1308|上場インデックスファンドTOPIX(TOPIX)の分配金と利回り|計算方法と手取りの読み方

1308は、年1回だけ7月に受け取るタイプのTOPIX連動ETFだ。直近分配は70円、2026年3月23日終値3,608円ベースのTTM利回りは1.94%になる。回数は少ないが、そのぶん「いつ出るか」「手取りはいくらか」は整理しやすい銘柄である。

1308は年1回型で、直近分配は70円。2026年3月23日終値ベースのTTM利回りは1.94%。高配当ETFのように回数で受け取る銘柄ではない。

1308の分配金は年何回か

1308の分配金は年1回で、決算日は毎年7月8日である。商品概要でも、計算期間は毎年7月9日から翌年7月8日まで、分配は配当等収益から諸経費を引いたうえで原則として全額分配とされている。毎月型でも四半期型でもなく、7月にまとめて

項目内容
年何回年1回
主な決算月7月
権利付最終日2025年実績では7月4日
権利落ち日2025年実績では7月7日
決算日毎年7月8日
支払開始日2025年実績では8月15日

表の数値は、運用会社の商品概要、2025年7月の決算・分配金スケジュール、2025年7月期の収益分配

権利付最終日は「今回分をもらうために、そこまでに買っておく日」である。権利落ち日は、その日以降に買っても今回分はもらえない日だ。決算日に金額が確定し、分配金は決算日から40日以内に支払われるの

参照:商品概要 2025年7月の決算・分配金スケジュール ETFの収益分配のお知らせ

いつ買えば今回分の対象になるか

1308で今回分の対象になるには、決算日の2営業日前までに保有しておく必要がある。運用会社の説明どおり、この日が権利付最終日である。2025年7月期なら、7月8日が決算日、7月4日が権利付最終日、7月7日が権利落ち日だった。つまり、2025年実績では7月4日までに買った人が対象で、7月7日以降の買付は次回

毎年7月8日が同じでも、土日祝の並びで権利付最終日は前後する。7月に入ってから慌てて確認するより、6月末の時点でその年のスケジュールを見ておく

参照:ETFの分配金って? ETF決算カレンダー

直近の分配金実績をどう見るか

直近の実績だけ見ると、1308の分配金はここ数年で増えている。2023年7月期が51.67円、2024年7月期が57.00円、2025年7月期が70.00円である。2026年3月24日時点のTTMは、過去12か月に支払われた分配金の合計なので70.

決算期1口あたり分配金支払開始予定日備考
2023年7月期51.67円2023年8月16日年1回
2024年7月期57.00円2024年8月16日年1回
2025年7月期70.00円2025年8月15日年1回

表の数値は、各年の運用会社の収益分配

ただし、ここで「毎年70円に向かって増える」と決めつけるのは早い。1308の分配は、組入株式から入る配当等収益から諸経費を引いて決まる仕組みで、運用会社も将来の分配金額は保証していない。増えている年が続いていても、翌年も同じ

参照:分配金情報 2025年7月期 決算短信

税引後の手取りはどう考えるか

1308は国内ETFなので、まずは特定口座かNISAかで手取りを見ればよい。上場株式等の配当等には20.315%の税率がかかるため、特定口座で1口70円を受け取るなら、ざっくりの手取りは約55.8円である。10口なら約558円、100口なら約5,5

NISAで買っていても安心しきるのは早い。金融庁の資料では、国内上場株式の配当金は受け取り方法によっては課税になり、ETFやREITの分配金も同様とされている。NISAで1308の分配金を国内税非課税で受け取るには、証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」になっているかを確認してお

つまり、1308の手取り感はかなり単純である。特定口座なら税引後に少し減る。NISAなら受け取り方法が合っていれば、そのまま受け取りやすい。米国ETFのように外国側の税まで先に気にする

参照:金融庁 NISA資料 国税庁の税率説明

利回りの数字をどう読むか

2025年7月期の分配金70円を、2026年3月23日終値3,608円で割ると、TTM利回りは1.94%になる。これが今よく見る「足元の値段に対する受け取り割合」である。数字としてはシンプルだが、これはあくまで今の株価ベースの見え

自分の購入単価で見える利回りは別物だ。たとえば同じ70円でも、3,000円で買っていた人には約2.33%、4,000円で買っていた人には1.75%に見える。画面に出る利回りと、自分が感じる利回りは一致しない。ここを混同すると、「利回りが上がったから分配が良くなった」と

もうひとつ重要なのは、1308の分配金は固定額ではないことだ。投資信託の分配金は運用状況に応じて変動し、分配したぶんだけ基準価額は下がるというのが金融庁の整理である。1308も商品概要で将来の分配金額は保証しないとしている。見た目の利回りだけで判断すると、この点を見

参照:商品概要 分配金情報 基準価額の推移

分配金目的で見るべき数字

1308で分配金目的なら、見る数字は多くない。むしろ絞ったほうが

  • 次回7月決算の権利付最終日
  • 直近2〜3年の1口分配金の推移
  • TTM利回りと、自分の購入単価ベースの見え方
  • NISAなら受け取り方法が株式数比例配分方式になっているか

再投資目的の人なら、分配金の多さそのものよりも、受け取り回数が年1回である点と、分配後に再投資の手間が出る点を先に見たほうがよい。1308の分配金記事を読んだあとに確認すべきなのは、次回権利付最終日、証券口座の受け取り設定、自分の買値の3つ

参照:ETF決算カレンダー 分配金情報 NISA資料

よくある誤解

「TOPIX連動ETFだから、分配金も毎年だいたい同じだろう」と見てしまいがちだが、そこは違う。1308の分配金は、組入株式の配当等収益から諸経費を引いた残りで決まり、運用会社も将来の金額は保証していない。さらに1308は年1回型なので、直近70円だけを見て受け取り感を大きく見積もるとズレやすい。先に見るべきなのは、高いか低いかではなく、年1回型か、直近推移はどうか、税引後でいくら残るか

まとめ

1308の分配金は、年1回・7月決算で受け取る広い日本株ETFの分配金である。直近は70円、2026年3月23日終値ベースのTTM利回りは1.94%だが、毎年固定ではない。まずは次回の権利付最終日と、受け取り方式、自分の購入単価を確認してから数字を読むのが順番だ。

次に読む記事

Sho
Sho

システム開発歴15年/PMP

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

Shoをフォローする
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
日本ETF|TOPIX・日経225