2084はどんなETFか|指数に連動しない日本高配当株アクティブETFの分配金・費用・NISA

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itcareer40.jp銘柄を知る2084

2084は、日本の株式に投資する高配当のアクティブ運用型ETFです。ETFとは、証券取引所に上場する投資信託です。ETFはどれも指数への連動を目指すわけではなく、2084には連動を目指す指数がありません。

銘柄は運用会社が選び、2026年9月30日の組入銘柄数は100銘柄です。決算は年4回あり、分配金(運用で得た収益を、口数に応じて決算ごとに投資家へ分けるお金)の額は、この記事で並べた過去8回では決算ごとに違います。

分配金は、決算の日に受け取れるものだと思っていました。2026年10月7日の決算の分も、支払が始まる予定の日は11月13日でした。

2084は、どんなETFですか

2084は、日本の高配当株を選んで運用する、野村アセットマネジメントのアクティブ運用型ETFです。

正式な名前はNEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信、愛称はNF・日本高配当株アクティブETFです。運用会社は、ファンドの運用を指図する野村アセットマネジメントです。

主要投資対象は、わが国の株式です。配当利回りに着目し、高水準のインカムゲインと中長期的な値上がり益の獲得を目指します。配当利回りは、株式に投資したお金と、それが1年間に生むと期待される配当金(株主が企業から利益の分配として受け取るお金)との比率です。

インカムゲインは、配当金など株主の権利として受け取る利益です。値上がり益はキャピタルゲインともいい、株価の変動によって得る利益を指します。

項目 2084
正式な名前 NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信
愛称 NF・日本高配当株アクティブETF
運用会社 野村アセットマネジメント
運用のしかた アクティブ運用(連動を目指す指数は無い)
参考指標 TOPIX(配当込み)(ベンチマークではない)
組入銘柄数(2026年9月30日) 100銘柄
上場日 2023年9月7日
基準価額(1口・2026年10月19日) 3,851.91円
取引所価格(終値・2026年10月19日) 3,856円
純資産総額(2026年10月19日) 153.3億円
信託報酬率(税込・年率) 0.5225%
決算日 毎年1月・4月・7月・10月の各7日(年4回)
売買単位 1口
NISA 成長投資枠の対象(つみたて投資枠は対象外)

基準価額は商品ページでは100口あたり385,191円で表示され、表では1口あたりに直しています。取引所価格は同じ基準日の終値であり、基準価額とは別の値です。

  • 運用会社:ファンドの運用を指図する会社です。
  • 参考指標:ファンドの運用成果の比較対象(目安)とする指標です。
  • 基準価額:日々算出される投資信託の価額です。
  • 取引所価格:取引所の売買を通じ、需給を反映して決まる値段です。基準価額とは必ずしも一致しません。
  • 純資産総額:組み入れた資産などを時価で評価し、運用に必要な費用などを差し引いた金額です。
  • 信託報酬:投資信託の運用や管理の対価として、投資信託財産から支払われる費用です。
  • 決算日:計算期間の末日で、損益などが確定する日です。
  • 売買単位:証券取引所で売買するときの数量の単位です。
  • 上場日:東京証券取引所に上場した日です。運用が始まった設定日は2023年9月6日で、上場日の2023年9月7日とは異なります。
  • NISA:2084を買えるのは成長投資枠で、つみたて投資枠では買えません。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」投資信託説明書(交付目論見書)(使用開始日 2026年10月1日)、野村アセットマネジメント「2084」月次レポート(2026年9月30日)、JPX「2084」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会「成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(リスト更新日の最新 2026年10月19日・2026年10月20日取得)

指数に連動しないとは、どういうことですか

2084には連動対象となる指数がなく、運用会社が銘柄と組入比率を決めます。

日本取引所グループ(JPX)の銘柄詳細資料では、2084の対象指標は「なし」です。同じ資料の留意点は、「当ETFはアクティブ運用型ETFです。従来のETFとは異なり、連動対象となる指数が存在しない商品です。」としています。

NEXT FUNDSの特集ページの説明では、アクティブETFは特定の指標に連動しないETFで、インデックス運用は株価指数などの対象指標に連動する運用成果を目指します。

2084の参考指標はTOPIX(配当込み)です。TOPIX(東証株価指数)は、日本の株式市場を広く網羅する指数です。ここでの参考指標は運用成果を比べる目安であり、ベンチマークではありません。

