東証のETF 452本のうち、NISAの成長投資枠の印が無いのは86本|JPXの一覧で数えて、名前と注記で分けた

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JPXのETF全銘柄一覧とレバレッジ型・インバース型の一覧を合わせると452本あります。このうち、「NISA対象銘柄」の欄に●が無いETFは86本でした。

86本のうち36本はレバレッジ型・インバース型です。残る50本では、WisdomTreeの商品の上場投資信託が19本、カバード・コールなどが8本ありました。

一方で、資料の日付によって書かれ方が違う銘柄も1本あります。2851は2026年7月24日に監理銘柄(確認中)に指定され、資産運用業協会の削除届出リストでも、同じ日が対象商品一覧からの削除日です。それでも、2026年2月27日の銘柄詳細資料の欄は「対象」です。

NISAの印が無いETF

86本

452本のうち

うちレバレッジ型・インバース型

36本

●が付いている銘柄はありません

銘柄詳細資料が「対象外」

76本

欄が無いものが9本

東証のETFのうち、NISAの成長投資枠の印が無いのは何本か

JPXの2つの一覧を合わせた452本のうち、「NISA対象銘柄」の欄に●が無いのは86本です。

JPXのETF全銘柄一覧は416本あり、このうち●が付いているのは366本、空欄は50本でした。

レバレッジ型・インバース型の一覧は36本あり、●が付いている銘柄はありません。2つの一覧には、同じコードの銘柄はありませんでした。

一覧 本数 ●あり ●なし
ETF全銘柄一覧 416本 366本 50本
レバレッジ型・インバース型の一覧 36本 0本 36本
合計 452本 366本 86本

2つを合わせると452本で、366本には●があり、86本にはありません。東証のETFの多くには●がありますが、ETFであれば必ず●が付くわけではありません。

ETF全銘柄一覧は2026年10月1日更新です。一方、レバレッジ型・インバース型の一覧には更新日の表示がなく、ここでは2026年10月3日に取得した一覧を数えました。

参照:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)全銘柄」(2026年10月1日更新)、日本取引所グループ「銘柄一覧(レバレッジ型・インバース型商品)」(2026年10月3日取得)

その印は、何をもとに付いているのか

JPXによると、●は資産運用業協会が公表するデータに基づいて更新されており、内国商品現物型ETF・外国ETFなどは運用会社からの申告をもとにJPXがまとめています。

JPXのETF全銘柄一覧の注記によると、「NISA対象銘柄」の欄は、資産運用業協会が公表するデータに基づいて更新されます。ただし、内国商品現物型ETF、外国ETF、外国ETF-JDRは除きます。

これらは、各管理会社または発行者が税法上の要件を踏まえて対象と判断した商品を申告し、JPXが一覧に取りまとめる仕組みです。

資産運用業協会の対象商品リストも、各運用会社が税法上の要件を踏まえて対象と判断した商品を届け出て、協会が取りまとめる形です。上場ファンドのリストは2026年9月25日更新でした。

このリストのファイルには、対象商品一覧とは別に「一般投資家向け削除届出リスト(上場ファンド)」があります。協会の注記では、削除日が来たファンドは対象商品一覧から外します。

JPXの一覧と資産運用業協会の対象商品一覧を突き合わせると、JPXでは●が付いているのに、協会の対象商品一覧には無いETFが7本あります。

そのうち1557・587A・1326の3本は、JPXの注記で外国籍のETFです。1540・1541・1542・1543の4本は、純金・純プラチナ・純銀・純パラジウムの上場信託で、現物国内保管型です。

反対に、JPXの一覧では●が空欄なのに、協会の対象商品一覧にある銘柄はありませんでした。ETF全銘柄一覧の銘柄で協会の削除届出リストに載っているのは、2851の1本です。

つまり、JPXの●はすべてを1つの元データから付けているわけではありません。資産運用業協会のデータを基にする銘柄と、管理会社や発行者の申告をJPXがまとめる銘柄があります。

参照:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)全銘柄」(2026年10月1日更新)、日本取引所グループ「『特定非課税管理勘定(NISAの成長投資枠)対象銘柄一覧』を公表しました。」(2023年6月30日)、資産運用業協会「NISA成長投資枠の対象商品」(2026年9月25日更新)、資産運用業協会「一般投資家向け成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(2026年9月25日更新)

