11月に東証へ上場予定のETFは2本|中国AI関連株の671Aと、日本株累進高配当の665Aを資料で読む

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itcareer40.jp新規上場665A・671A

東京証券取引所に新しく上場する665Aと671Aのうち、名前に「中国AI関連株」と入る671Aは、中国本土の取引所にだけ上場する企業を含みません。

JPXの新規上場銘柄の一覧(2026年10月30日更新)では、11月に上場する予定のETF(証券取引所に上場する投資信託)は、665A(11月4日)と671A(11月30日)の2本です。671Aの投資対象は、香港証券取引所に上場する企業に限られます。

名前の「中国AI関連株」から、中国本土の大きな会社も入ると思っていたので、香港に上場する企業だけという条件は意外でした。

2本の主な点は、次の表のとおりです。運用の形の欄は、連動を目指す指数(特定の市場の動きを表す指標)があるかどうかの違いです。

項目 665A 671A
銘柄名 iFreeETF 日本株累進高配当戦略 NEXT FUNDS CSOP 中国AI関連株(香港上場)指数連動型上場投信
運用会社 大和アセットマネジメント 野村アセットマネジメント
運用の形 アクティブETF 指数に連動を目指すETF
上場日(予定) 2026年11月4日 2026年11月30日
最初の計算期間 2026年11月2日〜2027年4月4日 2026年11月26日〜2027年9月10日
分配金の基準日 毎年4月4日・10月4日(年2回) 毎年9月10日(年1回)
売買単位 1口 10口
信託報酬(税込) 0.4125%以内 0.385%以内
NISAの成長投資枠 対象(取扱可能日 2026年11月4日) 対象(取扱可能日 2026年11月30日)

11月に上場予定のETF(JPXの一覧・10月30日更新)

2本

665Aと671A

671Aの指数の銘柄数

20銘柄

香港証券取引所に上場する企業

10月30日更新のJPXの一覧で、11月に上場予定のETFは665Aと671Aの2本

JPXの一覧(2026年10月30日更新)では、11月に東京証券取引所へ上場する予定のETFは、665A(11月4日)と671A(11月30日)の2本です。

2026年11月1日の時点では、どちらも上場前です。

東京証券取引所が上場を承認したのは、665Aが2026年10月16日、671Aが2026年10月30日です。

NISAの成長投資枠は、資産運用業協会の一覧に2本とも載っています。一覧への追加日は、665Aが2026年10月16日、671Aが2026年10月30日です。

成長投資枠の取扱可能日は665Aが2026年11月4日、671Aが2026年11月30日で、どちらも上場日と同じ日になっています。

最初の計算期間は、665Aが2026年11月2日から始まります。671Aは2026年11月26日からで、いずれも上場予定日より前です。

下の図1は、上場の承認から上場予定日までの日程を示しています。

665Aと671Aの上場までの日程 2026年10月16日に665Aの上場を承認し成長投資枠の一覧に追加、2026年10月30日に671Aの上場を承認し一覧に追加。この記事を書いたのは2026年11月1日。665Aは2026年11月2日に最初の計算期間が始まり2026年11月4日に上場、671Aは2026年11月26日に最初の計算期間が始まり2026年11月30日に上場。どちらも上場日が成長投資枠の取扱可能日。 上場までの日程 2026年10月16日 665A 上場を承認・成長投資枠の一覧に追加 2026年10月30日 671A 上場を承認・成長投資枠の一覧に追加 この記事を書いた2026年11月1日 2026年11月2日 665A 最初の計算期間が始まる 2026年11月4日 665A 上場(成長投資枠の取扱可能日) 2026年11月26日 671A 最初の計算期間が始まる 2026年11月30日 671A 上場(成長投資枠の取扱可能日) 上場日はJPXの資料の予定の日付です。
図1 上場までの日程。665Aは2026年11月4日、671Aは2026年11月30日に上場する予定です(JPXの資料と資産運用業協会の一覧から)。