ベンチマークとは、運用の実績を評価するための基準です。交付目論見書にも「ファンドにベンチマークはありません。」と明記されています。JPXの資料の留意点によると、積極運用の結果、基準価額が相場全体の変動からでは説明できない動きをする場合があります。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」投資信託説明書(交付目論見書)(使用開始日 2026年10月1日)、JPX「2084」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、NEXT FUNDS「アクティブETFで二刀流 成長株&高配当株」特集ページ(2026年10月20日取得)

組み入れる銘柄と比率は、どう決めていますか

銘柄は予想配当利回りと業績動向などで選び、比率は流動性や銘柄分散などを踏まえて決めます。

ポートフォリオとは、保有する銘柄の組み合わせです。交付目論見書が示す決め方は次のとおりです。

  • 予想配当利回り(予想した配当で計算した配当利回り)や業績動向(業績の動き)などを勘案し、投資候補銘柄を選びます。
  • 流動性(売買のしやすさ)、銘柄分散(特定の銘柄に偏らないこと)、今後の株価上昇の可能性などを勘案し、組入比率を決めます。
  • ポートフォリオは適宜見直します。

指数先物取引は、指数を将来の一定の日に、今の時点で決めた値段で取引する契約です。2084は、株価指数先物取引などを、投資の対象とする資産を保有した場合と同様の損益を実現する目的で使う場合があります。

商品概要のイメージ図では、銘柄を選ぶ流れが示されています。時価総額とは、株式をその時点の株価で評価した場合の金額です。

  • 日本の上場株式の時価総額上位約1,000銘柄を対象にします。
  • 予想配当利回りと業績動向の2つで評価し、上位100銘柄を選びます。
  • ポートフォリオは100銘柄程度とします。

組入比率については、「時価総額をベースとした『基準ウェイト』に対して、株価の上昇余地が大きいものをオーバーウェイト、小さいものをアンダーウェイト」としています。基準ウェイトは、時価総額をもとにした組入比率の出発点です。オーバーウェイトはそれより多め、アンダーウェイトはそれより少なめという意味です。このイメージ図は2026年6月30日時点のもので、内容は今後変更となる場合があります。

参照:野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」投資信託説明書(交付目論見書)(使用開始日 2026年10月1日)、野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」商品概要(2026年6月30日時点)

いまは、どんな銘柄と業種を持っていますか

2026年9月30日の組入銘柄数は100銘柄で、株式の比率は98.1%です。

  • 現金・その他資産は1.9%です。
  • 指数先物の比率1.1%は、資料の資産構成の欄に、かっこ書きで別に示されています。
  • 組入上位の例は三菱商事の3.9%です。組入上位10銘柄の合計は26.1%です。

業種は東証33業種分類に基づいています。ここでの比率は、どれも純資産に対する比率です。上位の業種は次のとおりです。

  • 電気機器:11.0%
  • 卸売業:10.1%
  • 銀行業:7.3%

ポートフォリオの配当利回りは、年率3.0%です。組入銘柄の配当利回り(実績の配当で計算したもの)を、組入比率の大きい銘柄ほど重く数えて平均したもの(加重平均)です。

この配当利回りは、保有する株式の配当に関する数字です。ETFから支払われる分配金の分配金利回りとは別の数字です。

参照:野村アセットマネジメント「2084」月次レポート(2026年9月30日)

分配金は、いつの決算で、いくら出ていますか

決算は年4回あり、過去8回の分配金の額は決算ごとに違います。

決算日は、毎年1月・4月・7月・10月の各7日です。分配金は、配当等収益(組み入れた株式から受け取る配当など)から経費を控除した後、その全額を分配することが原則です。

ただし、分配金がゼロとなる場合があります。売買益が生じても、分配は行いません。将来の分配金の支払いと金額は保証されていません。

商品ページでは、分配金を100口あたりの金額で表示しています。分配実績と、1口あたりに直した金額は次のとおりです。

決算日 分配金(100口あたり) 1口あたり
2025年1月7日 100円 1円
2025年4月7日 3,600円 36円
2025年7月7日 500円 5円
2025年10月7日 3,500円 35円
2026年1月7日 200円 2円
2026年4月7日 4,500円 45円
2026年7月7日 300円 3円
2026年10月7日 4,600円 46円

この8回では、分配金の額が決算ごとに異なります。

  • 1月の決算額は、どれも4月と10月の決算額を下回っています。
  • 7月の決算額も、どれも4月と10月の決算額を下回っています。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」投資信託説明書(交付目論見書)(使用開始日 2026年10月1日)

