1995年の1本から453本へ|東証のETFの本数が増えた年と減った年を、JPXの推移表で並べる

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itcareer40.jp年表東京証券取引所のETF

東京証券取引所のETFは毎年増えてきたのではなく、新規上場で増えた年もあれば、上場が終わった本数のほうが多くて減った年もあります。

東京証券取引所のETF(証券取引所に上場する投資信託)は、日本取引所グループ(JPX)の銘柄数のページで見ると、2026年10月23日に合計453本です。どれがいつからある銘柄なのか、本数がどう推移してきたのかは、この合計だけでは分かりません。

JPXの「ETF銘柄数推移表」には、1995年からの年ごとの新規上場・上場廃止(取引所への上場が終わること)・上場本数が載っています。次の表は、JPXのETF銘柄数推移表の数を、年ごとに並べたものです(*2026年は10月23日まで)。

年 新規上場 上場廃止 上場本数
1995 1本 0本 1本
2001 8本 0本 9本
2002 10本 0本 19本
2003 0本 0本 19本
2004 0本 3本 16本
2005 0本 2本 14本
2006 0本 0本 14本
2007 4本 0本 18本
2008 50本 0本 68本
2009 14本 0本 82本
2010 33本 3本 112本
2011 10本 0本 122本
2012 9本 0本 131本
2013 16本 0本 147本
2014 16本 0本 163本
2015 37本 5本 195本
2016 11本 1本 205本
2017 26本 1本 230本
2018 7本 14本 223本
2019 14本 21本 216本
2020 18本 2本 232本
2021 27本 9本 250本
2022 33本 3本 280本
2023 44本 15本 309本
2024 39本 6本 342本
2025 52本 3本 391本
2026* 64本 2本 453本

上場本数(2026年10月23日)

453本

JPXのETF銘柄数推移表

1995年の1本から、初めて100本を超えた2010年まで

15年

1995年から2010年

初めて300本を超えた2023年から、初めて400本を超えた2026年まで

3年

2023年から3年。2026年は10月23日まで

1995年の1本から、100本を超えるまでに何年かかりましたか

推移表では、1995年の1本から2010年の112本まで15年かかり、2008年の1年だけで50本が新たに上場しました。

2001年からの各行の上場本数は、前の行の本数に新規上場を足し、上場廃止を引いた数です。1995年の次の行は2001年で、1996〜2000年の行はありません。1995年から2010年までの年ごとの動きは、次のとおりです。

  • 1995年:1本から始まりました。
  • 2001年:新規上場8本で、上場本数は9本です。
  • 2002年:新規上場10本で、19本になりました。
  • 2003〜2006年:新規上場は0本が続き、2004年に3本、2005年に2本が上場廃止になりました。
  • 2007年:新規上場4本で、18本になりました(2005年と2006年は14本)。
  • 2008年:新規上場50本で、68本になりました。
  • 2009年:新規上場14本で、82本になりました。
  • 2010年:新規上場33本・上場廃止3本で、112本になりました。

2010年の112本で、初めて100本を超えました。下の図1は、上場本数を年ごとに並べ、100本ごとの節目を初めて超えた年に色を付けたものです。

東京証券取引所のETFの上場本数の推移 JPXのETF銘柄数推移表の上場本数。1995年は1本。初めて100本を超えたのは2010年(112本)、200本は2016年(205本)、300本は2023年(309本)、400本は2026年(453本。10月23日まで)。1995年の次の行は2001年で、1996〜2000年の行はない。 東京証券取引所のETFの上場本数(JPXの推移表) 100本 200本 300本 400本 1本 1995 112本 2010 205本 2016 309本 2023 453本 2026 1995年の次の行は2001年です(1996〜2000年の行はありません)。2026年は10月23日までの数です。
図1 JPXのETF銘柄数推移表の上場本数。濃い棒は、1995年の1本と、100本・200本・300本・400本を初めて超えた年です。

