2026-03-27 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

足元の米国市場は、価格だけを見ると日ごとの強弱に引っ張られやすいが、資金フローで見るとどこに資金が残り、どこから抜け続けているかが見えやすい。短期の値動きはニュースで簡単に揺れる一方、フローには売買の継続性が出やすい。だからこそ、価格ではなく資金の向きを追う意味がある。この定点観測は火曜・金曜の週2回更新としており、短期ノイズと中長期の定着を切り分けながら、市場構図を淡々と確認していく。

全ランキング

▼短期(3日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLF2.86%
2XLI1.67%
3XLRE1.28%
4XLC1.23%
5XLE0.73%
6XLK0.37%
7XLP0.21%
8XLU0.10%
9XLV-0.49%
10XLY-0.57%
11XLB-2.79%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカー3dフロー
1XLF1,344
2XLI462
3XLE321
4XLK303
5XLC287
6XLRE92
7XLP32
8XLU25
9XLY-119
10XLB-174
11XLV-185

短期ではXLFが金額でもAUM比でも頭ひとつ抜けた。
一方でXLBはAUM比で大きく沈み、短期の売り圧力がかなり目立つ。
XLI、XLE、XLREには資金流入が見えるが、まだ3日だけでは断定しにくい。
まずは短期の偏りとして受け止めるくらいで十分である。

▼中期(10日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLF5.26%
2XLRE0.71%
3XLV0.57%
4XLE0.40%
5XLI0.31%
6XLY0.25%
7XLU0.04%
8XLK-0.18%
9XLC-1.83%
10XLP-3.61%
11XLB-4.13%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカー10dフロー
1XLF2,470
2XLV215
3XLE175
4XLI86
5XLY52
6XLRE51
7XLU10
8XLK-144
9XLB-257
10XLC-426
11XLP-560

中期になるとXLFへの資金集中がさらに鮮明になる。
逆にXLP、XLC、XLBはマイナスが並び、資金が抜ける流れが続いている。
XLVは短期では弱いが、中期ではまだプラス圏に残っている点がやや特徴的だ。
ここは短期と中期の符号差を見る局面である。

▼長期(20日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLU3.92%
2XLE2.80%
3XLRE2.31%
4XLY1.67%
5XLK0.16%
6XLF0.15%
7XLV-1.00%
8XLI-3.00%
9XLP-3.39%
10XLC-6.07%
11XLB-9.97%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカー20dフロー
1XLE1,228
2XLU946
3XLY349
4XLRE166
5XLK131
6XLF72
7XLV-379
8XLP-525
9XLB-621
10XLI-831
11XLC-1,415

長期ではXLU、XLE、XLREの並びがかなりはっきりしている。
反対側ではXLB、XLC、XLPの弱さが目立ち、特にXLBの落ち込みは大きい。
XLFは短中期で強い一方、20日では突出感が薄れ、勢いの鮮度が高いタイプに見える。
長期の定着と短期の加速は、同じ強さではない点に注意したい。

市場構図まとめ

全体を通して見ると、資金が比較的滞留しているのはXLU、XLE、XLREで、20日ベースでもプラスが維持されている。短中期で目立つのはXLFで、特に10日ではAUM比5.26%と突出している。一方、流出が続いているのはXLB、XLC、XLPで、短期のノイズではなく中長期でもマイナスが残る。短期と長期の違いとしては、XLFのように直近で加速しているものと、XLUやXLEのように長めに資金が残っているものが分かれている点が重要である。背景材料としては、中東情勢と原油の動き、停戦期待、消費者マインド低下などが短期の揺れを作った可能性があるが、ここではあくまで補助線として見ておきたい。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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