1479|iFreeETF MSCI日本株人材設備投資指数の分配金と利回り|計算方法と手取りの読み方

1479は年2回の分配型ETFだ。分配金は「いつ買えば権利を取れるか」と「税引後にいくら残るか」で体感が変わる。本稿はスケジュールと計算式を、1479の実データで固定して整理する。

決算日は1/10・7/10(年2回)。直近TTM分配は762円/口。特定口座の手取りは約607円/口(税率20.315%)。利回りは購入単価ベースで再計算する。

分配スケジュール|いつ・何回もらえるか

まず結論。1479の分配金支払基準日(決算日)は毎年1月10日と7月10日で、年間2回だ。

注意すべきは、決算日=買えばもらえる日ではない点。受渡がT+2(約定日の2営業日後)である以上、権利を取るには権利付き最終日までに買うことが必須になる。さらに決算日が休日の場合は翌営業日扱いになるため、年によって日付がズレる。

下表は1479の実績と次回分の日付例だ。権利付き最終日・権利落ち日はT+2前提で逆算している。

区分年間回数決算日(分配基準日)権利付き最終日(目安)権利落ち日(目安)分配金支払開始予定日
2026年1月期(実績)2回2026/01/102026/01/082026/01/092026/02/18
2025年7月期(実績)2回2025/07/102025/07/082025/07/092025/08/18
2026年7月期(例)2回2026/07/102026/07/082026/07/09未公表(例年8月中旬)

支払開始予定日は、大和アセットの「収益分配のお知らせ」に記載される。

具体的な日付例(2026年7月期)を示す。2026/07/10が決算日で、T+2前提なら権利付き最終日は2026/07/08になる。つまり、2026/07/08の引けまでに買って約定していないと分配対象にならない。2026/07/09(権利落ち日)に買ってもその期の分配は受け取れない。ここを取り違えると「買ったのに入金がない」という事態になる。

参照:iFreeETF MSCI日本株人材設備投資指数 基本情報

参照:収益分配のお知らせ(2026年1月10日時点)

参照:Implementation of Shortening of Stock Settlement Cycle (T+2)

分配金の実績と計算の仕方

1479の分配金は固定ではない。毎期の収益分配金は変動し得る(0円の期も理屈上はあり得る)。まず直近1〜2年を表で押さえる。

決算日分配金(税引前・1口あたり)
2026/01/10380円
2025/07/10382円
2025/01/10302円
2024/07/10345円
2024/01/10267円

次にTTM(過去12か月の合計)だ。分配金の見通しを手早く把握するための最小の道具になる。

TTM(税引前)=直近2回分の合計 1479の場合:382円(2025/07)+380円(2026/01)=762円/口

ここで終わると、利回り表示に足をすくわれる。利回りは「分配金÷価格」で計算されるが、どの価格・どの期間の分配金を使うかで数字は平気でズレるからだ。

ズレの原因を1479で固定して示す。大和アセットのページ上、2026/02/27時点の取引所価格(終値)は47,990円。この価格でTTM利回り(税引前)を作り直すと、

TTM利回り(税引前)=762 ÷ 47,990 = 約1.59%

一方、同ページの「分配金利回り」は「支払われた分配金の合計」と「基準価額(NAV)」を用いる定義になっている。決算日ベースTTMではなく、支払日ウィンドウ+基準価額ベースになり得るため、表示利回りをそのまま信じるとズレが生じる。

参照:iFreeETF MSCI日本株人材設備投資指数 分配実績・利回り定義

参照:収益分配のお知らせ(2025年7月10日時点)

税引後の手取りはいくらか

国内ETFの分配金は、原則として20.315%(所得税等15.315%+住民税5%)が課税される。計算式は1行だ。

税引後(円)=税引前(円)×0.79685(=1−0.20315)

1479の数値例(特定口座・源泉あり想定)を示す。2026/01の分配金は380円/口(税引前)なので、税引後は、

380 × 0.79685 = 約302.80円/口

100口持っていれば、入金のイメージは約30,280円(302.80×100)になる。同様に、直近TTM(税引前)762円/口の税引後は、

762 × 0.79685 = 約607.20円/口

ここでNISAの話に入る。ただし前提がある。1479はNISAの成長投資枠の対象外とされている(少なくともJPX資料の記載では)。したがって1479をNISA口座で保有して分配金を非課税で受け取るという設計は、基本的に成立しない。使えるのは特定口座等での税引後計算だ。

参照:国税庁 No.1331(配当等の税率20.315%)

参照:【1479】ETF銘柄概要(NISA成長投資枠の記載あり)

利回りの数字に惑わされないための読み方

分配利回りは「高いほど得」ではない。まず利回りには2つの基準がある。

基準価額(NAV)ベースは運用会社が示すファンドの価値を分母にする。購入価格(約定単価)ベースは実際に買った値段を分母にする。

投資家が本当に知りたいのは後者だ。同じ762円/口でも、47,990円で買った人と40,000円で買った人では利回りが違う。利回り表示は自分の約定単価で作り直して、初めて使い物になる。

次に分配金の中身だ。投資信託(ETFを含む)の分配金には、利益から出る普通分配金と、元本払戻金(特別分配金)がある。元本払戻金は受け取っても資産の一部が戻っただけで、分配落ち後の基準価額がその分だけ下がる構造になりやすい。俗に「タコ足分配」と呼ばれるパターンで、利回りだけ見て飛びつくとトータルリターンで負ける典型になる。

