ETFの純資産総額は何日の値か|JPXの資料と運用会社の月次レポートで確かめる手順

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itcareer40.jpETFの基礎純資産総額の日付

S&P500の為替ヘッジありのETFを純資産総額で比べようとすると、450AはJPXの銘柄詳細資料で30億円です。一方、運用会社の月次レポートでは12,678.04百万円(約127億円)。同じETFでも、日付の違う値どうしを比べると約4.2倍です。

この30億円と12,678.04百万円は、値の日付が違います。JPXの資料は『2026年2月27日 現在』、月次レポートは2026年9月30日。2026年10月10日に取得した7本のJPX資料は、すべて同じ『2026年2月27日 現在』でした。

日付の違う値を並べると、大小の順が変わることがあります。JPX資料では450A(30億円)が最小で、次は2086(145億円)。運用会社の資料で9月30日の値がそろう6本では、2086(約120億円)が最小で、450A(約127億円)が次です。

このサイトの記事でも、JPXの資料の純資産総額を、そのまま並べていたことがありました。資料の中の日付を見るまで、2月の値だとは気づいていませんでした。

コード JPX銘柄詳細資料(2026年2月27日現在) 運用会社の資料の値 その資料の日付 運用会社の資料
450A 30億円 12,678.04百万円 2026年9月30日 月次レポート
2086 145億円 11,957,269,160円 2026年9月30日 基準価額データ(CSV)
2248 255億円 298億円 2026年9月30日 月次レポート
2563 885億円 74,897.38百万円 2026年8月31日 ファクトシート
2630 482億円 379.37億円 2026年9月30日 月次レポート
2634 339億円 415.2億円 2026年9月30日 月次レポート
2521 468億円 437.6億円 2026年9月30日 月次レポート

運用会社の資料では、2563だけ2026年8月31日の値です。残る6本は2026年9月30日で、資料の日付がすべてそろっているわけではありません。

純資産総額を確認する手順は、次のとおりです。

  1. JPXの銘柄詳細資料で、純資産総額が何日の値かを見る。
  2. 運用会社の月次レポートなどで、新しい日付の値を見る。
  3. 単位をそろえてから、純資産総額を比べる。

450Aの純資産総額(JPX 銘柄詳細資料・2026年2月27日現在)

30億円

450Aの純資産総額(運用会社の月次レポート・2026年9月30日)

12,678.04百万円

JPX 銘柄詳細資料の「1.概要」の日付(2026年10月10日に取得した7本とも)

2026年2月27日

手順1:JPX の銘柄詳細資料の純資産総額は、何日の値か?

JPXの銘柄詳細資料では、「1.概要」の横にある日付が純資産総額の日付です。2026年10月10日に取得した7本は、すべて『2026年2月27日 現在』でした。

銘柄詳細資料は、JPXがETFごとに公開しているPDFです。資料を開くと、「1.概要」に純資産総額の欄があります。450Aなら30億円、2086なら145億円です。

ただし、同じPDFでも、すべての項目が同じ日付とは限りません。「3.ファンド組入銘柄」の欄には、別の日付が書かれています。

  • 450A・2086・2248・2630・2634:『2025年12月30日 現在』
  • 2563:『2025年12月31日 現在』
  • 2521:『2025年7月31日 現在』

資料には『当資料は、更新日現在の内容です。』という記載もあります。実際に純資産総額を読む際は、「3.ファンド組入銘柄」ではなく、「1.概要」に付いている日付が対応します。

参照:JPX 銘柄詳細資料 450A(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2086(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2248(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2563(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2630(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2634(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2521(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)

手順2:運用会社の資料では、何日の値が載っているか?