下の図2は、2001〜2010年の新規上場の本数を、年ごとに並べたものです。2003年から2006年までは0本が続き、2008年は50本でした。

2001〜2010年の新規上場の本数 JPXのETF銘柄数推移表の新規上場。2001年 8本、2002年 10本、2003年 0本、2004年 0本、2005年 0本、2006年 0本、2007年 4本、2008年 50本、2009年 14本、2010年 33本。2003〜2006年は0本が続き、2008年の1年で50本が上場した。 2001〜2010年の新規上場(JPXの推移表) 8本 01 10本 02 0本 03 0本 04 0本 05 0本 06 4本 07 50本 08 14本 09 33本 10 下の数字は西暦の下2けた 2003〜2006年は新規上場が0本の年が続き、2008年の1年で50本が上場しました。
図2 2001〜2010年の新規上場の本数。2008年だけで50本が新たに上場しました。

参照:JPXのETF銘柄数推移表

2018年と2019年は、上場廃止が新規上場を上回りました

2018年と2019年は上場廃止が新規上場を上回り、上場本数は2017年の230本から2019年の216本まで減りました。

推移表で上場本数が前の行より減ったのは、2004年・2005年・2018年・2019年の4つの年です。どれも上場廃止が新規上場を上回った年です。

2011年から2017年まで、新規上場は毎年9〜37本でした。2016年には205本となり、200本を超えています。

ところが、2017年の230本のあと、2018年と2019年は上場廃止の本数が新規上場を上回りました。年ごとの数は次のとおりです。

  • 2018年:新規上場7本・上場廃止14本で、223本に減りました。
  • 2019年:新規上場14本・上場廃止21本で、216本に減りました。

下の図3は、2015〜2026年の新規上場を右に、上場廃止を左に並べたものです。上場廃止の棒が新規上場より長いのは、2018年と2019年です。

2015〜2026年の新規上場と上場廃止 JPXのETF銘柄数推移表。2015年は新規上場37本・上場廃止5本、2016年は新規上場11本・上場廃止1本、2017年は新規上場26本・上場廃止1本、2018年は新規上場7本・上場廃止14本、2019年は新規上場14本・上場廃止21本、2020年は新規上場18本・上場廃止2本、2021年は新規上場27本・上場廃止9本、2022年は新規上場33本・上場廃止3本、2023年は新規上場44本・上場廃止15本、2024年は新規上場39本・上場廃止6本、2025年は新規上場52本・上場廃止3本、2026年は新規上場64本・上場廃止2本(2026年は10月23日まで)。2018年と2019年は上場廃止が新規上場を上回った。 新規上場と上場廃止(2015〜2026年) ← 上場廃止 新規上場 → 2015 5本 37本 2016 1本 11本 2017 1本 26本 2018 14本 7本 2019 21本 14本 2020 2本 18本 2021 9本 27本 2022 3本 33本 2023 15本 44本 2024 6本 39本 2025 3本 52本 2026* 2本 64本 色を付けた2018年と2019年は、上場廃止が新規上場を上回りました。* 2026年は10月23日までの数です。
図3 2015〜2026年の新規上場(右)と上場廃止(左)。2018年と2019年は、上場廃止が新規上場を上回りました。

上場廃止の理由は、JPXの上場廃止銘柄一覧で数えました。上場廃止銘柄一覧は2015年からで、2026年10月23日までに82本あります。理由の内訳は、次のとおりです。

  • 信託約款(投資信託の基本的な事項を定めたもの)に、信託期間(運用期間)の定めを設ける変更:57本
  • 外国ETFについて、一覧で「預託契約等その他の契約」の終了とされたもの:22本
  • 管理会社の申請:2本
  • 上場する全ての外国の取引所などでの上場廃止:1本

上場廃止が10本を超えた2018年・2019年・2023年の内訳は、次のとおりです。

  • 2018年の14本:預託契約などの終了10本・約款の変更4本
  • 2019年の21本:すべて約款の変更
  • 2023年の15本:預託契約などの終了10本・約款の変更3本・管理会社の申請2本

下の図4は、82本の上場廃止の理由を本数で並べ、2018年と2019年の内訳を添えたものです。

上場廃止の理由の内訳 JPXの上場廃止銘柄一覧の2015年から2026年10月23日までの82本。約款に信託期間の定めを設ける変更が57本、外国ETFの預託契約などの終了が22本、管理会社の申請が2本、上場する全ての外国の取引所などでの上場廃止が1本。2018年の14本は預託契約などの終了10本・約款の変更4本、2019年の21本はすべて約款の変更。 上場廃止の理由(2015年〜2026年10月23日の82本) 約款に信託期間の定めを設ける変更 57本 外国ETFの預託契約などの終了 22本 管理会社の申請 2本 上場する全ての外国の取引所などでの上場廃止 1本 2018年の14本:預託契約などの終了10本・約款の変更4本 2019年の21本:すべて約款の変更
図4 JPXの上場廃止銘柄一覧(2015年から)の理由を数えた結果。82本のうち57本は、約款に信託期間の定めを設ける変更です。

