450本を数えると、信託報酬は0.1%台が142本でいちばん多い|東証のETFをJPXの一覧で並べた

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itcareer40.jpETFの基礎東証のETFの信託報酬

東証のETFの信託報酬は、0.1%を切るものが多いわけではありません。JPXの一覧(2026年10月9日更新)に載る453本から、上場前の3本を除いた450本を数えると、0.1%未満は59本(13.1%)で、0.5%以上1.0%未満の98本より少ない結果でした。

いちばん多いのは0.1%以上0.2%未満の142本(31.6%)です。450本の中央値は0.2475%で、1.0%以上の銘柄は0本でした。

集計に使ったのは、JPXのETF全銘柄一覧とレバレッジ型・インバース型商品の一覧です。信託報酬の値は注記では税抜きで、原則として昨年末時点のものです。『以内』『程度』『(税込)』が付いた値も、書かれた数字のまま数えています。

レバレッジ型・インバース型の中央値が0.75%で、ETFの全銘柄一覧の0.2%と離れていることが意外でした。同じ東証のETFでも、どちらの一覧かで見え方が変わります。

数えた450本の信託報酬の中央値

0.2475%

いちばん多い帯(0.1%以上0.2%未満)

142本

数えた一覧と、数え方

JPXの「銘柄一覧(ETF)」全銘柄は、2026年10月9日更新で417本でした。レバレッジ型・インバース型商品の一覧にある36本と合わせると、計453本になります。

このうち、東証上場銘柄一覧(2026年9月末)に載っていない650A・651A・659Aを除きました。JPXの新規上場銘柄の一覧では、この3本の上場日は2026年10月15日(650A・651A)と2026年10月23日(659A)で、一覧の更新日(2026年10月9日)より後です。集計対象はETF全銘柄一覧の414本と、レバレッジ型・インバース型36本の計450本です。

信託報酬は、ETFの管理・運用にあたって信託財産の中から差し引かれる費用です。JPXの注記では税抜きとされ、原則として昨年末時点の値を掲載しています。本年上場した銘柄は上場時点の値で、管理会社へのヒアリング調査に基づいています。

集計では、『以内』『程度』『(税込)』の付いた値も一覧に書かれた数字で数えました。表記による換算や補正を加えず、同じ帯に振り分けています。

数えた対象は上場前の3本を除いた450本で、信託報酬はJPXの一覧に記載された数字をそのまま使用しています。

参照:JPX「銘柄一覧(ETF)」全銘柄(2026年10月9日更新・2026年10月10日取得)、JPX「銘柄一覧(レバレッジ型・インバース型商品)」(2026年10月10日取得)、JPX「東証上場銘柄一覧」(2026年9月末・2026年10月10日取得)、JPX「新規上場銘柄(年間)」(ETF)(2026年10月9日更新・2026年10月10日取得)

信託報酬の帯ごとの本数

450本の信託報酬を帯ごとに分けると、0.1%以上0.2%未満が142本で最多でした。0.1%未満は59本、0.5%以上1.0%未満は98本です。1.0%以上に該当する銘柄はありませんでした。

信託報酬の帯 本数 割合 ETFの全銘柄一覧(414本) レバレッジ型・インバース型(36本)
0.1%未満 59本 13.1% 59本 0本
0.1%以上0.2%未満 142本 31.6% 142本 0本
0.2%以上0.3%未満 64本 14.2% 63本 1本
0.3%以上0.5%未満 87本 19.3% 81本 6本
0.5%以上1.0%未満 98本 21.8% 69本 29本
1.0%以上 0本 0.0% 0本 0本

0.1%未満の59本(13.1%)に対し、0.5%以上1.0%未満は98本(21.8%)です。レバレッジ型・インバース型に限ると、36本のうち29本が0.5%以上1.0%未満に入ります。この36本の信託報酬は0.27%から0.85%でした。

一覧で最も低い値は0.0275%以内で、449A ステート・ストリート・スパイダー S&P500® ETF(為替ヘッジなし)と450A ステート・ストリート・スパイダー S&P500® ETF(為替ヘッジあり)の2本です。

最も高い値は0.95%で、1325 NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信と1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信の2本です。