参照:JPXの新規上場銘柄の一覧・レバレッジ型・インバース型の一覧・上場承認のお知らせ・銘柄詳細資料、資産運用業協会の成長投資枠対象商品リスト

665Aは、累進配当が続くと運用会社が見込む日本株を選ぶアクティブETF

665Aは、累進配当が続くと運用会社が見込む日本株を選ぶアクティブETFで、連動を目指す指数はありません。

665Aは、大和アセットマネジメントのiFreeETF 日本株累進高配当戦略です。アクティブETF(連動の目標にする指数が無いETF)として、運用方針に沿って銘柄を選びます。

2026年10月16日現在の銘柄詳細資料には、選び方の3つの手順があります。まず、時価総額(株価に株式数を掛けた値)の大きい銘柄から、売買のしやすさも見て投資する範囲を決めます。

次に、時価総額や売買のしやすさなどを踏まえ、累進配当が続くと見込む候補を選びます。累進配当は、1株あたりの配当金を減らさず、維持か増やすことを基本にする配当の方針です。

最後の手順は、「今期予想配当利回りの水準を踏まえて組入銘柄を選定し」と記されています。

下の図2は、投資する範囲を決めてから、組み入れる銘柄を選ぶまでの手順です。

665Aの銘柄の選び方 665Aは、時価総額の大きい銘柄から売買のしやすさも見て投資する範囲を決め、累進配当が続くと運用会社が見込む候補を選ぶ。最後の手順は資料の言葉で「今期予想配当利回りの水準を踏まえて」組み入れる銘柄を選ぶ。連動を目指す指数は無い。 665Aの銘柄の選び方(アクティブETF) 時価総額の大きい銘柄から、売買のしやすさも見て、投資する範囲を決める 累進配当が続くと運用会社が見込む候補の銘柄を選ぶ 最後の手順は資料の言葉で「今期予想配当利回りの水準を踏まえて」組み入れる銘柄を選ぶ 連動を目指す指数はありません。
図2 665Aの銘柄の選び方。3つの手順で銘柄を選ぶアクティブETFです(JPXの665Aの銘柄詳細資料から)。

売買単位は1口です。信託報酬(運用と管理の対価として支払われる費用)は0.375%(税込0.4125%)以内です。665AのJPXの銘柄詳細資料は、この割合を年率とは書いていません。

分配金(運用で得た収益を、口数に応じて決算ごとに分けるお金)の基準日は、毎年4月4日と10月4日の年2回です。665Aの通常の計算期間は半年ごとで、それぞれこの基準日で終わります。

最初の計算期間は、2026年11月2日から2027年4月4日までです。

参照:JPXの銘柄詳細資料・上場承認のお知らせ

671Aは、香港に上場する中国のAI関連株20銘柄の指数に連動を目指す

671Aは、香港証券取引所に上場する中国・香港の企業から、時価総額の順位をもとにAI関連の20銘柄を選ぶ指数に連動を目指します。

671Aの運用会社は、野村アセットマネジメントです。銘柄名は、NEXT FUNDS CSOP 中国AI関連株(香港上場)指数連動型上場投信です。

連動を目指すのは、Solactive CSOP 中国AI関連株(香港上場)指数(税引後配当込み)です。香港の資産運用会社であるCSOP アセットマネジメントが、コンセプトを考えました。その考えに基づき、Solactiveが開発した指数です。

対象は香港証券取引所に上場し、Solactiveの分類で中国か香港に属する企業です。中国本土の取引所にだけ上場する企業は含みません。

AI ハードウェア・AI ソフトウェア・AI 活用アプリケーションの3つの分野が対象です。半導体・ソフトウェア・小売の企業を含みます。どの企業がどの分野に入るかは、算出要領の付録にある業種の分類で決まります。

銘柄を選ぶ日までの1か月と6か月の1日平均の売買代金が、どちらも2,000万米ドル以上であることも条件です。Chinese Military Companies List(CMC List。中国の軍事企業の一覧)に載る企業は除きます。

条件を満たす企業を時価総額の順に並べ、上位16銘柄は採用します。17〜24位に入っている今の構成銘柄は20銘柄になるまで残し、足りなければ順位が上の銘柄から足します。

