2026-02-13 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

足元の資金の向きは、エネルギー・素材・資本財といった景気敏感へ寄り、テック中心の成長セクターは戻りが鈍い構図。価格は反発して見えても、投資家が実際に資金を増やしたか(需給)はフローでしか見えない。金額だけでなく、規模(AUM)で割ったAUM比%を併用すると「どれだけ濃く買われた/売られたか」が掴める。短期はニュースでぶれやすく、短期と中期で符号がズレることもあるため、3日・10日・20日の並びで確認する。本記事では全11セクターを完全ランキングで掲載。

全ランキング

  • フロー単位:USD mil(百万米ドル)

▼短期(3日)

① AUM比%ランキング

順位TickerAUM比%
1XLP2.02%
2XLB1.50%
3XLU1.01%
4XLE0.78%
5XLI0.42%
6XLC0.37%
7XLRE0.29%
8XLK-0.22%
9XLY-0.25%
10XLF-0.55%
11XLV-1.02%

② フロー金額ランキング

順位TickerFlow (USD mil)
1XLP348.54
2XLE286.12
3XLU227.9
4XLI128.8
5XLB105.31
6XLC98.94
7XLRE21.46
8XLY-57.1
9XLK-200
10XLF-297.67
11XLV-421.58

AUM比・金額ともにXLPが上位で、短期の資金移動が目立つ。
一方、XLVとXLFが短期で売られ、XLKもマイナス。
ただしXLPは10日・20日でマイナス圏で、中期と整合しない。
短期は反転が速いので、10日との一致を優先して見る。

▼中期(10日)

① AUM比%ランキング

順位TickerAUM比%
1XLB7.35%
2XLE4.03%
3XLI2.54%
4XLU0.18%
5XLV-0.30%
6XLRE-0.35%
7XLP-0.64%
8XLK-1.19%
9XLY-1.35%
10XLC-1.47%
11XLF-2.15%

② フロー金額ランキング

順位TickerFlow (USD mil)
1XLE1,485.09
2XLI774.86
3XLB515.68
4XLU40.47
5XLRE-25.94
6XLP-109.90
7XLV-122.32
8XLY-305.56
9XLC-394.63
10XLK-1,067.06
11XLF-1,151.40

10日ではXLE・XLI・XLBが流入上位で、AUM比でも同じ顔ぶれ。
売りはXLF・XLKが大きく、XLC/XLYもマイナスが続く。
金額と比率が揃うセクターは、資金配分の偏りが読みやすい。
短期の逆流があっても、まず10日の形が崩れるかを確認。

▼長期(20日)

① AUM比%ランキング

順位TickerAUM比%
1XLB10.36%
2XLE8.34%
3XLI2.28%
4XLRE1.37%
5XLF1.31%
6XLU0.11%
7XLC-0.49%
8XLV-0.64%
9XLY-1.30%
10XLK-2.24%
11XLP-3.05%

② フロー金額ランキング

順位TickerFlow (USD mil)
1XLE3,069.78
2XLB727.34
3XLF703.40
4XLI694.36
5XLRE100.80
6XLU24.61
7XLC-131.68
8XLV-265.62
9XLY-294.67
10XLP-526.40
11XLK-2,011.77

20日でもXLEとXLBが上位で継続し、XLIも比率で上位。
最大の流出はXLKで、XLPも金額・比率ともにマイナスが残る。
XLFは20日でプラスだが、10日では大きな流出でねじれがある。
このねじれが解消するかが、次の局面の見取り図になりやすい。

市場構図まとめ

10日・20日で資金が目立つのはエネルギー(XLE)と素材(XLB)、次いで資本財(XLI)。金額でもAUM比%(運用規模に対する流入の濃さ)でも上位に並び、短期の回転というより配分が寄っている感じがある。
一方でテック(XLK)は10日・20日とも大きな流出。通信(XLC)も中期はマイナス。金融(XLF)も10日は売りが強く、景気敏感の中でも濃淡が出ている。
短期は生活必需品(XLP)が流入上位だが、20日では比率・金額ともマイナス圏で、中期以降と噛み合わない。公益(XLU)は3日・10日でプラスでも比率は小さく、偏りと呼ぶにはまだ弱い。不動産(XLRE)は20日でプラスに戻る一方、10日は弱く、持続性は要確認。直近はOPEC+の増産観測やCPI後の金利見通し、テック中心の下落解説が材料になりやすく、短期の順位入れ替わりを増やしている。

次回予告

次回更新は火曜/金曜。次回は、資金が集まっているXLE・XLB・XLIの継続性と、短期↔中期で向きが揃っていないXLP・XLC・XLREあたりの整合を中心に確認予定。

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