450本で最も多い信託報酬の帯は0.1%以上0.2%未満で、142本(31.6%)でした。

参照:JPX「銘柄一覧(ETF)」全銘柄(2026年10月9日更新・2026年10月10日取得)、JPX「銘柄一覧(レバレッジ型・インバース型商品)」(2026年10月10日取得)

関連記事:一覧で最も低い値だった449Aと450Aについて、同じところと為替ヘッジの扱いの違いを、JPXと運用会社の資料で並べた記事は449Aと450Aの違い|同じマザーファンドに投資し、為替ヘッジの扱いで分かれるです。

一覧の種類、アクティブ運用型、書き方で見た違い

450本全体の中央値は0.2475%でした。一覧を分けると、ETF全銘柄一覧414本の中央値は0.2%、レバレッジ型・インバース型36本は0.75%です。同じ信託報酬でも、集計対象によって中央値は異なります。

名前の欄に『アクティブ運用型』の印がある36本の中央値は0.375%です。それ以外の414本では0.245%でした。一覧の種類による区分と、アクティブ運用型の印による区分では、集計する対象が異なります。

信託報酬の書き方にも違いがあります。『以内』が215本、『程度』が71本、段階料率の注が付いたものが4本、どれも付かないそのほかが160本でした。注記では税抜きとされる一方、『(税込)』と記載された値も17本あります。この17本の内訳は、『以内』2本、『程度』14本、そのほか1本です。

段階料率は、純資産総額の残高に応じて信託報酬が段階的に下がる料率体系です。一覧には2026年9月30日現在の率が記載されています。仮に100万円に年率0.1%を掛けると1,000円、0.5%なら5,000円で、差は4,000円です。これは単純な計算であり、特定の銘柄の負担額ではありません。

信託報酬の中央値は一覧の区分やアクティブ運用型の印によって異なり、掲載値には複数の書き方が混在しています。

参照:JPX「銘柄一覧(ETF)」全銘柄(2026年10月9日更新・2026年10月10日取得)、JPX「銘柄一覧(レバレッジ型・インバース型商品)」(2026年10月10日取得)

3行の要約

  • 上場前の3本を除いた東証のETF450本では、信託報酬0.1%以上0.2%未満が142本(31.6%)で最多でした。
  • 中央値は全体で0.2475%、ETF全銘柄一覧414本で0.2%、レバレッジ型・インバース型36本で0.75%でした。
  • 信託報酬の記載は『以内』215本、『程度』71本、段階料率の注4本、そのほか160本で、『(税込)』の表記も17本ありました。

数えた結果から言えること

ここからは、この記事で並べた資料の記載から、そのまま導ける範囲の推論です。今後の信託報酬の見通しではありません。

一覧の信託報酬は注記では税抜きで、原則として昨年末時点の値です。『以内』215本、『程度』71本、『(税込)』17本が含まれています。

450本の中央値は0.2475%で、ETF全銘柄一覧414本は0.2%、レバレッジ型・インバース型36本は0.75%です。『アクティブ運用型』の印がある36本は0.375%、それ以外の414本は0.245%となっています。

一覧の掲載値には『以内』『程度』『(税込)』の書き方が混ざっていて、中央値は一覧の種類やアクティブ運用型の印で分けると異なります。

参照:JPX「銘柄一覧(ETF)」全銘柄(2026年10月9日更新・2026年10月10日取得)、JPX「銘柄一覧(レバレッジ型・インバース型商品)」(2026年10月10日取得)

この記事で言えないこと

  • 『以内』『程度』が何を意味するかは書いていません。JPXの一覧に、その説明が無いためです。
  • 『(税込)』と書かれた17本の値を、税抜きに直してはいません。一覧に書かれた数字のまま数えたためです。
  • 総経費率や売買の手数料は数えていません。JPXの一覧に載っているのは信託報酬の欄だけのためです。

数値の基準日

JPXの銘柄一覧(ETF の全銘柄)の更新日
2026年10月9日更新
9月末に上場していたかを確かめた東証上場銘柄一覧
2026年9月末
上場前の3本の上場日を確かめた新規上場銘柄(年間)の更新日
2026年10月9日更新

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出典

Sho
Sho

業務系SEとして長年

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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