか。なぜ税金コストが抑えられるのか。 その理由を説明できない地点で、投資判断は破綻する。この記事の目的は、Creation Unit(設定単位)とin-kind(現物交換)の構造を腹落ちさせることにある。...
ETFの基礎構造

ETFの一次市場と二次市場を完全理解する:設定・解約と取引所売買の違い、価格がズレる理由

導入:よくある誤解を整理する初心者が最初に陥る誤解はシンプル。 ETFは株と同じだと思い込んでいること。 取引所で売買されるだけの箱であり、中身の価値と価格は常に一致する。 そう考えてしまうのも無理はない。 画面に出るのはリアルタイムで動く取引所価格だけだから。自分も昔はそう思っていたけれど、この理解のままだと相場が荒れた時に困る。 急落時に「価格が中身の価値から離れた」といった現象が起きると、E...
ETFの基礎構造

ETFの一次情報リンク集(運用会社・指数会社の公式だけ)

迷ったらここ。商品ページ→ファクトシート→指数ルール、の順で見ればだいたい片づく。投資の情報って、二次情報(まとめ記事・SNS)から入ると早い。でも最終判断は、一次情報(公式)を見たほうがブレない。ETFは「運用会社の公式ページ」と「指数(ルール)の公式ページ」を見れば、だいたい確認できる。このリンク集の使い方まず ETFの商品ページ で「コスト・組入・セクター(業種)比率」をざっと見る。次に F...
タイトルとURLをコピーしました