57本の理由は、一覧では「投資信託約款において投資信託契約の期間の定めが設けられる変更が行われたため。」と書かれています。約款で、運用を終える時期を決める変更です。

信託期間に定めのある投資信託は、満期になると資産を現金に換え、持っている分に応じて投資家に分配します。これが償還(運用が終わり、投資家にお金が返されること)です。下の図5は、上場廃止の理由になった約款の変更と、償還の意味を並べたものです。

約款に信託期間の定めを設ける変更と、償還 信託約款は投資信託の基本的な事項を定めたもの。信託期間(運用期間)の定めを設ける変更は、運用を終える時期を約款で決めること。JPXの上場廃止銘柄一覧では、理由として「期間の定めが設けられる変更が行われたため。」と書かれる。信託期間に定めのある投資信託は、満期になると資産を現金に換え、持っている分に応じて投資家に分配する(償還)。 「約款に信託期間の定めを設ける変更」とは 信託約款 投資信託の基本的な事項を定めたもの 信託期間(運用期間)の定めを設ける変更 運用を終える時期を約款で決める JPXの一覧の上場廃止の理由 「期間の定めが設けられる変更が行われたため。」 信託期間に定めのある投資信託は、満期になると資産を現金に換え、持っている分に応じて投資家に分配します(償還)。
図5 上場廃止の82本のうち57本の理由「期間の定めが設けられる変更」は、約款で運用を終える時期を決める変更です。

2015年より前の上場廃止の理由は、一覧に載っていません。推移表では、2004年に3本、2005年に2本、2010年に3本が上場廃止になっています。

2023年は上場廃止が15本ありましたが、同じ年に新規上場が44本あり、上場本数は309本に増えました。

参照:JPXのETF銘柄数推移表・上場廃止銘柄一覧、資産運用業協会の用語集・投資信託のガイドブック

2024年から2026年10月23日までに、上場本数は309本から453本になりました

2024年から2026年10月23日までに新規上場は155本、上場廃止は11本で、上場本数は309本から453本になりました。

2024年からの年ごとの動きは、次のとおりです。2026年の数は、推移表の10月23日の更新までのものです。

  • 2024年:新規上場39本・上場廃止6本で、342本になりました。
  • 2025年:新規上場52本・上場廃止3本で、391本になりました。
  • 2026年:10月23日までに新規上場64本・上場廃止2本で、453本になりました。

新規上場が60本を超えた年は、推移表では2026年だけです。JPXの新規上場の一覧では、一部の銘柄に「アクティブ運用型」の印があります。アクティブ運用型(連動する指標が無く、運用会社などが銘柄や配分を選ぶ型)のETFです。

この印がある新規上場は、2024年から順に6本・11本・15本でした。ETFの一覧と、レバレッジ型・インバース型の一覧を合わせて数えています。下の図6は、2024〜2026年の新規上場のうち、アクティブ運用型の印がある本数に色を付けたものです。

2024〜2026年の新規上場とアクティブ運用型 JPXのETF銘柄数推移表の新規上場は2024年39本・2025年52本・2026年64本(10月23日まで)。新規上場の一覧(ETFの一覧と、レバレッジ型・インバース型の一覧を合わせたもの)で「アクティブ運用型」の印がある銘柄は6本・11本・15本。上場廃止は6本・3本・2本。 2024〜2026年の新規上場と、アクティブ運用型 2024 39本 うちアクティブ運用型 6本・上場廃止 6本 2025 52本 うちアクティブ運用型 11本・上場廃止 3本 2026* 64本 うちアクティブ運用型 15本・上場廃止 2本 アクティブ運用型の印がある銘柄 * 2026年は10月23日までの数です。
図6 2024〜2026年の新規上場。濃い部分は、JPXの新規上場の一覧(ETFの一覧と、レバレッジ型・インバース型の一覧を合わせたもの)で「アクティブ運用型」の印がある銘柄です。