目的別に見るべき数字を分岐させる。

毎月いくら入るかを設計したいなら、年間分配回数(1479は年2回)、TTM税引後(1479は約607円/口)、必要口数=(月に欲しい金額×12)÷TTM税引後の3点を確認する。月1万円なら10,000×12÷607≒約198口だ。ただし入金は年2回のまとめ払いで来る。月次キャッシュフローを求めるなら、銘柄選定より先に入金設計が破綻することを頭に入れておく。

利回り比較で候補をふるいにかけたいなら、購入単価ベースの利回り(自分の約定単価で再計算)、分配の質(普通分配金か、特別分配金が混ざっていないか)、信託報酬などのコストと分配の安定性(過去のブレ)の3点を軸にする。

利回りは入口の数字であって、結論の数字ではない。分配金の額・回数・税引後・分配の質まで落として、初めて比較の土台に乗る。

参照:iFreeETF MSCI日本株人材設備投資指数(価格・利回り定義)

参照:投信協会 用語集「元本払戻金(特別分配金)」

NISAでの受け取りと再投資の考え方

1479は(資料上)NISA成長投資枠の対象外であるため、分配金を非課税で受け取って自動再投資するという税制ブーストは使いにくい。

特定口座で分配金を受け取る場合、やることは2択に収束する。受け取って生活費や別資産に回すインカム用途か、税引後の現金をあらかじめ決めたルールで再投資する資産拡大型かだ。

どちらを選ぶかで見るべき数字が変わる。インカム用途なら入金タイミングの設計が最優先。再投資用途なら、分配を受け取ること自体が課税イベントになる点を織り込み、再投資の頻度と買い増し条件をあらかじめ固定しておく。

参照:【1479】ETF銘柄概要(NISA成長投資枠の記載あり)

よくある誤解

誤解:「権利落ち日に買えば分配金がもらえる」

理由は単純で、分配の権利は決算日(名義確定日)時点の受益者に対して確定するからだ。受渡がT+2である以上、権利落ち日に買っても名義確定日に間に合わない。権利付き最終日までに買って約定して、初めて対象になる。

では何をするか。次回の決算日だけを見るのではなく、権利付き最終日を先に確定してカレンダーに固定登録しておくことだ。確認コストをゼロにしない限り、この手の取り違えは繰り返す。

まとめ

1479の分配は年2回(1/10・7/10)で、直近TTMは762円/口、税引後は約607円/口が目安になる。利回りは表示値を信じず、TTMと自分の購入単価で作り直す。次は「1479の代替候補(VS)比較」で、分配設計とNISA適合性まで並べて判断軸を固める。

1479 iFreeETF 分配金&利回りシミュレーター

1479|iFreeETF MSCI日本株
人材設備投資指数

「いつ、いくらもらえるか」のスケジュールと、税引後の手取り計算を実データ(2026年2月時点)で徹底解説。

決算日(分配頻度)
年2回
1月10日・7月10日
直近TTM(年合計)
762 円/口
税引前(過去12ヶ月)
特定口座 手取り目安
約 607 円/口
税率 20.315% 控除後
NISA 成長投資枠
対象外
特定口座での運用が基本

🗓️ 分配金スケジュールと権利確定

分配金を受け取るには「決算日」ではなく、T+2ルールに基づく「権利付き最終日」までの買付が必須です。

1月期

決算日:
1月10日
権利付最終日:
1月8日頃

7月期

決算日:
7月10日
権利付最終日:
7月8日頃

T+2 ルールの図解

ココで買う!
権利付
最終日
遅い
権利
落ち日
名義確定
決算日
(基準日)

📈 分配金実績(直近)

1479の分配金は固定ではありません。直近の1口あたり分配金推移を確認します。

※データは2026年2月時点の実績

🧮

💡 マイ利回り&手取り計算機

分配利回りは「自分の購入単価」で再計算して初めて意味を持ちます。表示値に惑わされないよう、あなたの条件で計算しましょう。

入力条件

¥

※参考:2026/02/27終値 47,990円

前提データ (TTM税引前) 762 円/口
実質・分配金利回り (税引前) 購入単価ベース
%

※証券会社の「基準価額ベース」の利回りとは異なります。

年間 手取り金額 (税引後) 税率20.315%
¥

※特定口座での年間概算です。1回あたりはこの約半分となります。

⚠️ 投資判断の重要ポイント

NISAでの扱い

1479はJPX資料上、NISAの成長投資枠「対象外」とされています。「分配金が非課税で丸取り」という設計は基本的に成立しないため、特定口座等での税引後計算(約20%控除)を前提とした計画が必要です。

利回りの罠

運用会社発表の「基準価額ベース」利回りと、実際の「購入単価ベース」利回りを混同しないよう注意が必要です。また、分配金が高いだけで選ぶのではなく、信託報酬(コスト)やタコ足配当でないかのチェックも必須です。

※本シミュレーターの計算結果は目安であり、将来の分配金や利回りを保証するものではありません。

Based on source report: 1479 iFreeETF 分配金解説記事構成案 (2026年2月時点)

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