465A・2080・2529は何が違う?|株主還元の指数で選ぶ2本と、PBRで選ぶアクティブETFを資料で比べる

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itcareer40.jp比べて選ぶ465A・2529・2080

465Aと2529は株主還元の指標で銘柄を選ぶ指数に連動して金融の銘柄を除き、2080は連動を目指す指数を持たず、PBRを手がかりに運用会社が銘柄を選びます。

名前に「株主還元」や「PBR」が入る日本株のETF(証券取引所に上場する投資信託)に、465A・2529・2080があります。

3本とも同じ考え方で銘柄を選ぶように見えますが、指数(特定の市場の動向を表す指標)に連動するのは465Aと2529です。2080は連動を目指す指数を持たず、PBR(株価を1株あたり純資産で割った値)が1倍未満の銘柄から運用会社が選びます。

金融の銘柄の扱いも違います。465Aと2529の指数は金融の銘柄を除きますが、2080の組入上位10銘柄(2026年10月30日)には、銀行業と保険業の銘柄が5つ入っています。

3本の違いは、次の表のとおりです。

項目 465A 2529 2080
銘柄名 グローバルX 日経平均株主還元40-日本株式 ETF NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信 PBR1倍割れ解消推進ETF
運用の形 指数に連動を目指す 指数に連動を目指す アクティブ運用(連動を目指す指数なし)
指数 日経平均株主還元株40指数(トータルリターン) 野村株主還元70(配当含む) なし
銘柄を選ぶ範囲 日経平均株価の構成銘柄から、金融と不動産を除く 国内の上場銘柄から、時価総額と売買代金で絞り、金融を除く PBRが1倍未満の銘柄
銘柄の選び方 株主還元利回りの上位40銘柄 ネット総還元利回りの上位70銘柄 運用会社が、利益水準や財務状況などから選ぶ
比率の決め方 時価総額と利回りで決め、指数の銘柄ごとの上限は8% 見直しのときに浮動株調整時価総額に比例して決め、銘柄ごとの上限は2% 運用会社が決める
銘柄の見直し 年2回(1月と7月の第7営業日) 年1回(2月の第一営業日) 運用会社が判断する
信託報酬(税込・年率) 0.3025% 0.308% 0.99%
分配金の基準日 年4回(1・4・7・10月の各4日) 年4回(1・4・7・10月の各7日) 年1回(9月10日)
上場日 2025年11月26日 2019年4月19日 2023年9月7日
運用会社 Global X Japan 野村アセットマネジメント シンプレクス・アセット・マネジメント

表の費用と基準日は、JPXの銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)の値です。

465Aの指数の銘柄数

40銘柄

指数の銘柄ごとの上限は8%

2529の指数の銘柄数

70銘柄

比率を決めるときの銘柄ごとの上限は2%

2080の信託報酬(税込・年率)

0.99%

アクティブ運用(連動を目指す指数なし)

465Aと2529の上位10銘柄で共通する銘柄

3銘柄

2026年9月30日

3本は、どの範囲から銘柄を選ぶ?

465Aは、日経平均株価の構成銘柄から金融と不動産を除いて選びます。日経平均株価から除外される銘柄は、この指数からも臨時に除外されます。

2529は、国内の上場銘柄から選びます。手がかりにするのは、時価総額(株式をその時点の株価で評価した金額)と浮動株(安定した株主の株ではなく、市場で売買される可能性のある株)です。

最初に、浮動株調整時価総額(浮動株で計算した時価総額)の上位98%に当たる銘柄を、母集団(選ぶ前の候補の集まり)にします。普通株以外の株式など、一部の銘柄は母集団に入れません。

そのうえで、次の2つの基準を満たす銘柄を選び出します。

  • 浮動株調整時価総額を大きい順に足していき、全上場銘柄の合計の85%に当たるまでの銘柄
  • 直近60営業日の平均売買代金(日ごとに売買された金額の平均)の大きい順に500銘柄