運用会社の資料にも純資産総額の日付が書かれており、7本のうち6本は2026年9月30日、2563は2026年8月31日の値でした。

資料の名前も日付の書き方も、運用会社ごとに違います。月次レポートやファクトシートには、次のような記載があります。

  • ステート・ストリート:『基準日:2026年9月30日』
  • 大和アセットマネジメント:『2026年9月30日現在』
  • ブラックロック・ジャパン:『データ時点(運用実績、ポートフォリオ内訳、純資産、配当利回り): 2026年08月31日.』
  • 三菱UFJアセットマネジメント:『09月30日現在』
  • 野村アセットマネジメント・アモーヴァ・アセットマネジメント:『2026年9月30日』

2086には、2026年8月31日を基準とする月次レポートのほか、日付ごとの基準価額データ(CSV)があります。2026/09/30の行には、純資産総額が記録されています。

資料名が同じ月次レポートでも、日付の表示方法は統一されていません。資料の中に記載された日付を確認すれば、JPXの資料とは異なる基準日の値であることが分かります。

参照:ステート・ストリート 450A 月次レポート(2026年9月30日基準・2026年10月10日取得)、農林中金全共連アセットマネジメント 2086 基準価額データ(CSV)(2026年9月30日の行・2026年10月10日取得)、農林中金全共連アセットマネジメント 2086 月次レポート(2026年8月31日基準・2026年10月10日取得)、大和アセットマネジメント 2248 月次レポート(2026年9月30日現在・2026年10月10日取得)、ブラックロック・ジャパン 2563 ファクトシート(2026年8月31日時点・2026年10月10日取得)、三菱UFJアセットマネジメント 2630 月次レポート(2026年9月30日現在・2026年10月10日取得)、野村アセットマネジメント 2634 月次レポート(2026年9月30日・2026年10月10日取得)、アモーヴァ・アセットマネジメント 2521 月次レポート(date=202610)(2026年9月30日・2026年10月10日取得)

手順3:単位はそろっているか?

純資産総額の単位は資料ごとに違うため、億円などの同じ単位に直してから比較します。

JPXの銘柄詳細資料は億円ですが、運用会社の資料では表記が分かれます。

  • 億円:大和・三菱UFJ・野村・アモーヴァ
  • 百万円:ステート・ストリート、農林中金全共連アセットマネジメントの月次レポート
  • 『ファンドの純資産 (M) : 74,897.38 JPY』:ブラックロック・ジャパン
  • 単位の記載なし:農林中金全共連アセットマネジメントの基準価額データ(CSV)

億円未満を四捨五入すると、次の値になります。

  • 約127億円|450A:2026年9月30日の12,678.04百万円を換算した値です。
  • 約120億円|2086:2026年9月30日の11,957,269,160円を換算した値です。
  • 約749億円|2563:2026年8月31日の74,897.38百万円を換算した値です。資料の表記は『(M) : 74,897.38 JPY』で、(M) を百万と読みました。

2086のCSVでは、列名が『純資産総額』となっていますが、単位の記載はありません。2026/08/31の行にある11825933842を円の単位と仮定し、100万で割って百万円未満を四捨五入すると11,826百万円です。同じ日の月次レポートの11,826百万円と一致するので、CSVの純資産総額は円の単位と読めます。

参照:ステート・ストリート 450A 月次レポート(2026年9月30日基準・2026年10月10日取得)、農林中金全共連アセットマネジメント 2086 基準価額データ(CSV)(2026年9月30日の行・2026年10月10日取得)、農林中金全共連アセットマネジメント 2086 月次レポート(2026年8月31日基準・2026年10月10日取得)、大和アセットマネジメント 2248 月次レポート(2026年9月30日現在・2026年10月10日取得)、ブラックロック・ジャパン 2563 ファクトシート(2026年8月31日時点・2026年10月10日取得)、三菱UFJアセットマネジメント 2630 月次レポート(2026年9月30日現在・2026年10月10日取得)、野村アセットマネジメント 2634 月次レポート(2026年9月30日・2026年10月10日取得)、アモーヴァ・アセットマネジメント 2521 月次レポート(date=202610)(2026年9月30日・2026年10月10日取得)

つまずきやすいところは?