比率は銘柄を選ぶ日の時価総額の大きさに応じて決め、1銘柄の比率は最大15%です。15%を超える分は、ほかの銘柄に配ります。

銘柄の入れ替えは年2回で、原則として2月と8月の第1水曜日です。銘柄を選ぶ日は、入れ替えの日が繰り下がる場合も、当初の予定日の20営業日前です。ここでの営業日は、算出要領では月曜日から金曜日です。

下の図3は、上場する場所や事業分野などの条件から、銘柄を選ぶ流れを示しています。

671Aの指数の銘柄の選び方 香港証券取引所に上場し、Solactiveの分類で中国か香港の企業のうち、AIの3つの分野に入り、銘柄を選ぶ日までの1か月と6か月の1日平均の売買代金が2,000万米ドル以上の企業が対象。CMC Listの企業は除く。時価総額の順に並べ、上位16銘柄は採用し、17〜24位の今の構成銘柄を20銘柄になるまで残し、足りなければ順位が上の銘柄から足す。比率は選ぶ日の時価総額で決め、1銘柄の比率は最大15%。入れ替えは年2回、原則として2月と8月の第1水曜日で、銘柄を選ぶ日は入れ替えの日が繰り下がる場合も当初の予定日の20営業日前。中国本土の取引所にだけ上場する企業は入らない。 671Aの指数の銘柄の選び方 香港証券取引所に上場し、Solactiveの分類で「中国」か「香港」の企業 AIの3つの分野(ハードウェア・ソフトウェア・活用アプリケーション) 銘柄を選ぶ日までの1か月と6か月の1日平均の売買代金が2,000万米ドル以上CMC Listの企業は除く 時価総額の順に並べ、上位16銘柄は採用17〜24位の今の構成銘柄を残して20銘柄に足りなければ順位が上の銘柄から足す 比率は選ぶ日の時価総額で決める1銘柄の比率は最大15% 入れ替えは年2回、原則として2月と8月の第1水曜日。銘柄を選ぶ日は、当初の予定日の20営業日前です。中国本土の取引所にだけ上場する企業は入りません。
図3 671Aが連動を目指す指数の銘柄の選び方(JPXの671Aの銘柄詳細資料と、Solactiveの指数の算出要領から)。

売買単位は10口です。信託報酬は0.35%(税込0.385%)以内です。

野村アセットマネジメントの商品ページは、この0.385%を「年率・税込」の値として書いています。

671Aの通常の計算期間は、毎年9月11日から翌年9月10日までです。分配金の基準日は、その最後の日の9月10日です。

最初の計算期間は、2026年11月26日から2027年9月10日までです。

中国の株を持つETFには、2026年10月15日に上場した650Aもあります。銘柄名は、グローバルX 中国半導体・トップ10 ETFです。

650Aの指数は、中国・香港・米国の取引所に上場する中国企業が対象です。半導体関連の時価総額上位10銘柄を選び、1銘柄の比率は最大30%です。

671Aとは、対象企業が上場する場所と、対象にする事業分野が異なります。下の図4は、両指数の対象と銘柄数、銘柄ごとの比率の上限を並べたものです。

671Aと650Aの指数の違い 671Aの指数は香港証券取引所に上場するAI関連の企業から時価総額の順位で20銘柄を選び、比率は銘柄を選ぶ日に決め、そのときの上限は1銘柄15%。650Aの指数は中国・香港・米国に上場する中国の半導体関連の時価総額上位10銘柄で、1銘柄の比率は最大30%。650Aは2026年10月15日に上場。 中国の株を持つ2本の指数 671A 香港証券取引所に上場 AI関連 時価総額の順位で20銘柄 選ぶ日の比率の上限は15% 650A 中国・香港・米国に上場 半導体関連 時価総額の上位10銘柄 1銘柄の比率は最大30% 650Aは2026年10月15日に上場したETFです。
図4 671Aと650Aの指数の違い。上場する取引所・分野・銘柄の数・1銘柄の比率の上限が違います(JPXの銘柄詳細資料と、671Aの指数の算出要領から)。