そこから、東京証券取引所の33業種の分け方で、次の業種を除きます。この範囲は、2026年10月9日のルールブックに記載されています。

  • 銀行業
  • 証券、商品先物取引業
  • 保険業
  • その他金融業

2080は、JPXの資料では「アクティブ運用型」で、対象指標はありません。

PBRが1倍未満の銘柄から、利益水準や開示情報をもとに候補を選びます。そのうえで、運用会社が投資する銘柄と割合を決めます。

下の図1は、3本が銘柄を選ぶ範囲と、候補を絞る手順を示したものです。

3本が銘柄を選ぶ範囲と手順 465Aは日経平均株価の構成銘柄から金融と不動産を除き、株主還元利回りの上位40銘柄を選ぶ。2529は国内の上場銘柄のうち浮動株調整時価総額の上位98%に当たる母集団から、浮動株調整時価総額の累積で上位85%と、直近60営業日の平均売買代金の上位500銘柄という基準で絞り、金融を除いて、ネット総還元利回りの上位70銘柄を選ぶ。2080はPBRが1倍未満の銘柄から、運用会社が候補を選び、投資する銘柄と割合を決める。 3本が銘柄を選ぶ範囲と手順 465A 日経平均株価の構成銘柄 金融と不動産を除く 株主還元利回りの上位40銘柄 2529 国内の上場銘柄から母集団(上位98%) 浮動株調整時価総額の累積で上位85%と、直近60営業日の平均売買代金の上位500銘柄 金融を除く ネット総還元利回りの上位70銘柄 2080 PBRが1倍未満の銘柄 運用会社が候補を選ぶ 投資する銘柄と割合を決める 465Aと2529は指数のルール、2080は運用会社の判断です。
図1 3本が銘柄を選ぶ範囲と手順。465Aと2529は指数のルールで金融を除き、2080はPBRが1倍未満の銘柄から運用会社が選びます。

465Aは日経平均株価の構成銘柄から、2529は国内の上場銘柄から金融を除いて選び、2080はPBRが1倍未満の銘柄から選びます。

参照:JPXの銘柄詳細資料・ETF全銘柄一覧・用語集、Global X Japanの465Aの交付目論見書、日本経済新聞社の指数のページ、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングの野村株主還元70のルールブック、シンプレクス・アセット・マネジメントの2080の交付目論見書、資産運用業協会の用語集

銘柄の選び方:465Aと2529は株主還元の利回り、2080は運用会社の判断

株主還元(会社が得た利益を株主に返すこと)を測る計算は、465Aと2529で違います。465Aは株主還元利回り、2529はネット総還元利回りの上位から選びます。

465Aの株主還元利回りは、日経の指数のページでは「配当・自社株買い・債務返済の総額の3年平均を時価総額で割った値」です。

交付目論見書では、配当総額は3期分で、過去2期分の実績配当と日経の通期予想配当から計算します。自社株買い(会社が自社の株を買い取ること)は、過去3年間の買い付け総額です。この計算による株主還元利回りの上位40銘柄を選ぶ仕組みです。

2529は、配当と自社株買いの過去3年平均から、増資(新しく株を発行して資金を集めること)などの過去3年平均を引きます。その額を時価総額で割った値が、ネット総還元利回りです。

引く対象には、会社が保有する自社の株を処分した総額も含まれます。ネット総還元利回りの上位70銘柄が、指数の構成銘柄になります。

2080は、利益水準や財務状況、取引所での売買のされ方などを見ます。運用会社独自の観点で総合的に判断し、投資する銘柄を選びます。

投資した銘柄のPBRが1倍を超えた場合も、保有を継続するか売るかを判断します。保有を継続すると、PBRが1倍を超えた状態の銘柄を長期にわたって持つことがあります。

PBR1倍割れの解消が大きく進んだ環境では、PBRの水準ではなく、「PBRの更なる上昇が見込めるような、資本コストと株価を意識した銘柄」から選ぶとしています。

下の図2は、株主還元を測る計算と、2080が銘柄選びの手がかりにするPBRを示したものです。

銘柄を選ぶときに使う値の計算 465Aの株主還元利回りは、配当・自社株買い・債務返済の総額の3年平均を時価総額で割った値(配当は過去2期分の実績と日経の通期予想)。2529のネット総還元利回りは、配当と自社株買いの過去3年平均から増資などの過去3年平均を引いた額を時価総額で割った値。2080のPBRは、株価を1株あたり純資産で割った値で、1倍未満の銘柄から選ぶ。 選ぶときに使う値の計算 465Aの株主還元利回り 配当・自社株買い・債務返済の総額の3年平均を、時価総額で割った値(配当は過去2期分の実績と日経の通期予想) 2529のネット総還元利回り 配当と自社株買いの過去3年平均から、増資などの過去3年平均を引いた額を、時価総額で割った値 2080で使うPBR 株価を1株あたり純資産で割った値(1倍未満の銘柄から選ぶ) 465Aの値は日本経済新聞社の指数のページと交付目論見書、2529の値は野村の指数のルールブック、2080のPBRは交付目論見書の説明です。
図2 銘柄を選ぶときに使う値の計算。465Aと2529は株主還元の利回り、2080はPBRを使います。

465Aと2529は株主還元の利回りの上位から決まった数を選び、2080は運用会社が利益水準や財務状況などを見て選びます。

参照:Global X Japanの465Aの交付目論見書、日本経済新聞社の指数のページ、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングの野村株主還元70のルールブック、シンプレクス・アセット・マネジメントの2080の交付目論見書、JPXの用語集

比率と見直し、上位10銘柄はどう違う?

