「ETFを毎月自動で積立したい」と思っても、東証ETFは投資信託と異なり自動積立の設定が少し複雑です。このページでは、40代が新NISAで東証ETFを毎月積立する方法を、SBI証券・楽天証券を例に解説します。
東証ETFの積立の基本知識
まず、東証上場ETFの積立には2つの方法があります。
| 方法 | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 定期買付サービス | 指定日に自動で市場価格で買付 | 手間なし・自動化できる | 証券会社によっては未対応銘柄あり |
| 手動での毎月購入 | 毎月手動で注文を出す | 価格・タイミングを自分で判断できる | 手間がかかる・忘れるリスク |
長期積立には「定期買付サービス」の利用が推奨されます。つみたて投資枠の対象商品にもETFはありますが、2026年9月7日時点で9本にとどまり、この記事で挙げる銘柄はいずれも金融庁の届出一覧に見当たりません。NISAで買うなら成長投資枠での買付になります。
SBI証券でのETF定期買付設定手順
設定の流れ
- SBI証券にログイン → 上部メニュー「取引」→「ETF」
- 買付したいETFの銘柄ページを開く(例:1489を検索)
- 「定期買付」ボタンをクリック
- 買付口数または金額、買付日(毎月○日)を設定
- 新NISA口座(成長投資枠)を選択して注文確認
SBI証券での注意点
- 定期買付は「口数指定」または「金額指定」が選択できますが、ETFは1口単位の売買のため、金額指定の場合は余剰分が残ることがあります
- 買付日が休場日(土日・祝日)の場合は翌営業日に繰り越されます
- 新NISA口座の成長投資枠年間240万円の上限を超えないよう設定金額に注意
楽天証券でのETF定期買付設定手順
設定の流れ
- 楽天証券にログイン → メニュー「国内株式」→「ETF・ETN」
- 銘柄を検索して銘柄ページを開く
- 「定期買付」または「積立注文」を選択
- 買付サイクル(毎月・毎週等)、口数、NISA口座を設定
- 注文内容を確認して確定
楽天証券での注意点
- iSPEEDアプリからも定期買付の設定・確認が可能
- 楽天ポイントでの買付は定期買付には適用されず、通常買付時のみ
- 成長投資枠の残高はマイページ「NISA」タブで随時確認できます
積立金額の目安:40代の現実的なシミュレーション
| 月積立額 | 年間積立額 | 20年後の資産(年利5%仮定) |
|---|---|---|
| 3万円/月 | 36万円 | 約1,234万円 |
| 5万円/月 | 60万円 | 約2,056万円 |
| 10万円/月 | 120万円 | 約4,113万円 |
| 20万円/月 | 240万円(上限) | 約8,226万円 |
※上記はあくまでシミュレーションです。実際の運用成果は保証されません。
新NISAの成長投資枠の年間上限は240万円、非課税保有限度額(総枠)のうち成長投資枠は1,200万円です。40代から始める場合、月5〜10万円の積立で20年間続けると、2,000〜4,000万円規模の資産形成が目標ラインになります。ただし上の表は、同じ額を20年間積み立て続けた場合の試算です。途中で売却して枠を再利用しない前提では、月々の積立額が大きいほど早く枠を使い切り、積み立てた元本のうち成長投資枠の1,200万円を超えた分は、課税口座での保有になります。
積立銘柄の選び方
40代の積立には、以下のような分散構成が基本です。
- 成長の核:S&P500 ETF(2558・1655)または全世界株式ETF
- 配当収入:高配当ETF(1489・399A)
- 安定・分散:金ETF(1540)
毎月の積立金額をこの3本に分散させることで、成長・配当・リスク分散のバランスが取れます。
→ 新NISA ETFおすすめ5本【40代向け2026年版】
積立開始後のチェックポイント
- □ 定期買付が毎月正常に実行されているか確認(3ヶ月に1回程度)
- □ 新NISA成長投資枠の残枠を年間で把握している
- □ 年1回のリバランスで各ETFの比率が崩れていないか確認
- □ 積立額の見直し(昇給・支出変化に応じて年1回)
データの出典
本記事のNISAの枠に関する記載は、以下の一次情報に基づく。取得日は2026年9月14日。
- 金融庁 NISA特設ウェブサイト「NISAを知る」 … つみたて投資枠の年間120万円、成長投資枠の年間240万円、併用による合計の年間360万円、非課税保有限度額(総枠)1,800万円、そのうち成長投資枠が1,200万円であること、および売却した商品の簿価の分だけ翌年以降に枠を再利用できること
- 金融庁「NISAの抜本的拡充・恒久化のイメージ」 … 年間投資枠(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)、非課税保有限度額(総枠)1,800万円を簿価残高方式で管理すること、成長投資枠1,200万円(内数)
- 金融庁「つみたて投資枠対象商品の概要について」(2026年9月7日時点) … つみたて投資枠の対象商品368本の内訳。ETFは投資先が国内のもの3本・海外のもの6本で、対象が投資信託だけではないこと
- 金融庁「つみたて投資枠対象商品届出一覧(対象資産別)」(PDF)(2026年9月7日時点) … つみたて投資枠の対象となる上場株式投資信託(ETF)が9本であることと、その9本のファンド名称。一覧に銘柄コードは載っていないため、対象かどうかはファンド名称で確かめる
- 日本取引所グループ「内国上場ETF一覧」 … 銘柄コードと正式名称の対応。本記事が挙げる 2558 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信、1655 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF、1489 NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信、399A 上場インデックスファンド日経平均高配当株50、1540 純金上場信託(現物国内保管型) の正式名称。上の届出一覧と突き合わせると、いずれの名称も見当たらない
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