新規上場の一覧には、11月4日に上場予定の665A(iFreeETF 日本株累進高配当戦略)も載っています。推移表は10月23日の更新なので、665Aは推移表の2026年の数には入っていません。

300本を超えたのは2023年で、400本は2026年です。100本ごとの節目を初めて超えた年と、前の節目からの年数は、次のとおりです。

  • 2010年:112本(1995年から15年)
  • 2016年:205本(2010年から6年)
  • 2023年:309本(2016年から7年)
  • 2026年:453本(2023年から3年。2026年は10月23日まで)

下の図7は、100本ごとの節目を初めて超えた年と、前の節目からの年数を並べたものです。

100本ごとの節目と年数 1995年は1本。100本を超えたのは2010年(112本)で15年、200本は2016年(205本)で6年、300本は2023年(309本)で7年、400本は2026年(453本。10月23日まで)で3年。 100本ごとの節目と、前の節目からの年数 1995年 1本(始まり) 15年 2010年 112本(100本を超えた) 6年 2016年 205本(200本を超えた) 7年 2023年 309本(300本を超えた) 3年 2026年 453本(400本を超えた) 2026年は10月23日までの数です。
図7 上場本数が100本ごとの節目を初めて超えた年と、前の節目からの年数。初めて300本を超えた2023年から、初めて400本を超えた2026年までは3年でした。

参照:JPXのETF銘柄数推移表・新規上場銘柄(年間)・新規上場銘柄(年間・レバレッジ型・インバース型)・アクティブ運用型ETFの説明

まとめ:ETFの年表を3行で

  • 1995年の1本から始まり、2008年に50本が上場して、2010年に100本を超えました。
  • 2018年と2019年は上場廃止が新規上場を上回り、2年続けて本数が減りました。
  • 2024年から2026年10月23日までは上場廃止が年6本以下で、上場本数は453本になりました。

本数の推移から、何が言えますか

上場本数の動きは、新規上場の本数と、同じ年の上場廃止の本数の両方で決まってきました。

453本という今の数だけを見ていたので、2018年と2019年に本数が減っていたことは、推移表を年ごとに並べるまで気づきませんでした。

ここからは、確かめた資料の記載を並べて言える範囲を整理したもので、本数の見通しを示すものではありません。

もとにした事実は、次の5つです。

  • 推移表の上場本数は、2001年からの各行で、前の行の上場本数に新規上場を足し、上場廃止を引いた数です。
  • 2018年と2019年は上場廃止が新規上場を上回り、上場本数が2年続けて減りました。
  • 2024年から2026年10月23日までの新規上場は155本、上場廃止は11本でした。
  • 同じ期間に、上場本数は309本から453本へ144本増えました。
  • 上場廃止の82本のうち57本は、約款に信託期間の定めを設ける変更によるものです。

上場本数は、新規上場と上場廃止の差で動きます。上場廃止が新規上場を上回った2018年と2019年には本数が減りました。2024年から2026年10月23日までは、新規上場と上場廃止の差と同じ144本、上場本数が増えました。

参照:JPXのETF銘柄数推移表・上場廃止銘柄一覧

この記事で言えないこと

  • 2022年と2023年のアクティブ運用型の本数は載せていません。JPXの一覧の行の数が推移表の新規上場と合わず、数え方を確かめられないためです。
  • 最初に上場したETFの銘柄名は書いていません。推移表には年ごとの本数しか載っていないためです。
  • 2015年より前の上場廃止の理由は書いていません。上場廃止銘柄一覧が2015年からで、それより前の理由が載っていないためです。

数値の基準日

JPXのETF銘柄数推移表(更新日)
2026年10月23日
JPXの新規上場銘柄(年間)2026年(更新日)
2026年10月23日
JPXの上場廃止銘柄一覧(更新日)
2026年10月20日
JPXのアクティブ運用型ETFの説明(更新日)
2026年10月20日
2024・2025年の一覧・用語集・ガイドブック(取得日)
2026年10月26日

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出典

Sho
Sho

業務系SEとして、長年システムを作ってきました。

ETFを買う前に、目論見書と月次レポートを毎回読みます。元の仕様を見ないと気が済まないからです。

このサイトでは、運用会社やJPXの資料で数字を確かめて、ETFの違いを書いています。特定の銘柄の売買は勧めていません。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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