1346|MAXIS 日経225上場投信の分配金と利回り|計算方法と手取りの読み方

1346は年2回分配の国内ETFで、受け取りは1月と7月に来る。直近2回は390円、368円で、金額は固定ではない。分配月、直近実績、税引後の手取り、利回りの見方まで先に押さえると、数字で迷いにくい。

ここだけ押さえる

1346は年2回型で、直近TTMは758円。2026年3月23日終値ベース利回りは約1.42%。NISAは口座区分だけでなく、株式数比例配分方式の確認まで必要だ。

1346の分配金は年何回か

1346の分配金は年2回型だ。分配金支払基準日は毎年1月16日と7月16日で、計算期間は1月17日から7月16日、7月17日から翌年1月16日になっている。分配方針も、年2回の決算時に分配を行い、経費などを引いたあとの配当等収益の全額を原則として分配すると示されている。つまり、毎回同じ金額を機械的に出すETFではない。

まずは流れを表で見るのが早い。

項目内容
年何回年2回
主な決算月1月、7月
分配金支払基準日毎年1月16日、7月16日
権利付き最終日基準日の2営業日前
権利落ち日権利付き最終日の翌営業日
支払開始予定日基準日からおおむね1か月後。直近実績は2026年1月分が2月24日、2025年7月分が8月22日

表の中で混同しやすいのは3つの日付だ。
基準日は「この日に名簿上の保有者として載るか」を見る日。権利付き最終日は「今回分をもらうために、実際に買っておく最後の日」。権利落ち日は「その日以降に買っても今回分はもらえない日」である。

参照:MAXIS 日経225上場投信 商品ページ JPX 銘柄概要 1346 権利付最終日と権利落ち日の説明

いつ買えば今回分の対象になるか

ルールは単純で、権利付き最終日までに買っておく必要がある。権利付き最終日は基準日の2営業日前なので、たとえば2026年7月16日分を取りたいなら、2026年7月14日までに買っておく必要がある。7月15日は権利落ち日なので、ここで買っても今回分はつかない。

このズレを放置すると、「7月中に買ったのに今回分が入らない」という勘違いになる。分配金を見て買うなら、値段より先に日付を確認したほうがいい。1346は年2回しかないので、1回取りこぼすと次まで半年空く。

参照:JPX 銘柄概要 1346 権利付最終日・権利落ち日の説明

直近の分配金実績をどう見るか

まず数字を並べる。1346の直近実績は次の通りだ。

決算期1口あたり分配金備考
2024年1月16日282円1月分
2024年7月16日353円7月分
2025年1月16日329円1月分
2025年7月16日390円7月分
2026年1月16日368円直近実績

TTMは過去12か月合計のことだ。1346の直近TTMは、2025年7月分390円と2026年1月分368円の合計で758円になる。ひとつ前のTTMは、2024年7月分353円と2025年1月分329円の合計で682円だった。直近1回だけ見ると390円から368円へ少し下がっているが、過去12か月合計では682円から758円に増えている。1回分だけ見て「減配トレンド」と決めつけるのは早い。

このETFの分配金は固定額ではなく、構成銘柄から入る配当と経費の差し引きで動く。だから、前回より増えたか減ったかだけでなく、少なくとも過去2年分くらいを並べて見るほうが実態に近い。

参照:MAXIS 日経225上場投信 商品ページ MAXIS 日経225上場投信 決算短信(2026年1月期)

税引後の手取りはどう考えるか

特定口座など課税口座で受け取るなら、上場株式等の配当等には20.315%の税率がかかる。ざっくり言えば、税引後の手取りは税引前の約79.685%で見る。1346の直近分配金368円なら、1口で約293円、10口で約2,932円、100口で約29,324円が目安になる。TTM758円で見るなら、年ベースの手取り感は1口約604円、10口約6,040円、100口約60,401円だ。

NISA口座で受け取るなら、国内税は原則かからない。ただし、これには条件がある。上場株式やETFの配当・分配金をNISAで非課税にするには、受取方法を株式数比例配分方式にしておく必要がある。ここが違うと、NISAで持っていても課税される。1346の368円なら、NISAで正しく受け取れれば1口368円、10口3,680円、100口36,800円がそのまま入る。

国内ETFと米国ETFの違いも一言で整理しておく。1346のような国内ETFはNISAで条件を満たせば国内税を避けやすいが、米国ETFはNISAでも米国での10%課税が残る。そこが手取り感の大きな差になる。

参照:国税庁 配当課税の説明 金融庁 NISA資料 日本証券業協会 NISA配当金の注意点

利回りの数字をどう読むか

利回りは便利だが、固定の約束ではない。2026年3月23日の終値53,410円で、直近TTM758円を割ると、1346の分配金利回りは約1.42%になる。式で書けば、758円 ÷ 53,410円 である。

ただし、画面の表示利回りと、自分の買値ベースの見え方は別だ。たとえば45,000円で買っていた人なら、同じTTM758円でも自分の取得単価ベースでは約1.68%になる。今の株価ベースの1.42%とズレるのは当然である。表示利回りは「いまの値段に対する割合」であって、「自分がいくらで買ったか」を反映しない。

利回りが高く見える理由も単純だ。分母の株価が下がれば、分配金が同じでも利回りは上がって見える。逆に株価が上がれば下がって見える。さらに1346は分配額そのものも固定ではない。だから、利回りだけで判断すると雑になる。見る順番は、TTM、買値、税引後、この3つが先である。JPXの2025年6月30日時点資料では、直近12か月分配金682円、終値42,180円をもとに分配金利回り1.62%と出ているが、時点が変われば数字も変わる。

参照:楽天証券 1346株価ページ JPX 銘柄概要 1346

分配金目的で見るべき数字

分配金目的なら、見る数字は絞ったほうがいい。

  • 直近TTMがいくらか
    1346なら直近TTMは758円。まずここが基準になる。
  • 次の基準日と権利付き最終日がいつか
    年2回しかないので、日付の見落としは痛い。
  • 税引後でいくら残るか
    特定口座なのか、NISAなのかで手取り感はかなり違う。
  • 保有コストがどの程度か
    1346の信託報酬は税込0.132%で、長く持つなら無視しにくい。

再投資目的の人は、受け取り回数よりも、連動対象、信託報酬、売買のしやすさを優先したほうがいい。分配金目的なら現金受け取りの感覚が大事だが、再投資目的なら「受け取ったあと再び買い直す手間」まで含めて見たほうがいい。1346を分配金目線で読んだあとに確認したいのは、次の基準日、自分の受取方式、そして他の日経225 ETFと比べたときの役割である。

参照:JPX 銘柄概要 1346 日本証券業協会 NISA配当金の注意点

よくある誤解

「年2回分配だから、年4回型より受け取りが弱い」という見方は雑だ。回数が多いほど有利とは限らない。実際に手元に入る金額は、1回ごとの分配額、税引後の手取り、買ったタイミングで決まるからだ。もうひとつ多い誤解が、「画面の利回りが自分の利回りだ」というもの。表示利回りは、その日の株価で割った数字でしかない。1346のように分配額も株価も動くETFでは、見た目の利回りは平気で変わる。先に見るべきなのは、直近TTM、権利付き最終日、税引後の手取りである。

まとめ

1346の分配金を見るときは、年2回という回数だけでは足りない。直近TTMは758円、2026年3月23日終値ベースの利回りは約1.42%で、特定口座とNISAでは手取り感も変わる。次は、1346を他の日経225 ETFとどう使い分けるかを見ると判断が締まる。

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Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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