1348|MAXIS トピックス上場投信(TOPIX)の分配金と利回り|手取りと計算の読み方

1348は1月・7月の年2回型で、直近の受け取りは増えてきたが固定額ではない。最新分配は1口35円、直近TTMは73.3円/口。NISAと特定口座の差まで押さえると、利回りの数字をかなり落ち着いて読める。

1348は年2回分配。直近TTMは73.3円/口で、2026年3月23日終値ベースの利回りは約2.03%。NISAで国内税を外したいなら、受取方式の設定確認まで必要である。

1348の分配金は年何回か

1348は年2回型で、分配金支払基準日は毎年1月16日と7月16日である。スケジュール自体は読みやすいが、金額は固定ではない。運用会社の分配方針は、1月・7月の各決算時に分配を行い、経費等控除後の配当等収益の全額を原則とする形なので、半期ごとの配当環境で金額が動く。

項目内容
年何回年2回
主な決算月1月・7月
分配金支払基準日毎年1月16日、7月16日
権利付き最終日基準日の直前営業日まで。直近の2026年1月期は1月14日
権利落ち日直近の2026年1月期は1月15日
支払開始予定日決算日から約1か月後。2026年1月期は2月24日

上の表で混同しやすいのは3つある。分配金支払基準日は、誰に今回分を配るかを決める日。権利付き最終日は、今回分をもらうために間に合わせる最後の買付日。権利落ち日は、その日以降に買っても今回分はもらえない日である。

参照:MAXIS トピックス上場投信 商品ページ東証の銘柄概要PDF

いつ買えば今回分の対象になるか

直近の2026年1月期で見ると、権利落ち日は1月15日だった。つまり、その前営業日の1月14日までに保有していれば今回分の対象、1月15日以降の買付は対象外という読み方になる。2025年7月期も同じ考え方で、権利落ち日は7月15日、支払開始予定日は8月22日だった。

注意したいのは、1348の基準日自体は1月16日と7月16日で固定でも、権利付き最終日と権利落ち日は営業日並びで前後することだ。2024年7月期は権利落ち日が7月12日になっており、祝日や土日をはさむと見た目がずれる。毎回「16日に近いからこの日だろう」と決め打ちしないほうがよい。

参照:分配履歴・配当落ち日適時開示一覧

直近の分配金実績をどう見るか

公式開示は100口あたりで出ることがあるので、以下は比較しやすいよう1口あたりに直している。

決算期1口あたり分配金備考
2024年1月期25.60円100口あたり2,560円
2024年7月期32.50円100口あたり3,250円
2025年1月期30.80円100口あたり3,080円
2025年7月期38.30円100口あたり3,830円
2026年1月期35.00円100口あたり3,500円

TTMは過去12か月合計で、1348の直近TTMは73.3円/口である。2024年通年は58.1円、2025年通年は69.1円なので、この2年は受け取りが増えてきた。ただし、ここだけ見て「今後も毎回増える」とは読まないほうがよい。1348は定額分配の商品ではなく、半期ごとの配当収益で上下する。2025年7月期の38.3円から2026年1月期は35.0円へ少し下がっており、増減は普通に起こる。

参照:MAXIS トピックス上場投信 商品ページ適時開示一覧

税引後の手取りはどう考えるか

1348は2025年10月16日から売買単位が10口から1口へ引き下げられた。今は1口単位で考えやすいので、最新分配の35円/口をそのまま使うとイメージしやすい。

保有口数税引前の受け取り特定口座のざっくり手取りNISAのざっくり手取り
1口35円約27.9円35円
10口350円約278.9円350円
100口3,500円約2,789円3,500円

特定口座では、上場株式やETFの分配金には通常20.315%の税率がかかるので、35円/口はざっくり27.9円/口になる。NISAで国内税を外したいなら、口座をNISAにしているだけでは足りない。ETFや上場株式の分配金は、受取方法を株式数比例配分方式にし、基準日までに手続きを終えておく必要がある。ここを外すと、NISAで持っていても20.315%が引かれる。

1348は国内ETFなので、手取り差の主役は日本側の20.315%である。対して米国ETFは、海外側で先に税金が引かれることがあり、NISAでも受取額が満額にならないケースがある。この点は国内ETFとかなり感覚が違う。

参照:金融庁 NISA資料日本証券業協会の受取方式Q&A

利回りの数字をどう読むか

1348の利回りを見るとき、まず外してはいけないのは「表示利回りは今の値段に対する割合」であって、自分が買った値段に対する割合ではないという点だ。直近TTMは73.3円/口で、2026年3月23日終値は3,616円なので、足元の実績ベース利回りは約2.03%になる。これは運用会社表示の分配金利回りとも大きくズレない。

同じ73.3円でも、自分の買値が3,000円なら見え方は変わる。自分の購入単価ベースでは約2.44%になる。ここを分けて見ないと、「利回りが上がったから分配金が増えた」と誤読しやすい。実際には、株価が下がって分母が小さくなっただけでも利回りは高く見える。

もうひとつ大事なのは、1348の分配金は固定ではないことだ。直近では増えてきたが、毎回同額ではなく、2025年7月期38.3円のあとに2026年1月期は35.0円へ下がっている。利回りが2%台だから安定、3%に近づいたから得、という単純な読み方は危ない。まず見るべきは、過去数回の分配推移と、そのときの株価である。

参照:株価時系列分配履歴・配当落ち日

分配金目的で見るべき数字

分配金目的で1348を見るなら、確認項目は多くない。むしろ絞ったほうが判断しやすい。

  • 直近TTMが何円か。いまは73.3円/口である。
  • 次回基準日の権利付き最終日がいつか。基準日だけ見ても足りない。
  • 自分の受取方式が株式数比例配分方式になっているか。NISAならここが致命点になる。
  • 表示利回りではなく、自分の購入単価で見た利回りがどう見えるか。

再投資目的の人なら、目先の分配額そのものより、分配後も含めたトータルリターンや保有コストのほうが重要になる。1348の信託報酬は税込0.066%で低いが、分配金目当ての人と再投資中心の人では、重視する数字が少し違う。分配金記事を読んだあとにやることは、次回権利日、受取方式、自分の買値ベース利回りの3つを確認することだけで十分である。

参照:東証の銘柄概要PDF日本証券業協会の受取方式Q&A

よくある誤解

TOPIX連動の大型ETFだから、分配金も毎回ほぼ同じだろう、と見てしまうことがある。そう見えやすいのは、年2回で基準日が固定だからだ。だが実績は25.6円、32.5円、30.8円、38.3円、35.0円と普通に動いている。広く分散された指数連動ETFでも、分配金は固定給ではない。見るべきなのは「今回いくらか」だけではなく、直近数回の流れとTTMである。

まとめ

1348は1月・7月の年2回分配で、直近TTMは73.3円/口、2026年3月23日終値ベースの実績利回りは約2.03%である。見るべきなのは高い低いではなく、分配推移、権利日、NISAの受取方式の3点だ。次は、他のTOPIX連動ETFと並べて違いを整理すると判断しやすくなる。

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Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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