基準日:2026-04-11(JST)
対象期間:2026-04-06 〜 2026-04-10(直近5営業日)
結論
今週は中東停戦を巡る原油の急落と揺り戻しが材料になって株と金利が動いた週である。初心者が見る論点は2つだけでよい。
- 論点①:中東情勢→原油 例:停戦期待で原油が下がるとインフレ不安が薄れやすい
- 論点②:米インフレ指標→米10年金利 例:CPIなどで借りるコストが動く
米10年金利=お金を借りるコストの代表
今週のスコアボード
※週初・週末は同じ参照元で揃える。指数、金利、為替でバラすとズレる。
| 指標 | 週初 | 週末 | 変化 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 米国株(S&P500) | 6,611.83 | 6,816.89 | +205.06(+3.10%) | 反発→停戦期待で原油安→不安が薄れて株が買われた |
| 日本株(日経平均) | 53,413.68 | 56,958.50 | +3,544.82(+6.64%) | 急伸→世界株高が波及→海外の安心感が日本株にも回った |
| 米10年金利 | 4.335 | 4.317 | -0.02pt(-2bp) | 低下→原油安でインフレ懸念後退→借りるコストが少し下がる方向 |
| ドル円(USD/JPY) | 159.664 | 159.115 | -0.55円 | 小幅円高→米金利が低下→ドルの金利メリットが少し減った |
参照:Investing.com|S&P500 過去データ
参照:Investing.com|日経平均 過去データ
参照:Investing.com|米10年債利回り 過去データ
参照:OANDA Japan|2026年4月6日のUSD/JPY
今週の出来事
※起きたことだけ書かない。必ずどの数字に効いたかを書く。
- 出来事:米・イランの2週間停戦報道で原油が急落し、世界株が反発(参照:Reuters|Wall Street ends sharply higher on US-Iran ceasefire/参照:Reuters|原油先物100ドル割れ、米・イラン停戦合意で供給懸念後退)
- 影響:米国株(S&P500)↑/日本株(日経平均)↑/米10年金利↓
- 一言:市場はエネルギー供給不安が和らぐならインフレ圧力も弱まりやすいと解釈した(初心者訳:ガソリン高の心配が薄れると、株に追い風になりやすい)
- 出来事:米3月CPIが前年比3.3%に加速
- 影響:米10年金利↑になりやすい/米国株(S&P500)上値が重くなりやすい
- 一言:市場は物価が強いと利下げが遠のきやすいと解釈した(初心者訳:金利が下がりにくいと、株の追い風が弱まりやすい)
- 出来事:停戦の実効性に不透明感が残り、安心感が行き来
- 影響:米国株(S&P500)小動き/ドル円(USD/JPY)小動き
- 一言:市場は一度安心しても地政学の再燃リスクが残ると解釈した(初心者訳:ニュース次第でムードが変わりやすく、追いかけすぎると疲れる局面)
相場が見ている軸
- 軸①:中東情勢→原油→株
- トリガー:停戦協議・停戦履行のヘッドライン
- 価格の反応:米国株(S&P500)/日本株(日経平均)
- 初心者訳:原油が落ち着くと物価の不安が薄れ、株が買われやすい
- 軸②:米インフレ→米10年金利→ドル円
- トリガー:CPIなどの物価指標
- 価格の反応:米10年金利/ドル円(USD/JPY)
- 初心者訳:物価が強いほど金利が上がりやすく、ドルの魅力(利回り)が増えやすい
いまの局面
いまは米10年金利で空気が変わる局面である。ニュースを追いすぎず、米10年金利だけ確認すれば足りる。
来週の確認ポイント
- 見るイベント(最大2つ):米輸入物価指数(3月)/米新規失業保険申請件数
- 見る数字(境界線):米10年金利4.30%、ドル円160円
- 起きたらどうなる:もし物価系の指標が強めなら米10年金利が4.30%を上回りやすく、ドル円が上方向に振れやすい(理由:金利が上がるとドルの利回りが目立ちやすい)。もし雇用系が弱めなら米10年金利が低下しやすく、ドル円が下方向に振れやすい(理由:景気減速観測で金利が上がりにくくなる)。
- 次回更新予定:2026-04-18
参照:Investing.com|米国 輸入物価指数(前年比)カレンダー
参照:Investing.com|米国 失業保険申請件数カレンダー