465Aの指数は、時価総額と株主還元利回りによって比率を決め、銘柄ごとの上限を8%とします。日経の指数のページでの名称は「時価総額×利回りウエート方式」です。

2529の指数は、年1回の銘柄の見直しの基準日のデータで、浮動株調整時価総額に比例して比率を決めます。比率を決めるときの銘柄ごとの上限は2%です。2080では、運用会社が投資割合を決めます。

465Aの銘柄の見直しは年2回で、1月と7月の第7営業日(月の初めから数えて7番目の営業日)です。2529は年1回、2月第一営業日(2月の最初の営業日)に見直します。

465Aの2026年7月9日の定期入れ替えでは、12銘柄を採用しました。三井物産・丸紅などの11銘柄を除外しています。

日経平均株価の定期見直しの影響で、入れ替え前は39銘柄でした。この定期入れ替えで40銘柄に戻りました。

8%と2%は、指数の比率を決めるときの上限です。465Aと2529の月次レポートにある組入比率は、ETFの純資産総額(費用などを差し引いた、ETF全体の大きさ)に対する比率で、この上限とは別の数字です。

465Aの組入上位10銘柄は、2026年9月30日時点で次のとおりです。

  • キヤノン:7.95%
  • ブリヂストン:7.13%
  • デンソー:7.08%
  • 三菱商事:6.88%
  • セブン&アイ・HLDGS:6.39%
  • INPEX:5.25%
  • 富士通:4.27%
  • 日本郵船:4.18%
  • 川崎汽船:3.85%
  • ENEOSホールディングス:3.71%

上位10銘柄の比率の合計は56.70%です。この合計は、月次レポートに記載されています。

2529の組入上位10銘柄は、2026年9月30日時点で次のとおりです。

  • リクルートホールディングス:3.2%
  • 京セラ:2.8%
  • 味の素:2.6%
  • 日本郵政:2.6%
  • 小松製作所:2.5%
  • 日本郵船:2.4%
  • 商船三井:2.3%
  • 三菱商事:2.2%
  • ENEOSホールディングス:2.1%
  • 日本たばこ産業:2.1%

上位10銘柄の比率の合計は24.6%です。この合計も、月次レポートに記載されています。

2080の組入上位10銘柄は、2026年10月30日時点で次のとおりです。

  • トヨタ自動車:4.99%
  • 三井住友フィナンシャルグループ:4.96%
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ:4.93%
  • みずほフィナンシャルグループ:4.61%
  • ゆうちょ銀行:3.40%
  • パナソニックホールディングス:2.65%
  • 住友商事:2.48%
  • 本田技研工業:2.45%
  • MS&ADインシュアランスグループホールディングス:2.29%
  • 日本郵政:2.07%

上位10銘柄の比率の合計は34.83%です。これは月次レポートにある合計ではなく、掲載された比率を足した値です。

JPXの東証上場銘柄一覧(2026年10月31日)にある33業種の分け方では、銀行業と保険業に当たる銘柄と、日本郵政の業種は次のとおりです。

  • 三井住友フィナンシャルグループ:銀行業
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ:銀行業
  • みずほフィナンシャルグループ:銀行業
  • ゆうちょ銀行:銀行業
  • MS&ADインシュアランスグループホールディングス:保険業
  • 日本郵政:サービス業

