2026-03-23 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

足元の米国セクター資金フローを見ると、資金は一枚岩ではない。長めの資金は一般消費財と公益へ入り続ける一方、通信、生活必需品、資本財、金融では流出が目立つ。価格だけを見ると上がった下がったで終わりやすいが、フローを見ると、どこに資金が滞留し、どこから抜け続けているかが見えやすい。

▼短期(3日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLB+1.83%
2XLV+0.97%
3XLY+0.73%
4XLRE-0.39%
5XLI-0.55%
6XLK-1.05%
7XLF-1.08%
8XLE-1.11%
9XLU-1.17%
10XLC-1.33%
11XLP-2.94%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー(百万米ドル)
1XLV371
2XLY160
3XLB114
4XLRE-28
5XLI-153
6XLU-276
7XLC-321
8XLP-451
9XLE-462
10XLF-507
11XLK-908

短期では素材、ヘルスケア、一般消費財に資金が向かい、生活必需品と通信が弱い。もっとも、3日だけで流れを断定すると雑になる。ここは次の10日、20日とつながるかを見ないと意味が薄い。

▼中期(10日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLF+1.88%
2XLU+1.26%
3XLV+0.63%
4XLY+0.33%
5XLE+0.14%
6XLK-0.45%
7XLRE-0.50%
8XLI-2.05%
9XLP-3.72%
10XLB-4.37%
11XLC-4.78%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー(百万米ドル)
1XLF883
2XLU299
3XLV240
4XLY73
5XLE58
6XLRE-36
7XLB-272
8XLK-391
9XLP-571
10XLI-572
11XLC-1,157

10日まで広げると、金融と公益に資金が戻り、通信の弱さがかなり目立つ。生活必需品、素材、資本財も下位に沈んでおり、ディフェンシブ全体が強いという単純な図ではない。セクターごとの差がはっきり出ている。

▼長期(20日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLU+3.81%
2XLY+3.63%
3XLE+1.47%
4XLRE+1.00%
5XLV-0.14%
6XLK-0.12%
7XLB-3.65%
8XLP-4.01%
9XLI-4.32%
10XLF-4.55%
11XLC-6.93%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー(百万米ドル)
1XLU902
2XLY795
3XLE609
4XLRE72
5XLV-52
6XLK-102
7XLB-227
8XLP-615
9XLI-1,206
10XLC-1,678
11XLF-2,140

20日では構図がかなり鮮明だ。公益と一般消費財が上位に残り、通信、金融、資本財、生活必需品への流出が重い。短期だけ見ると目立った素材は、20日ではマイナス圏に沈んでおり、短い反発と長い流れを分けて見る必要がある。

市場構図まとめ

今回の全体像を一言で言えば、資金は一部の受け皿に残りつつ、弱いところからはまだ抜けている。20日AUM比%では公益が+3.81%、一般消費財が+3.63%、エネルギーが+1.47%でプラス圏に残る一方、通信は-6.93%、金融は-4.55%、資本財は-4.32%、生活必需品は-4.01%とマイナスが深い。しかも通信、生活必需品、資本財、素材は10日と20日が同符号で、定着候補として整理されている。反対に金融や公益は10日と20日で向きが割れており、短期の見え方だけで決めると誤読しやすい。背景としては、原油急落や景気敏感株への買いが短期の資金配分に影響した可能性が示されているが、これだけで全体を説明し切るのは無理がある

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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