決算日に決まった分配金は、いつ支払われますか

2026年10月7日の分配金は100口につき4,600円で、支払開始予定日は2026年11月13日です。

この分配金の計算期間は、2026年7月8日から2026年10月7日までです。この分では、決算日と、分配金の支払いが始まる予定の日は別の日です。支払開始予定日は、2026年10月7日付の「ETFの収益分配のお知らせ」に書かれています。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「ETFの収益分配のお知らせ」(2026年10月7日)

費用は、どれくらいかかりますか

信託報酬率は年0.5225%で、税抜では年0.475%です。

総経費率は0.54%で、その内訳は、運用管理費用の比率が0.52%、その他費用の比率が0.02%です。

信託報酬は、日々の純資産総額に信託報酬率を掛けた額が中心で、有価証券を貸し付けた場合は、その貸付の料金に応じた額も加わります。総経費率は、集計期間(2026年1月8日から2026年7月7日まで)に実際にかかった運用・管理の費用の総額をもとに年率で表した数字で、原則として含まれない費用もあります。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」投資信託説明書(交付目論見書)(使用開始日 2026年10月1日)、NEXT FUNDS「ETFの総経費率」(集計期間 2026年1月8日〜2026年7月7日・2026年10月20日取得)

NISAの枠と、取引所での売買は、どうなっていますか

2084はNISAの成長投資枠の対象ですが、つみたて投資枠の対象外です。

商品ページとJPXの銘柄詳細資料は、2084を成長投資枠の対象としています。

  • JPXの銘柄詳細資料では、2026年2月27日現在で成長投資枠の対象です。
  • 資産運用業協会の成長投資枠対象商品リスト(リスト更新日の最新は2026年10月19日)にも載っています。
  • 同じリストでは、つみたて投資枠は対象外です。

2084は東京証券取引所で売買でき、売買単位は1口です。2026年2月27日現在、東証のマーケットメイク制度の対象です。

マーケットメイク制度は、マーケットメイカーが売りと買いの値段を示し、取引しやすくする仕組みです。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「2084」月次レポート(2026年9月30日)、JPX「2084」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会「成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(リスト更新日の最新 2026年10月19日・2026年10月20日取得)

まとめ

2084は、連動を目指す指数が無く運用会社が銘柄を選ぶETFで、分配金の額は過去8回の決算でそれぞれ違います。

  • 2084は連動を目指す指数がなく、運用会社が銘柄と組入比率を決めるアクティブ運用型ETFです。
  • 2026年10月7日の決算の分配金は、支払開始予定日が2026年11月13日です。
  • 信託報酬率は年0.5225%で、NISAの成長投資枠の対象となり、売買単位は1口です。

参照:NEXT FUNDS「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信(2084)」商品ページ(基準日 2026年10月19日・2026年10月20日取得)、野村アセットマネジメント「NEXT FUNDS 日本高配当株アクティブ上場投信」投資信託説明書(交付目論見書)(使用開始日 2026年10月1日)、野村アセットマネジメント「2084」月次レポート(2026年9月30日)、JPX「2084」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会「成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(リスト更新日の最新 2026年10月19日・2026年10月20日取得)

この記事で言えないこと

  • これからの分配金の額と、過去の額が決算ごとに違う理由は書いていません。分配金は保証されないため、また額が違う理由の説明が資料に無いためです。
  • 分配金利回りは書いていません。商品ページの定義の言葉(過去1年間に支払われた分配金)と、2026年10月7日の決算の分の支払開始予定日(11月13日)の関係が、資料で説明されていないためです。
  • 参考指標のTOPIX(配当込み)との運用成果の比較は書いていません。この記事は、運用の決まりと分配金・費用を資料で確かめる範囲にしているためです。

数値の基準日

商品ページ(基準価額・取引所価格・純資産総額・分配実績)
2026年10月19日
月次レポート(組入・業種)
2026年9月30日
交付目論見書(運用の方針・分配の方針・信託報酬)の使用開始日
2026年10月1日
商品概要(銘柄の絞り込みと組入比率の決め方のイメージ図)
2026年6月30日
総経費率の集計期間
2026年1月8日から2026年7月7日
JPX 銘柄詳細資料(対象指標・NISA・マーケットメイク)
2026年2月27日
収益分配のお知らせ(計算期間・支払開始予定日)
2026年10月7日
資産運用業協会の成長投資枠対象商品リスト(更新日)
2026年10月19日

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出典

Sho
Sho

業務系SEとして長年

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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