2026-04-01 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

足元の市場構図を一言でいえば、エネルギーと素材に資金が寄り、コミュニケーションと生活必需品には重さが残る流れです。価格はその日のニュースで大きく振れますが、資金フローを見ると、どのセクターにお金が入り続けているか、逆に抜け続けているかを整理しやすくなります。短期の値動きだけでは見えにくい地合いの偏りを確認するには、価格よりフローのほうが役立つ場面があります。短期ノイズに流されすぎず市場の重心を追うための記録。

全ランキング

▼短期(3日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLB3.47%
2XLE1.97%
3XLRE0.81%
4XLV0.34%
5XLK0.20%
6XLI-0.20%
7XLU-0.20%
8XLP-0.40%
9XLF-0.52%
10XLC-0.60%
11XLY-1.43%

短期ではXLBとXLEがかなり強いです。
特にXLBは金額規模ではXLEに劣っても、AUM比で見ると資金の入り方がかなり濃い。
一方でXLY、XLC、XLFは短期で明確に重い側です。
3日だけでも、資金の向きはかなりはっきり出ています。

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE832
2XLB231
3XLK173
4XLV133
5XLRE60
6XLU-49
7XLI-58
8XLP-61
9XLC-144
10XLF-252
11XLY-306

金額ベースでも主役はXLEです。
XLBも続いており、短期の資金移動は資源・素材寄りに見えます。
逆にXLYの流出は大きく、景気敏感の消費に対して慎重さが残っています。
XLKは短期で戻しているものの、これだけで流れが変わったとはまだ言いにくいです。

▼中期(10日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLF2.66%
2XLB2.36%
3XLE2.13%
4XLRE1.73%
5XLV0.83%
6XLI0.80%
7XLC-0.51%
8XLK-0.44%
9XLU-0.98%
10XLY-1.11%
11XLP-1.53%

10日ではXLFが首位です。
ただし短期ではXLFが流出側なので、きれいな一本調子ではありません。
XLBとXLEは短期・中期の両方で上位にいて、こちらのほうが流れは素直です。
下位はXLP、XLY、XLUで、防御色の強いところにも資金の勢いはまだ戻っていません。

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLF1283
2XLE897
3XLV326
4XLI227
5XLB157
6XLRE128
7XLC-122
8XLP-236
9XLY-238
10XLU-239
11XLK-376

金額で見るとXLFが最上位ですが、短期とのズレは無視できません。
一方でXLEは短期でも中期でも上位で、資金の継続性があります。
XLKは短期プラスでも10日では最下位で、まだ中期反転とは言えません。
この期間では、エネルギーと素材の強さのほうが解釈しやすいです。

▼長期(20日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLE4.16%
2XLRE2.83%
3XLU2.40%
4XLF1.84%
5XLK0.79%
6XLY0.09%
7XLV-1.43%
8XLP-2.48%
9XLI-2.74%
10XLB-3.17%
11XLC-6.73%

20日ではXLEの強さがかなり目立ちます。
XLREとXLUも上位に入り、長めに見ると守りや金利敏感の一部に資金が残っています。
逆にXLCの弱さはかなり大きく、単なる短期ノイズでは片づけにくい水準です。
XLBは短期・中期で強くても20日では下位で、長期定着まではまだ確認不足です。

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE1751
2XLF886
3XLK672
4XLU584
5XLRE210
6XLY20
7XLB-211
8XLP-381
9XLV-558
10XLI-781
11XLC-1619

長期の金額でもXLEが首位です。
XLFとXLKはプラスですが、短期や中期とのズレがあるため、強さの質は分けて見たほうがいい。
XLCの大幅流出はかなり重く、XLIやXLVも戻り待ちの状態です。
20日で見ると、エネルギーの優位とコミュニケーションの弱さが最も鮮明です。

市場構図まとめ

今回の全体像はかなり単純で、資金が最も素直に滞留しているのはXLEです。短期3日、中期10日、長期20日のすべてでプラスを維持し、AUM比でも20日で4.16%まで積み上がっています。XLREも10日・20日でプラスを維持しており、長めの資金定着が見えます。逆に流出が続いているのはXLCで、20日AUM比は-6.73%、20日フローも-1619とかなり大きい。XLPも10日・20日の両方で弱いです。短期と長期の違いで目立つのはXLBで、3日と10日は強いのに20日ではまだマイナス圏にいます。直近材料としては、OPEC+絡みの原油高観測がXLE、金属関税見直し観測がXLBの資金流入の背景になった可能性があります。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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