基準日:2026-04-04(JST)
対象期間:2026-03-30 〜 2026-04-03(直近5営業日)
結論
今週は中東情勢(ホルムズ海峡)と米指標が材料になって株価が上下し、結果として日米株は上昇した週である。初心者が見る論点は2つだけでよい。
- 論点①:中東ニュース→原油の変動
- 論点②:米10年金利→ドル円
ホルムズ海峡=中東の原油輸送の要衝で、詰まると原油高になりやすい。
米10年金利=お金を借りるコストの代表で、上がると株の重しになりやすい。
今週のスコアボード
※週初・週末は同じ参照元で揃える。指数、金利、為替でバラすとズレる。
| 指標 | 週初 | 週末 | 変化 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 米国株(S&P500) | 6,343.72 | 6,582.69 | +238.97(+3.77%) | 上昇→中東警戒の後退→売り急ぎが止まった |
| 日本株(日経平均) | 51,885.85 | 53,123.49 | +1,237.64(+2.39%) | 上昇→ホルムズ警戒の後退→原油ショックの怖さが薄れた |
| 米10年金利 | 4.342% | 4.345% | +0.003pt(+0.3bp) | 小幅上昇→雇用が強め→借りるコストが下がりにくい |
| ドル円(USD/JPY) | 159.970 | 159.615 | -0.36円(-0.22%) | 小幅円高→金利差の広がりが一服→ドルの旨味が増えにくかった |
注:米国株は2026-04-03が聖金曜日で休場のため、週末は2026-04-02終値を採用した。
pt=%ポイント(例:4.30%→4.40%は+0.10pt)、bp=0.01%ポイント(金利の細かい単位)である。
データ参照:Investing.com|S&P500 過去データ
データ参照:Investing.com|日経平均 過去データ
データ参照:Investing.com|米10年債利回り 過去データ
データ参照(週初):OANDA Japan|2026年3月30日のUSD/JPY 為替レート
データ参照(週末):OANDA Japan|2026年4月3日のUSD/JPY 為替レート
今週の出来事
- 出来事:トランプ演説を受けて警戒が強まり、原油高が株の重しになった(参照:Reuters|日経平均は大幅反落、トランプ氏演説で失望感 原油高も重し/Reuters|東京マーケット・サマリー(2日))
- 影響:日本株(日経平均)↓/ドル円↑
- 一言:市場はエネルギーコスト上振れを警戒した(初心者訳:コスト増は企業利益を削りやすい)
- 出来事:ホルムズ海峡を巡る過度な警戒が後退し、買い戻しが優勢になった(参照:Reuters|日経平均は反発、ホルムズ海峡巡る過度な警戒感が後退)
- 影響:日本株(日経平均)↑
- 一言:市場は最悪シナリオを少し巻き戻した(初心者訳:怖さが薄れると売りすぎ分が戻りやすい)
- 出来事:米3月雇用統計が予想を上回り、金利が下がりにくい見方が意識された(参照:Reuters|米3月雇用者数17.8万人増、過去15カ月で最多)
- 影響:米10年金利↑/ドル円↑
- 一言:市場は利下げが急がれないと解釈した(初心者訳:景気が強いほど金利は高いままになりやすい)
相場が見ている軸
- 軸①:中東情勢(ホルムズ海峡)→原油→株
- トリガー:ホルムズ海峡の通航を巡る報道(参照:Reuters|日経平均は反発、ホルムズ海峡巡る過度な警戒感が後退)
- 価格の反応:米国株(S&P500)/日本株(日経平均)
- 初心者訳:原油が跳ねると物価上昇の連想が強まり、株が揺れやすい
物価上昇=同じモノが高くなることである。
- 軸②:米雇用統計→米10年金利→ドル円
- トリガー:米3月雇用統計(参照:Reuters|米3月雇用者数17.8万人増、過去15カ月で最多)
- 価格の反応:米10年金利/ドル円(USD/JPY)
- 初心者訳:雇用が強いほど金利が下がりにくい連想になり、ドルが買われやすい
いまの局面
いまは「原油の見出しが株の空気を変える局面」である。ニュースを追いすぎず、原油が荒れているかだけ確認すれば足りる。
来週の確認ポイント
- 見るイベント(最大2つ):3月ISM非製造業景況指数(4/6)/2月毎月勤労統計(4/8)(参照:OANDA Japan|米ドル/円 経済指標カレンダー)
- 見る数字(境界線):米10年金利4.40%、ドル円160円
- 起きたらどうなる:もし米10年金利が4.40%を超えて定着するなら、株は上値が重くなりやすい(理由:借りるコストが上がる方向)
- 次回更新予定:2026-04-11
ISM非製造業=米サービス業の景気アンケート。
毎月勤労統計=賃金の伸びを確認する統計。