銀行業が4銘柄、保険業が1銘柄で、この5銘柄の比率を足すと20.19%です。サービス業の日本郵政は、2529の上位10銘柄にも入っています。

下の図3は、上位10銘柄の比率の合計と、465A・2529の銘柄ごとの上限を示したものです。

組入上位10銘柄の比率の合計 月次レポートにある組入上位10銘柄の比率の合計は、465Aが56.70%(2026年9月30日)、2529が24.6%(2026年9月30日)、2080が34.83%(2026年10月30日。月次レポートの10銘柄を足した値)。指数の比率を決めるときの銘柄ごとの上限は、465Aが8%、2529が2%(2529は年1回の見直しのときに比率を決める)。 組入上位10銘柄の比率の合計 465A 56.70% 2026年9月30日・指数の上限8% 2529 24.6% 2026年9月30日・見直しのときの上限2% 2080 34.83% 2026年10月30日・足した値 8%と2%は、指数の比率を決めるときの銘柄ごとの上限です。棒は月次レポートにあるETFの組入比率の合計です。2080には、連動を目指す指数がありません。
図3 組入上位10銘柄の比率の合計。465Aは56.70%、2529は24.6%(どちらも2026年9月30日)、2080は34.83%(2026年10月30日・足した値)です。

指数の比率を決めるときの上限は465Aが8%、2529が2%です。月次レポートの上位10銘柄の比率の合計は、465Aが56.70%、2529が24.6%です。

参照:Global X Japanの465Aの交付目論見書・465Aの月次レポート、日本経済新聞社の指数のページ・定期入れ替えのお知らせ、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングの野村株主還元70のルールブック、シンプレクス・アセット・マネジメントの2080の交付目論見書・2080の月次レポート、野村アセットマネジメントの2529の月次レポート、JPXの東証上場銘柄一覧、資産運用業協会の用語集

信託報酬と分配金:2080は信託報酬が年率0.99%で、分配金の基準日は年1回

信託報酬(運用と管理の対価として支払われる費用)は、次のとおりです。いずれも、JPXの銘柄詳細資料にある税込の年率です。

  • 465A:年率0.3025%
  • 2529:年率0.308%
  • 2080:年率0.99%

3本とも、株などを貸し出したときに受け取る料金の一部を信託報酬に加えます。加える割合は、465Aが55%以内、2529が44%以内、2080が55%以内で、いずれも税込です。

総経費率(運用・管理にかかった費用を、年率で示した割合)も資料にあります。3本の値は、計算した期間がそろっていません。

  • 465A:0.38%。運用会社の資料で、対象期間は2025年11月21日〜2026年4月4日です。
  • 2529:0.37%。JPXのETF Databaseの値です。
  • 2080:1.13%。JPXのETF Databaseの値です。

ETF Databaseの値は、「2025年12月末時点において算出している直近の総経費率」です。465Aの資料では、運用管理費用の比率とその他の費用の比率の合計で、売買委託手数料などは原則として除いています。

分配金(運用で得た収益を、決算ごとに分けるお金)の基準日は、465Aと2529が年4回です。2080は年1回で、具体的な日は次のとおりです。

  • 465A:1・4・7・10月の各4日です。
  • 2529:1・4・7・10月の各7日です。
  • 2080:9月10日です。

2529の交付目論見書には「売買益が生じても、分配は行ないません。」とあります。2080も、売買益が生じても分配は行わないとしています。

NISAの成長投資枠は、3本ともJPXの資料で対象です。資産運用業協会の対象商品リストにも載っています。

純資産総額は、月次レポートでは次のとおりです。

  • 465A:114.66億円(2026年9月30日)
  • 2529:384.8億円(2026年9月30日)
  • 2080:11,945百万円(2026年10月30日)

下の図4は、信託報酬と分配金の基準日、NISAの成長投資枠の扱いを並べたものです。

信託報酬と分配金の基準日 信託報酬(税込)は465Aが年率0.3025%、2529が年率0.308%、2080が年率0.99%。分配金の基準日は、465Aが年4回(1・4・7・10月の各4日)、2529が年4回(1・4・7・10月の各7日)、2080が年1回(9月10日)。JPXの銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)の値。3本ともNISAの成長投資枠の対象。 信託報酬と分配金の基準日 465A 信託報酬 年率0.3025% 分配金の基準日 年4回(1・4・7・10月の各4日) 2529 信託報酬 年率0.308% 分配金の基準日 年4回(1・4・7・10月の各7日) 2080 信託報酬 年率0.99% 分配金の基準日 年1回(9月10日) 信託報酬は税込で、JPXの銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)の値です。3本ともNISAの成長投資枠の対象です。
図4 信託報酬と分配金の基準日。2080は信託報酬が年率0.99%で、分配金の基準日は年1回です。

株主還元やPBRを名前に掲げる日本株のETFを比べるときは、次の順に資料を見ると、作りの違いが分かります。

  1. JPXの銘柄詳細資料で、対象指標の欄と、アクティブ運用型かどうかを見る
  2. 指数に連動するETFは、指数の資料で、銘柄を選ぶ範囲と除く業種を見る
  3. 比率の上限と、銘柄の見直しの時期を見る
  4. 運用会社の月次レポートで、組入上位10銘柄とその日付を見る