参照:JPXの銘柄詳細資料・ETF全銘柄一覧、野村アセットマネジメントの商品ページ・お知らせ、Solactiveの指数の算出要領

まとめ:11月の2本を3行で

  • 10月30日更新のJPXの一覧で11月に上場予定のETFは665A(11月4日)と671A(11月30日)の2本で、どちらも成長投資枠の一覧に載っています。
  • 665Aは累進配当が続くと運用会社が見込む日本株を選ぶアクティブETFで、売買単位は1口、分配金の基準日は年2回です。
  • 671Aは香港上場の中国のAI関連20銘柄の指数に連動を目指し、売買単位は10口、分配金の基準日は年1回です。

最初の分配金の基準日は、665Aが2027年4月4日、671Aが2027年9月10日

資料から言えるのは、最初の分配金の基準日が665Aは2027年4月4日、671Aは2027年9月10日だというところまでで、分配金の額は分かりません。

ここからは、確かめた資料の記載を並べて言える範囲を整理したもので、2本の優劣や値動きの見通しを示すものではありません。

もとにした事実は、次の4つです。

  • 665Aの最初の計算期間は、2026年11月2日から2027年4月4日までです。
  • 665Aの分配金の基準日は、毎年4月4日と10月4日です。
  • 671Aの最初の計算期間は、2026年11月26日から2027年9月10日までです。
  • 671Aの分配金の基準日は、毎年9月10日です。

下の図5は、上場予定日から最初の分配金の基準日までの期間を示しています。

上場から最初の分配金の基準日まで 665Aは2026年11月4日に上場し、最初の分配金の基準日は2027年4月4日。671Aは2026年11月30日に上場し、最初の分配金の基準日は2027年9月10日。最初の計算期間の途中には基準日が無い。分配金が出るかどうかと額は資料に無い。 上場から最初の分配金の基準日まで(推論) 665A 2026年11月4日 上場 2027年4月4日 最初の基準日 671A 2026年11月30日 上場 2027年9月10日 最初の基準日 最初の計算期間の途中には、基準日がありません。分配金が出るかどうかと、その額は資料に書かれていません。
図5 上場から最初の分配金の基準日まで(推論)。最初の基準日は、665Aが2027年4月4日、671Aが2027年9月10日です(JPXの銘柄詳細資料から)。

2本とも、最初の計算期間の途中には、分配金の基準日がありません。そのため、上場予定日のあと最初に来る分配金の基準日は、665Aが2027年4月4日、671Aが2027年9月10日です。分配金が出るかどうかと、その額は、資料に書かれていません。

参照:JPXの銘柄詳細資料

この記事で言えないこと

  • 671Aの指数の構成銘柄は書いていません。この記事で使った資料には、構成銘柄の名前が載っていないためです。
  • 上場したあとの値段や純資産総額は書いていません。この記事を書いた2026年11月1日の時点では、2本とも上場前のためです。
  • JPXの上場ETF一覧のNISAの欄は、2026年11月1日に見たとき671Aが空きでした。資産運用業協会の一覧には10月30日に載っているため、本文はその一覧で書いています。

数値の基準日

JPXの新規上場銘柄の一覧
2026年10月30日
671AのJPXの銘柄詳細資料・上場承認・野村アセットマネジメントのお知らせ
2026年10月30日
665AのJPXの銘柄詳細資料・上場承認
2026年10月16日
650AのJPXの銘柄詳細資料
2026年9月25日
671Aの指数の算出要領(英語)
2026年8月10日
商品ページ・成長投資枠の一覧・用語集を取得した日(この記事を書いた日)
2026年11月1日

次に読む

出典

Sho
Sho

業務系SEとして、長年システムを作ってきました。

ETFを買う前に、目論見書と月次レポートを毎回読みます。元の仕様を見ないと気が済まないからです。

このサイトでは、運用会社やJPXの資料で数字を確かめて、ETFの違いを書いています。特定の銘柄の売買は勧めていません。

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