2026-03-20 米国セクター資金フロー|全11セクター完全ランキング

米国株の見た目は毎日よく動くが、短期の値動きだけでは市場の重心はつかみにくい。そこで見るのが、実際にどのセクターへ資金が入り、どこから抜けているかというフローである。今回の基準日では、公益・不動産・エネルギーに資金が寄りやすく、コミュニケーションや一部景気敏感には弱さが残る構図が見える。

▼短期(3日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLRE2.93%
2XLF2.92%
3XLB1.20%
4XLV0.94%
5XLU0.44%
6XLY0.41%
7XLI0.20%
8XLE0.13%
9XLC-0.19%
10XLK-0.26%
11XLP-1.54%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLF1379
2XLV363
3XLRE225
4XLU110
5XLY88
6XLB75
7XLI57
8XLE56
9XLC-46
10XLK-227
11XLP-245

短期ではXLFの金額流入がかなり大きい。
ただしAUM比で見るとXLREもほぼ同水準で強く、規模の小さいセクターほど資金の入り方が濃く出ている。
一方、XLPとXLKは短期で資金が鈍く、ディフェンシブや大型グロースを一括りでは見づらい局面である。

▼中期(10日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLRE3.66%
2XLU2.22%
3XLE1.53%
4XLF0.99%
5XLK0.27%
6XLY0.20%
7XLV-0.91%
8XLP-1.74%
9XLI-1.82%
10XLC-4.42%
11XLB-5.27%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE635
2XLU553
3XLF470
4XLRE281
5XLK234
6XLY43
7XLP-276
8XLB-329
9XLV-353
10XLI-515
11XLC-1086

10日では短期よりも輪郭がはっきりしてくる。
AUM比で上位を占めるのはXLRE、XLU、XLEで、守りとインフレ耐性のある領域に資金が寄っている。
逆にXLCとXLBの弱さはかなり目立ち、金額でも比率でも下位に沈んでいる。

▼長期(20日)

① AUM比%ランキング(降順)

順位ティッカーAUM比%
1XLU5.03%
2XLRE4.51%
3XLE3.62%
4XLY3.15%
5XLK0.45%
6XLP-0.50%
7XLV-1.00%
8XLB-2.26%
9XLI-3.15%
10XLF-4.08%
11XLC-5.56%

② フロー金額ランキング(降順)

順位ティッカーフロー金額
1XLE1509
2XLU1254
3XLY684
4XLK398
5XLRE346
6XLP-79
7XLB-141
8XLV-388
9XLI-891
10XLC-1368
11XLF-1931

20日まで伸ばすと、資金の定着先はかなり明確になる。
XLU、XLRE、XLEが上位を固め、単発ではなく継続的に選ばれている形である。
反対にXLC、XLF、XLIは長めの期間で流出が残り、短期の戻りがあっても構図全体はまだ弱い。

市場構図まとめ

今回の全体像は、守りと金利・インフレ環境に相対的に耐えやすいセクターへ資金が滞留し、コミュニケーション、資本財、金融の一部に重さが残るというものだった。長期ではXLU、XLRE、XLEが上位で並び、短期だけのノイズではない流れが見える。ニュース面では、FOMCの据え置きと中東情勢を背景にした原油高が、公益・不動産・エネルギーの見られ方に影響しやすい地合いだった。XLKはAI材料が出ていても、短期と中期のフローがねじれており、まだ一本調子とは言いにくい。

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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