信託報酬は465Aが年率0.3025%、2529が年率0.308%、2080が年率0.99%です。分配金の基準日は465Aと2529が年4回、2080が年1回です。

参照:JPXの銘柄詳細資料・ETF Database、Global X Japanの465Aの交付目論見書・465Aの総経費率・465Aの月次レポート、野村アセットマネジメントの2529の交付目論見書・2529の月次レポート、シンプレクス・アセット・マネジメントの2080の交付目論見書・2080の月次レポート、資産運用業協会の成長投資枠対象商品リスト・用語集

名前に「株主還元」と付く2本でも、上位10銘柄で重なるのは3銘柄

ここからは、確かめた資料の記載を並べて言える範囲をまとめたもので、3本の優劣や値動きの見通しを示すものではありません。

もとにした事実は、次の4つです。

  • 465Aの指数は、日経平均株価の構成銘柄から金融と不動産を除き、株主還元利回りの上位40銘柄を選びます。
  • 2529の指数は、国内の上場銘柄から金融を除き、ネット総還元利回りの上位70銘柄を選びます。
  • 株主還元を測る計算は異なり、465Aは債務返済を含め、2529は増資などを引きます。
  • 2026年9月30日の組入上位10銘柄で、2本に共通するのは三菱商事・日本郵船・ENEOSホールディングスです。

下の図5は、3本の組入上位10銘柄の重なりを示したものです。

組入上位10銘柄の重なり 組入上位10銘柄で、465Aと2529に共通するのは三菱商事・日本郵船・ENEOSホールディングスの3銘柄。2529と2080に共通するのは日本郵政の1銘柄。465Aと2080に共通する銘柄は無い。465Aと2529は2026年9月30日、2080は2026年10月30日の月次レポートの上位10銘柄。 組入上位10銘柄の重なり 465Aと2529に共通 3銘柄 三菱商事・日本郵船・ENEOSホールディングス 2529と2080に共通 1銘柄 日本郵政 465Aと2080に共通 なし 共通する銘柄はありません 465Aと2529は2026年9月30日、2080は2026年10月30日の月次レポートの上位10銘柄です。
図5 3本の組入上位10銘柄の重なり(推論)。465Aと2529に共通するのは3銘柄です。

名前に同じ「株主還元」が付く2本でも、銘柄を選ぶ範囲と株主還元の測り方、銘柄の数が違います。2026年9月30日の上位10銘柄で2本に共通するのは3銘柄で、残る7銘柄ずつは別の銘柄です。

名前に「株主還元」と付く465Aと2529でも選び方が違い、上位10銘柄で重なるのは3銘柄です。

株主還元という同じ言葉が名前に入っていても、上位10銘柄が3銘柄しか重ならないのは、並べてみて初めて気づきました。

参照:Global X Japanの465Aの交付目論見書・465Aの月次レポート、日本経済新聞社の指数のページ、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングの野村株主還元70のルールブック、野村アセットマネジメントの2529の月次レポート、シンプレクス・アセット・マネジメントの2080の月次レポート

この記事で言えないこと

  • 465Aの指数の細かい計算(利回りの重みの付け方など)は書いていません。日本経済新聞社の算出要領は今回の手順では文字を読み取れず、資料と照らせなかったためです。
  • 2080の全保有銘柄の数と、全体の業種の内訳は書いていません。今回確かめた2080の月次レポートには、組入比率が上位10銘柄までしか載っていないためです。
  • 3本の値動きと分配金の額は比べていません。記事の範囲を、銘柄の選び方・比率・費用・分配金の基準日に絞ったためです。

数値の基準日

JPXの3本の銘柄詳細資料
2026年2月27日
465Aと2529の月次レポート
2026年9月30日
2080のマンスリーレポート
2026年10月30日
野村株主還元70のルールブック
2026年10月9日
日経の指数のページ・用語集・成長投資枠の一覧を取得した日(この記事を書いた日)
2026年11月5日

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出典

Sho
Sho

業務系SEとして、長年システムを作ってきました。

ETFを買う前に、目論見書と月次レポートを毎回読みます。元の仕様を見ないと気が済まないからです。

このサイトでは、運用会社やJPXの資料で数字を確かめて、ETFの違いを書いています。特定の銘柄の売買は勧めていません。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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