itcareer40.jp銘柄を知る2561
2561は、日本の国債に投資するETFです。ETFとは、証券取引所に上場する投資信託です。国債は、国がお金を借りるために発行する債券です。
2561の保有銘柄数(持っている銘柄の数)は、2026年10月16日時点で273です。このETFを、東京証券取引所で日本株と同じように日本時間で、1口から売買できます。
2561は何に投資していて、分配金(運用で得た収益を、口数に応じて決算ごとに投資家へ分けるお金)はいつの決算で、いくら出ていますか。金利が動いたときの運用成果への影響や、費用とNISAの扱いはどうなっていますか。
国債のETFなら、値段はほとんど動かないものだと思っていました。資料を並べると、値段は金利の影響を受け、分配金は受取利息などの収益から出す方針で、分けて読むものでした。
2561は、何に投資するETFですか
2561は、FTSE日本国債インデックスへの連動を目指すETFで、主として日本の国債に投資します。インデックスとは、特定の市場の動きを表す指標をいいます。
この指数は、日本銀行が保有している分と、財務省が償還した分を除いた日本国債で構成されます。償還までの残りの期間(満期日までの期間)が1年以上の国債が対象です。
指数では、対象となる国債を時価総額で加重平均します。時価総額の大きい国債ほど、指数の中で占める割合が大きくなる計算のしかたです。
| 項目 | 2561 |
|---|---|
| 正式な名前 | iシェアーズ・コア 日本国債 ETF |
| 運用会社 | ブラックロック・ジャパン |
| 連動を目指す指数 | FTSE日本国債インデックス |
| 主な投資先 | 日本の国債 |
| 設定日 | 2020年2月25日 |
| 基準価額(1口・2026年10月16日) | 1,974.07円 |
| 純資産総額(2026年10月16日) | 620.9億円 |
| 保有銘柄数(2026年10月16日) | 273 |
| 信託報酬(税込・年率) | 0.066%程度 |
| 決算日 | 毎年1月11日・4月11日・7月11日・10月11日(年4回) |
| 売買単位 | 1口 |
| NISA | 成長投資枠の対象(つみたて投資枠は対象外) |
- 連動を目指す:ファンドの値動きを指数の値動きに合わせることを目指すという意味です。
- 基準価額:日々算出される投資信託の価額です。
- 純資産総額:保有する資産を時価評価し、収入を加え、運用に必要な費用などを差し引いた金額です。
- 信託報酬:投資信託の運用や管理の対価として、投資信託財産から支払われる費用です。
- 決算日:投資信託の計算期間が終わり、損益などが確定する日です。
- 売買単位:証券取引所で売買するときに、銘柄ごとに定められた数量の単位です。
- 設定日:投資信託の運用が始まる日です。
表からは、ひとつの商品を通じて日本の国債をまとめて持つ作りが読み取れます。
2561は、日本の国債で構成されるFTSE日本国債インデックスへの連動を目指すETFです。
参照:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」商品ページ(2026年10月16日時点・2026年10月19日取得)、ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」投資信託説明書(交付目論見書)(2026年10月10日)、ブラックロック・ジャパン「2561」ファクトシート(2026年9月30日時点)、JPX「2561」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会「成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(リスト更新日の最新 2026年10月19日・2026年10月19日取得)
分配金は、いつの決算で、いくら出ていますか
2561の決算日は年4回で、毎年1月・4月・7月・10月の各11日です。分配は、受取利息などの配当等収益から経費等を引いた後の全額が原則です。ただし、将来の支払いと金額は保証されず、分配金が支払われない場合もあります。
| 権利確定日 | 分配金(1口当たり) |
|---|---|
| 2026年1月11日 | 6円 |
| 2026年4月11日 | 6円 |
| 2026年7月11日 | 6円 |
| 2026年10月11日 | 8円 |
直近4回の分配金は、合計26円です。商品ページの「過去12ヶ月分配金利回り」は、2026年10月16日時点で1.3171%です。
表の日付は権利確定日(JPXの資料では「分配金支払基準日」)で、お金が実際に支払われる日そのものではありません。表の分配金も過去12ヶ月分配金利回りも過去の実績で、将来の分配金が同じ額になることを示すものではありません。
2561の決算日は年4回で、直近4回の分配金は1口当たり合計26円です。
参照:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」商品ページ(2026年10月16日時点・2026年10月19日取得)、ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」ファンドデータ(分配金の履歴)(2026年10月19日取得)、ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」投資信託説明書(交付目論見書)(2026年10月10日)、JPX「2561」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会 用語集「分配金」(2026年10月19日取得)
金利は、2561の運用成果にどう影響しますか
国債などの債券の価格は、金利が上がれば下がり、金利が下がれば上がります。この金利の変動が、2561の運用成果に影響を与えます。
目論見書(ファンドの説明書)は、2561について「『個人向け国債』とは異なり、元金を割り込むことがあり、額面で償還される商品でもありません。」と示しています。投資したお金(元本)を下回ることがある、という意味です。JPXの資料の注意書きにも、「投資元本が保証されているものではありません。」という一文があります。
取引所での市場価格(取引所で実際に売買される値段)は、基準価額から離れることがあります。JPXの銘柄詳細資料でも、「市場価格(終値)」は基準価額とは別の欄に示されています。
金利が上がると債券価格は下がるため、その変動が2561の運用成果に影響します。
参照:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」投資信託説明書(交付目論見書)(2026年10月10日)、JPX「2561」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会 用語集「債券」(2026年10月19日取得)
2561の運用成果と分配金は、何で動くのですか
ここからは、この記事で確かめた資料から、そのまま導ける範囲の整理です。これからの値動きや分配金の額を示すものではありません。
- 2561が連動を目指す指数は、日本の国債だけで、残りの期間が1年以上のものを時価総額で重みづけしています。
- 債券の価格は金利が上がると下がり、下がると上がり、その変動が2561の運用成果に影響します。