印が無い50本は、一覧の名前と注記で分けるとどうなるか

ETF全銘柄一覧で●が無い50本は、一覧に書かれた名前・指数・注記で分けると、WisdomTreeの商品の上場投資信託19本、カバード・コールなど8本などにまとまり、名前と指数からは特徴が読み取れないものが12本あります。

ここでは、JPXの一覧に書かれた名前、指数、注記だけを使い、上から順に当てはまる区分へ入れました。個別ETFに●が無い理由を、この分類から決めたものではありません。

一覧の文字で分けた特徴・状態 本数 銘柄コード
監理・整理銘柄の注記がある 1本 2851
WisdomTreeの上場投資信託 19本 1672・1673・1674・1675・1676・1684〜1697
カバード・コール・プレミアムインカム・バイライトの指数や名前 8本 2858・2865・2868・379A・452A・453A・563A・576A
名前に「先物型」 3本 521A・626A・318A
名前に「毎月決算型」「毎月分配型」 2本 1677・635A
名前に「ブル」「ベア」 2本 516A・517A
指数や名前に「βヘッジ」「マーケットニュートラル」 2本 1490・1499
外国籍のETF 1本 1349
名前と指数からは特徴が読み取れない 12本 2523・1585・1479・1483・1652・1653・1654・2628・2629・363A・488A・2866

50本すべてが同じ特徴を持っているわけではありません。ただし、一覧上の名前や注記を見るだけでも、複数のまとまりに分かれていることは確認できます。

金融庁は成長投資枠から除外するものとして、整理・監理銘柄のほか、信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託、デリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を挙げています。

ただし、金融庁の項目と上の各区分を結び付ける記載は、ここで使った資料にはありません。そのため、どのETFがどの項目で除外されているかまでは結び付けません。

WisdomTreeの区分について、JPXの注5では、ウィズダムツリー・マネジメント・ジャージー・リミテッドのETFは、投資信託法第220条の「外国投資法人の発行する投資法人債券に類する証券」に該当するとしています。

カバード・コールの区分では、Global X Japanが563Aについて説明しています。同社のFAQが挙げる理由は、「カバード・コール戦略のETFはヘッジ目的以外でデリバティブ取引を活用しているため、NISA対象ではありません。」というものです。

一方、名前と指数から特徴が読み取れない12本もあります。管理会社は、大和アセットマネジメントが8本、ブラックロック・ジャパンが2本、三菱UFJアセットマネジメントが1本、Global X Japanが1本です。

この12本の銘柄詳細資料の欄は、いずれも「対象外」です。●の有無を名前だけで読み取れない銘柄も、一覧の中には含まれています。

参照:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)全銘柄」(2026年10月1日更新)、金融庁「NISAを知る」(2026年10月3日取得)、Global X Japan「【よくあるご質問】グローバルX NASDAQ100・デイリー・カバード・コール ETF(563A)」(2026年4月21日)、日本取引所グループ 各銘柄の銘柄詳細資料(2026年10月3日取得)

銘柄詳細資料の「NISA制度成長投資枠」の欄には、何と書かれているか

●の無い86本の銘柄詳細資料を読むと、「対象外」が76本、欄が無いものが9本、「対象」が1本でした。

JPXの2つの一覧には、それぞれのETFについて銘柄詳細資料へのリンクがあります。●が無い86本について、その資料にある「NISA制度成長投資枠」の欄を確認した結果です。

「対象外」は76本でした。一方、「NISA制度成長投資枠」の欄そのものが無かったのは、516A・517A・521A・563A・576A・606A・612A・626A・635Aの9本です。

残る1本は2851で、2026年2月27日の銘柄詳細資料の欄は「対象」です。この資料の日付は、監理銘柄(確認中)に指定された2026年7月24日より前です。

一覧で●が無い銘柄でも、銘柄詳細資料の書かれ方は同じではありません。さらに、銘柄詳細資料の日付も銘柄ごとに同じとは限りません。

参照:日本取引所グループ 各銘柄の銘柄詳細資料(2026年10月3日取得)、日本取引所グループ 2851 銘柄詳細資料(2026年2月27日)、日本取引所グループ「監理・整理銘柄一覧 現在の指定状況(その他商品)」(2026年9月25日更新)