つまずきやすいのは、資料の中の日付と単位、URLに年月が入っていない資料、URLの年月と基準日の月が違う資料です。

資料を確認する際に、次のような違いがあります。

  • 同じJPX資料でも日付が違います。 「1.概要」と「3.ファンド組入銘柄」では、記載された日付が異なります。
  • URLだけでは資料の日付が分からない場合があります。 野村・三菱UFJ・農林中金全共連の月次レポートにはURLに年月が入っていますが、ステート・ストリート・大和・ブラックロックの資料と、農林中金全共連の基準価額データ(CSV)には入っていません。
  • URLの年月と基準日の月が一致しない例があります。 アモーヴァの2521は、date=202610の版が2026年9月30日、date=202609の版が2026年8月31日の値です。
  • 日付の違う値を比べると、大小の順が変わることがあります。 JPX資料では450Aが2086より小さい一方、運用会社の2026年9月30日の値では2086が450Aより小さくなっています。
  • すべての資料の日付がそろっているわけではありません。 2563のファクトシートは2026年8月31日で、ほかの6本の2026年9月30日とは異なります。

とくにURLの年月だけで資料の日付を判断すると、アモーヴァの例では基準日の月を取り違えます。資料そのものに記載された日付と、純資産総額の単位を確認することで、比較している数字の条件が明確になります。

参照:JPX 銘柄詳細資料 450A(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2086(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2248(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2563(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2630(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2634(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、JPX 銘柄詳細資料 2521(2026年2月27日現在・2026年10月10日取得)、ステート・ストリート 450A 月次レポート(2026年9月30日基準・2026年10月10日取得)、農林中金全共連アセットマネジメント 2086 基準価額データ(CSV)(2026年9月30日の行・2026年10月10日取得)、農林中金全共連アセットマネジメント 2086 月次レポート(2026年8月31日基準・2026年10月10日取得)、大和アセットマネジメント 2248 月次レポート(2026年9月30日現在・2026年10月10日取得)、ブラックロック・ジャパン 2563 ファクトシート(2026年8月31日時点・2026年10月10日取得)、三菱UFJアセットマネジメント 2630 月次レポート(2026年9月30日現在・2026年10月10日取得)、野村アセットマネジメント 2634 月次レポート(2026年9月30日・2026年10月10日取得)、アモーヴァ・アセットマネジメント 2521 月次レポート(date=202610)(2026年9月30日・2026年10月10日取得)、アモーヴァ・アセットマネジメント 2521 月次レポート(date=202609)(2026年8月31日・2026年10月10日取得)

3行の要約

  • JPXの銘柄詳細資料では、「1.概要」の横にある日付が純資産総額に対応します。
  • 運用会社の月次レポートやファクトシートでも、資料内の日付を確認できます。
  • この7本では、日付の違う値を並べると、純資産総額の大小の順が変わりました。

この記事で言えないこと

  • JPXの銘柄詳細資料がいつ更新されるかは書いていません。資料に更新の時期が書かれていないためです。
  • 純資産総額が増えた・減った理由は書いていません。取得した資料の記載だけでは、増減の理由を特定できないためです。
  • 2563の2026年9月30日の値は書いていません。取得したファクトシートが2026年8月31日時点の版だったためです。

数値の基準日

資料を取得した日
2026年10月10日
JPX 銘柄詳細資料の「1.概要」の日付
2026年2月27日
運用会社の資料の日付(2563 を除く6本)
2026年9月30日
2563 のファクトシートの日付
2026年8月31日

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出典

Sho
Sho

業務系SEとして長年

計画・リスク管理・数値設計を軸に、
ETFの情報整理から投資判断までをテンプレ化・自動化してきた。

新NISAの時代だからこそ、
感情よりも「仕組み」で迷わない投資を。

—— 焦らず、ブレず、仕組みで勝つ。

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