- 分配金は、受取利息などの収益から経費等を引いた後の額を、原則として全額分配します。
2561の運用成果は持っている国債の価格を通じて金利の影響を受け、分配金は受取利息などの収益から経費等を引いた額を原則として全額分配する方針、という別々の関係として読めます。
参照:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」商品ページ(2026年10月16日時点・2026年10月19日取得)、ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」ファンドデータ(分配金の履歴)(2026年10月19日取得)、ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」投資信託説明書(交付目論見書)(2026年10月10日)、JPX「2561」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)
費用とNISAの扱いは、どうなっていますか
信託報酬は、商品ページと交付目論見書で税込年0.066%程度です。税抜では年0.0600%程度です。
総経費率は、運用・管理にかかった費用の総額をもとに、年率で表した参考値です。2561は0.08%で、内訳は運用管理費用の比率が0.07%、その他費用の比率が0.02%です。
なお、資料の掲載値では、内訳を足すと0.09%になり、総経費率の0.08%と一致しません。資料に丸め方の説明は無いため、どちらも掲載値のまま書いています。
対象となる計算期間は、2026年1月12日から2026年7月11日までです。年率換算した参考値であり、実際に発生した費用の比率とは異なります。
NISAでは成長投資枠の対象です。JPXの資料は2026年2月27日現在、ファクトシートのNISAの欄は2026年10月14日時点のデータです。
資産運用業協会の対象商品リストにも掲載されています。リスト更新日の最新は2026年10月19日で、つみたて投資枠は対象外です。
2561は東京証券取引所で売買でき、売買単位は1口です。東証のマーケットメイク制度の対象でもあります(JPXの資料、2026年2月27日現在)。
マーケットメイク制度は、マーケットメイカーが売りと買いの値段を示し、取引しやすくする仕組みです。
2561の信託報酬は税込年0.066%程度で、NISAでは成長投資枠の対象、つみたて投資枠の対象外です。
参照:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」商品ページ(2026年10月16日時点・2026年10月19日取得)、ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」投資信託説明書(交付目論見書)(2026年10月10日)、ブラックロック・ジャパン「2561」ファクトシート(2026年9月30日時点)、JPX「2561」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)、資産運用業協会「成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(リスト更新日の最新 2026年10月19日・2026年10月19日取得)
この記事で言えないこと
- これからの分配金の額は書いていません。分配金は保証されず、運用状況によっては支払われない場合もあるためです。
- 金利がこれからどう動くかは書いていません。この記事で使った資料に、金利の見通しが無いためです。
- 加重平均残存期間・実効デュレーション・平均利回りは書いていません。加重平均残存期間は資料に言葉の説明が無く、実効デュレーションと平均利回りは、この記事で扱う指数・分配金・費用・NISA の範囲の外のためです。
数値の基準日
- 商品ページ(基準価額・純資産総額・保有銘柄数・過去12ヶ月分配金利回り)
- 2026年10月16日
- 分配金の履歴(直近の権利確定日)
- 2026年10月11日
- 交付目論見書(投資のしかた・分配の方針・費用・金利の説明)
- 2026年10月10日
- 総経費率の計算期間
- 2026年1月12日から2026年7月11日
- ファクトシート(NISA の欄。他のデータ時点)
- 2026年10月14日
- JPX 銘柄詳細資料(NISA・マーケットメイク)
- 2026年2月27日
- 資産運用業協会の成長投資枠対象商品リスト(更新日)
- 2026年10月19日
次に読む
個人向け国債と、2561のような東証の日本国債ETFの違い(元本・途中で手放すとき・費用)は、1万円単位の個人向け国債と、東証の日本国債ETFは何が違うか|元本・途中で手放すとき・費用で扱っています。東証のほかの日本国債ETFと並べたものは、東証の日本国債ETFは何本あるか|JPXの債券の一覧にある12本を、年限と運用の仕方で並べるです。
出典
- ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」商品ページ(2026年10月16日時点・2026年10月19日取得)
- ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)」ファンドデータ(分配金の履歴)(2026年10月19日取得)
- ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア 日本国債 ETF」投資信託説明書(交付目論見書)(2026年10月10日)
- ブラックロック・ジャパン「2561」ファクトシート(2026年9月30日時点)
- JPX「2561」銘柄詳細資料(2026年2月27日現在)
- 資産運用業協会「成長投資枠対象商品リスト(上場ファンド)」(リスト更新日の最新 2026年10月19日・2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「ETF」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「分配金」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「純資産総額」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「基準価額」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「運用管理費用(信託報酬)」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「インデックス」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「決算日」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「債券」(2026年10月19日取得)
- JPX 用語集「売買単位」(2026年10月19日取得)
- JPX 用語集「国債」(2026年10月19日取得)
- JPX 用語集「残存期間」(2026年10月19日取得)
- 資産運用業協会 用語集「設定日」(2026年10月19日取得)