2851は、資料ごとに何と書かれているか

2851は2026年7月24日に監理銘柄(確認中)に指定され、資産運用業協会の削除届出リストでも同じ日が対象商品一覧からの削除日ですが、2026年2月27日の銘柄詳細資料の欄は「対象」です。

2851の銘柄名は、iシェアーズ MSCI ジャパンSRI ETFです。JPXのETF全銘柄一覧ではNISA対象銘柄の欄が空欄で、監理・整理銘柄に指定されていることを示す注記があります。

JPXの「現在の指定状況(その他商品)」では、2851は「監理銘柄(確認中)」で、指定年月日は2026年7月24日です。

資産運用業協会のリストでは、2851は対象商品一覧ではなく、削除届出リストにあります。削除の事由は「監理銘柄・整理銘柄指定」で、対象商品一覧からの削除日は2026年7月24日です。協会の説明では、この事由のときは監理銘柄または整理銘柄の指定日を削除日として載せます。

一方、JPXの2026年2月27日の銘柄詳細資料では、「NISA制度成長投資枠」の欄が「対象」です。

金融庁が成長投資枠から除外するものとして最初に挙げているのは「整理・監理銘柄」です。2026年10月1日更新のJPXの一覧と協会の削除届出リストは、7月24日の指定より後の資料です。2月27日の銘柄詳細資料は、指定より前の資料です。

2851は、同じ銘柄でも、資料の日付によって書かれている内容が違う例です。

参照:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)全銘柄」(2026年10月1日更新)、資産運用業協会「一般投資家向け成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(2026年9月25日更新)、日本取引所グループ「監理・整理銘柄一覧 現在の指定状況(その他商品)」(2026年9月25日更新)、日本取引所グループ 2851 銘柄詳細資料(2026年2月27日)、金融庁「NISAを知る」(2026年10月3日取得)

NISAの印が空欄のETFは、どの資料に何が書かれているか

●が空欄のETFについて書かれていることは、一覧の注記、名前と指数、銘柄詳細資料の欄で同じではありません。

名前を見ただけでは●が無いと分からないETFが12本あったのは、意外でした。

ここからは、この記事で数えた結果から、そのまま導ける範囲の推論です。銘柄ごとに運用会社へ確かめたものではありません。

JPXのETF全銘柄一覧には、監理・整理銘柄に指定されていることを示す注記があります。

2851は、監理銘柄(確認中)の指定の日が資産運用業協会の対象商品一覧からの削除日ですが、2026年2月27日の銘柄詳細資料の欄は「対象」です。

●が無い86本の銘柄詳細資料では、「対象外」が76本、欄が無いものが9本、「対象」が1本でした。

ETF全銘柄一覧で●が空欄の50本は、名前・指数・注記から複数のまとまりに分かれますが、名前と指数から特徴が読み取れないものも12本あります。

この並びでは、空欄という表示だけから同じことを読み取れる形にはなっていません。監理・整理銘柄の注記に状態が書かれているのか、名前と指数に特徴が出ているのか、銘柄詳細資料の欄を読まないと分からないのかで、見る資料が分かれます。

参照:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)全銘柄」(2026年10月1日更新)、資産運用業協会「一般投資家向け成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(2026年9月25日更新)、日本取引所グループ「監理・整理銘柄一覧 現在の指定状況(その他商品)」(2026年9月25日更新)、日本取引所グループ 各銘柄の銘柄詳細資料(2026年10月3日取得)、日本取引所グループ 2851 銘柄詳細資料(2026年2月27日)

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つみたて投資枠の対象のETFを、金融庁の一覧で数えたものは NISAのつみたて投資枠の対象ETFは11本|金融庁の一覧と、対象になる条件 です。

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この記事で言えないこと

  • 名前と指数から特徴が読み取れない12本に●が無い理由は、JPXの一覧と銘柄詳細資料に書かれていないため、書いていません。
  • 2851の監理銘柄(確認中)の指定がこの後どうなるかは、ここで使った資料に書かれていないため、書いていません。
  • 証券会社ごとの取扱いは、ここで使った資料からは分からないため、書いていません。

数値の基準日

ETF全銘柄一覧(JPX)
2026年10月1日
成長投資枠対象商品リスト(資産運用業協会)
2026年9月25日
監理・整理銘柄一覧(JPX)
2026年9月25日
銘柄詳細資料(JPX・86本)を取得した日
2026年10月3日

出典

Sho
Sho

業務系SEとして長年

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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