基準日:2026-03-14(JST)
対象期間:2026-03-06 〜 2026-03-12(直近5営業日)
結論
今週は中東情勢を起点にした原油高が材料になって米金利と株とドル円が動いた週である。論点は2つだけでよい。
- 論点①:原油高→インフレ懸念(インフレ=モノの値段が上がり続ける状態)
- 論点②:米10年金利→ドル円(米10年金利=お金を借りるコストの代表)
今週のスコアボード
※週初・週末は同じ参照元で揃える。指数、金利、為替でバラすとズレる。
| 指標 | 週初 | 週末 | 変化 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 米国株(S&P500) | 6,740.02 | 6,672.62 | -67.4(-1.00%) | 反落→原油高でインフレ懸念→金利が下がりにくい空気になった |
| 日本株(日経平均) | 55,620.84 | 54,452.96 | -1,167.9(-2.10%) | 下落→米株安と原油高→企業コスト増が意識された |
| 米10年金利 | 4.132% | 4.273% | +0.141pt(+14.1bp) | 上昇→原油高でインフレ警戒→借りるコストが上がる方向 |
| ドル円(USD/JPY) | 157.703 | 159.136 | +1.43円 | 円安→米金利上昇とドル買い→ドルの旨味が増えた |
表の変化は米国株(S&P500)-1.00%、日本株(日経平均)-2.10%、米10年金利+14.1bp、ドル円+1.43円であった(表の値はいずれも対象期間 2026-03-06〜2026-03-12 のもの)。
データ参照:Investing.com|S&P500 過去データ、Investing.com|日経平均 過去データ、Investing.com|米10年債利回り 過去データ、OANDA Japan|2026年3月6日のUSD/JPY ヒストリカル、OANDA Japan|2026年3月12日のUSD/JPY ヒストリカル
今週の出来事
※起きたことだけ書かない。必ずどの数字に効いたかを書く。
- 出来事:中東情勢の緊迫で原油が急騰し、インフレ懸念が再燃(参照:Reuters|米国株式市場=主要3指数が1.5%超下落、原油急騰で)
- 影響:米10年金利↑/米国株(S&P500)↓/ドル円↑
- 一言:市場は原油高=物価が下がりにくいと解釈した(初心者訳:金利が下がりにくいと株が重くなりやすい)
- 出来事:ドルが小幅高で推移し、円に対してドル買いが続いた(参照:Reuters|NY市場サマリー(12日)米株は主要3指数が1.5%超下落、ドル小幅高、2年債利回り6カ月ぶり高水準)
- 影響:ドル円↑
- 一言:市場は不安局面ではドルが選ばれやすいと解釈した(初心者訳:逃避先としてドルが買われやすい)
- 出来事:東京株は米株安の流れと原油高を嫌気して軟調(参照:Reuters|今日の株式見通し=軟調、米株安が重し 原油高を嫌気)
- 影響:日本株(日経平均)↓
- 一言:市場は原油高=企業収益の重しと解釈した(初心者訳:コスト増は利益を削りやすい)
相場が見ている軸
- 軸①:原油→インフレ期待→米10年金利→米国株
- トリガー:中東情勢・ホルムズ海峡リスクなどでの原油価格変動(参照:Reuters|Stocks slip, dollar strong as Iran conflict pushes oil prices higher)
- 価格の反応:米10年金利/米国株(S&P500)
- 初心者訳:原油が上がると物価が上がりやすく、金利が下がりにくい空気になり株が重くなりやすい
- 軸②:米10年金利→ドル円→日本株
- トリガー:米金利の上振れとドル買いの強弱(参照:Reuters|NY市場サマリー(12日)米株は主要3指数が1.5%超下落、ドル小幅高、2年債利回り6カ月ぶり高水準)
- 価格の反応:ドル円/日本株(日経平均)
- 初心者訳:米金利が上がるとドルが強くなりやすく、為替と海外要因で日本株の空気も振れやすい
いまの局面
いまは原油がインフレ懸念を通じて金利を動かしやすい局面である。ニュースを追いすぎず、米10年金利だけ確認すれば足りる。
来週の確認ポイント
- 見るイベント(最低2つ):FOMC(米金融政策)/日銀・金融政策決定会合(参照:OANDA Japan|米ドル/円(USD/JPY) 経済指標カレンダー)
- 見る数字(境界線):米10年金利4.30%/ドル円160円
- 起きたらどうなる:もし米10年金利が4.30%を超えて定着するなら、株は上値が重くなりやすい(理由:借りるコストが上がる方向)
- 次回更新予定:2026-03-21
この記事で言えないこと
- 上のスコアボードの実績値は、対象期間のものである。それ以外の期間の実績値は、この記事では確かめていないため書けない。
- 個別の銘柄やETFの純資産総額、売買時のスプレッド、基準価額との乖離は、この記事では扱っていないため示せない。
- ここから先の相場がどう動くかは確定的には示せない。本文の「来週の確認ポイント」は条件付きの見方であり、その条件が満たされるかどうかは事前には分からないため、結果を予測・保証するものではない。
数値の基準日
- 米国株(S&P500)の変化率(-1.00%)
- 2026-03-06〜2026-03-12
- 日本株(日経平均)の変化率(-2.10%)
- 2026-03-06〜2026-03-12
- 米10年金利の変化(+14.1bp)
- 2026-03-06〜2026-03-12
- ドル円の変化(+1.43円)
- 2026-03-06〜2026-03-12


